動画広告の制作実績が豊富な大阪のおすすめ制作会社5選
インターネット環境が整備され、テレビだけでなくスマートフォンやタブレットなどの視聴デバイスが普及した近年においては、動画が身近な存在となり、広告の手法として「動画広告」を選択する企業も増えています。
動画はチラシなどの紙媒体の広告に比べ、伝えられる情報量が多い反面、制作にはそれ相応の費用と技術が必要になります。そのため、自社で動画を制作するのは現実的ではなく、映像制作会社に依頼するのが一般的でしょう。
本記事では、動画広告の制作実績が豊富な大阪の映像制作会社を5社ご紹介。代表的な動画広告の種類から費用相場などについても詳しく解説していきますので、動画広告の制作を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
動画広告の種類
代表的な動画広告の種類としては、次の4つが挙げられます。
比較項目 | テレビCM | TVer広告・アベマ広告 | YouTube広告 | SNS広告・Web広告 |
---|---|---|---|---|
特徴 | 一度に多くの 視聴者にリーチできる | テレビを見ない層にも リーチ可能 | 比較的低コストで始められる | 多種多様な 媒体・機能が存在 |
視聴デバイス | テレビ | コネクテッドTV タブレットスマートフォン PC | コネクテッドTV タブレット スマートフォン PC | スマートフォンPC |
動画広告は、制作する目的によって適した媒体が異なります。また、媒体ごとに規格や効果を得やすい構成も異なるため、動画広告を制作する際はまずどの媒体で出稿するのかを決め、その後で動画の構成を決めるようにしましょう。
では、それぞれの媒体の特徴や、どういった目的に適しているのかについて解説していきます。
テレビCM
テレビCMは最もオーソドックスな動画広告です。非常に広範囲の視聴者にリーチできるため、認知度を高めたい場合に向いています。ただし、そのぶん他の動画広告媒体と比べると出稿費用が高く、クオリティも高いものが求められることは覚えておきましょう。
テレビCMは出稿する時間帯や番組の種類を変えることで、異なるターゲット層へリーチできます。出稿する際は必ず広告代理店を経由する必要があるため、映像制作と代理店業を兼務している制作会社に依頼するとスムーズです。
TVer広告・ABEMA広告
近年急成長している動画配信プラットフォームであるTVer・ABEMA TVはともに、コネクテッドTVやタブレット、PCなどさまざまなデバイスで視聴されています。TVer広告・ABEMA広告はテレビCMの派生ともいえ、スキップされないことが特徴です。
TVerは民放テレビ局が運営する見逃し配信サービスで、好きな時間に好きな番組を見られます。決まった時間に見る必要がないため、テレビ離れが進む若者でも、お気に入りの番組だけはTVerで視聴することも少なくありません。
ABEMA TVはテレビ局からは独立し、オリジナルエピソードを24時間365日視聴できる「新しいテレビ媒体」として普及しています。見逃し配信も豊富でリアルタイムの放送時間に囚われる必要がないことから、やはりテレビ離れが進む層からも人気を集めています。
TVer広告・ABEMA広告はともに、DSPを使うことでテレビCMよりも細かくターゲティングできます。費用もテレビCMほど高額ではないため、配信対象を絞りたい場合におすすめです。
DSP(Demand-Side Platform)
広告出稿に関連するさまざまな業務を一元管理できる、広告配信者を対象としたプラットフォームのこと。代表的な機能にターゲティング、広告枠の買い付け、掲載面の管理などがあります。
YouTube広告
動画広告と聞くと、YouTube広告を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。YouTubeの月間アクティブユーザー数は日本国内だけでも7,000万人を超えるため、テレビに匹敵するほど普及している媒体だといえます。
YouTubeにはテレビやTVer・ABEMA TVと同じくエンターテインメントコンテンツも多いですが、ハウツー系やレクチャー系の動画コンテンツも多く投稿されているため、GoogleやYahoo!と同じく、検索媒体としても機能していることが特徴です。
ユーザーごとの年齢や性別、興味関心での細かいターゲティングだけでなく、リマーケティングもできるため、Web全体を使ったアプローチにも活用可能です。また、テレビCMやTVer広告・ABEMA広告と比べると、比較的低コストで始められます。
リマーケティング広告(リターゲティング広告)
自社サイトに訪れたユーザーに限定して再アプローチする手法のこと。Cookieによって情報を取得することで、興味関心の強いユーザーに繰り返し広告を表示できます。
SNS広告・Web広告
ここまで紹介した媒体以外にも、動画広告にはさまざまな配信媒体が存在します。代表的な媒体は次のとおりです。
- Tiktok
- GDN(Googleディスプレイネットワーク)
- YDA(Yahooディスプレイ広告)
最近では、ほとんどのSNSが動画広告のフォーマットを用意しており、GDNやYDAを使えば、Webサイトを閲覧しているユーザーに動画広告を表示することも可能です。
経営者やマネジメント層にアプローチするならFacebook、アパレル系商材ならInstagramが向いているなど、広告のターゲットや商材のジャンルによって適している媒体が異なることも覚えておきましょう。
動画広告の制作・出稿にかかる費用
動画広告の費用としては、次の2つが挙げられます。
- 動画制作にかかる費用
- 広告出稿にかかる費用
予算決めの際は、この両方を考慮しなければなりません。それぞれの費用相場を紹介するので、参考にしてください。
動画制作費用の相場
動画制作にかかる費用は、ロケの有無や動画に取り入れる技術、動画そのものの長さなどによって変動します。
30秒程度の動画を作る場合の相場は、50万円〜100万円程度。ナレーションやアニメーションを使用しない場合は、30万円程度に抑えることもできるでしょう。
このように、動画に取り入れる技術を削れば予算を抑えられますが、動画広告の成果は映像コンテンツのクオリティによって大きく左右されます。品質を担保するためにも、70万円〜100万円程度の予算は確保しておくと安心です。
広告出稿にかかる費用
広告出稿にかかる費用は、出稿する媒体によって大きく異なります。記事冒頭で紹介した媒体で成果を出すためには、最低でもそれぞれ下記程度の予算は確保しておきましょう。
テレビCM | TVer広告・アベマ広告 | YouTube広告 | SNS広告・Web広告 |
---|---|---|---|
数百万円~ | 数十万円~ | 数万円~ | 数万円~ |
とくにYouTube広告やその他のSNS広告・Web広告は、出稿自体は数百円から可能です。ただし、あまりに安すぎる予算では、期待するほどの効果は期待できません。配信費用は出稿目的や目指す成果によっても異なるため、広告代理店と相談することをおすすめします。
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動画広告制作を依頼する映像制作会社の選び方
クオリティが高く、成果を得られる動画広告を作るためには、プロの映像制作会社に依頼することを推奨します。映像制作会社を選ぶ際は、次のポイントを比べてみてください。
- 対応している媒体数
- 出稿したい媒体での動画制作実績
- 広告出稿までの対応範囲
- マーケティングの知見
- 料金体系
それぞれのポイントについて詳しく紹介します。
対応している媒体数
記事前半で紹介したとおり動画広告の配信媒体は多岐にわたり、それぞれの媒体ごとに特徴や動画フォーマットが異なります。出稿目的やターゲットによって適した広告媒体は異なりますから、成果を出すためには媒体選びに失敗しないことが重要です。
出稿したい媒体が決まっていないなら、なるべく多くの媒体での広告出稿に精通した映像制作会社に依頼するのがおすすめ。対応媒体の種類が多い映像制作会社であれば、広告目的に適した出稿媒体や動画構成をアドバイスしてくれるでしょう。
出稿したい媒体での動画制作実績
出稿したい広告媒体が決まっているのであれば、その媒体用の動画制作実績を確認してみてください。それぞれの媒体での制作実績が豊富であれば、それだけ成果を出しやすい構成やクリエイティブの制作に精通しているはずです。
たとえば同じ30秒の動画でも、テレビCM用とYouTube広告用では意識すべきポイントは異なります。テレビCMであれば動画全体を通じてメッセージを伝えることも可能ですが、YouTube広告ではスキップされることを前提に、冒頭5秒間のクリエイティブにこだわった方が成果を出しやすいでしょう。
媒体ごとの特性にあった動画を作るためにも、映像制作会社の媒体別制作実績は確認しておきましょう。
広告出稿までの対応範囲
映像制作会社の中には、動画広告の運用まで対応しているところもあります。映像制作会社と広告代理店が別々であれば、それぞれとやり取りを行わなければなりませんし、広告出稿の目的やイメージにブレが生じる可能性も。
映像制作から広告運用まで一貫して対応してくれる制作会社であれば、広告戦略を意識した映像を作ってくれるでしょう。また、広告の運用結果をもとに、改善点を反映した動画をスムーズに制作してもらえます。高速でPDCAを回すためには、動画広告に関わる業務を一貫して任せられる映像制作会社に依頼してみてください。
マーケティングの知見
この記事でも繰り返し言及していますが、動画広告を制作する際は「ターゲット」や「目的」を意識する必要があります。つまり、動画制作にもマーケティングの知見が求められるのです。
ターゲットや目的を明確せず、「かっこいい」「おしゃれ」など、単純に見栄えがいいだけの動画では、成果を得るのは難しいでしょう。動画広告で狙った成果を得るためには、ターゲットや目的を定めたうえで適した配信媒体を選定し、ターゲットに刺さるクリエイティブを制作しなければなりません。
それぞれの映像制作会社が強みとしているポイントは異なりますが、「動画マーケティング(映像マーケティング)」に言及しているかどうかも確認してみてください。
料金体系
映像制作会社によって料金体系は異なりますが、用意されているプランの中で次の要素に対応しているかどうかは確認しておきましょう。
- 企画・構成
- BGM・効果音
- モーショングラフィックス・アニメーション
- ナレーション
- 3DCG
相場よりも安い料金を明示しているプランの場合、上記の要素はオプションとして設定されている可能性が高いです。とくに企画構成やモーショングラフィックス、ナレーションは動画広告コンテンツに不可欠ですから、通常プラン内での対応可否を確認しておきましょう。
また、動画広告用のコンテンツを複数本撮影するなら、まとめ撮りに対応しているかどうかも確認してみてください。自社に撮影スタジオを完備している映像制作会社であれば、効率的にまとめ撮りができるため、動画1本あたりの制作単価を下げられるかもしれません。
動画広告の制作におすすめの大阪の映像制作会社5選
ここまで紹介した映像制作会社の選び方をもとに、大阪でおすすめの映像制作会社を5社ご紹介します。
映像制作会社 | 特徴 |
---|---|
株式会社ジェー・ピー・シー | 撮影・編集から広告運用まで一貫対応 対応媒体数が豊富 (テレビCM・TVer広告・アベマ広告・YouTube広告・SNS広告・Web広告) スタジオ完備でまとめ撮りも可能 |
フォーティーズ | 撮影・編集から広告運用まで一貫対応 運用についてはYouTube広告がメイン |
株式会社CapWorks | マーケティングの知見が豊富 撮影のみや編集のみも依頼可能 |
株式会社y4create | テレビCMが得意 |
有限会社タイムリー | ドローン撮影やシネマカメラによる撮影も可能 |
それぞれの強みや特徴を詳しく解説するので、映像制作会社選びの参考にしてください。
1.株式会社ジェー・ピー・シー
株式会社ジェー・ピー・シーは、京阪神地域を営業エリアとしている映像制作会社です。動画広告用コンテンツの制作実績が非常に豊富で、幅広い業種の広告を制作しています。
また、マーケティングの専門部署を有しているため、ターゲットや目的を意識した動画を制作してくれるでしょう。広告運用の実績も豊富で、YouTube広告からテレビCMまでのほぼすべての動画広告媒体の運用を任せられます。
さらに、自社にスタジオを完備しており、まとめ撮りにも対応可能。複数本まとめて制作する場合の料金体系は「1本8万円〜」です。撮影から編集、運用まで一貫して任せられるため、ターゲット別に広告用動画を作り分けたい場合には、ぜひ頼ってみてください。
会社名 | 株式会社ジェー・ピー・シー |
営業エリア | 大阪・京都・神戸 関西全域 |
本社住所 | 〒600-8062 京都府京都市下京区恵美須屋町193 |
電話番号 | 075-365-0571 |
動画制作の対応範囲 | 企画・撮影・編集・ナレーション・キャスティング・ BGM・効果音・モーショングラフィックス・ アニメーション・ロケ撮影・ドローン撮影 など |
概算費用 | ベーシック:350,000円~ スタンダード:500,000円~ プレミアム:700,000円~ ※動画のまとめ撮りも可能 |
2.株式会社フォーティーズ
出典:株式会社フォーティーズ
フォーティーズは大阪に本社がある映像制作会社で、商品プロモーション動画や店舗紹介動画など、さまざまな目的に応じた動画制作実績があります。
企画・撮影・編集から運営まで一貫して対応してもらえますが、運用についてはYouTube広告のみホームページで紹介されています。低単価での制作も可能なので、YouTube広告を安価に始めたい場合は選択肢になるでしょう。
会社名 | 株式会社フォーティーズ |
住所 | 〒538-0044 大阪府大阪市鶴見区放出東3-23-20-2F |
電話番号 | 06-6180-3100 |
動画制作の対応範囲 | 企画・撮影・編集・モーショングラフィックスなど |
概算費用 | 明確なプランはなし (参考価格帯) ~30万円:16% 30万円~60万円: 52%60万円~:32% |
3.株式会社CapWorks
出典:株式会社CapWorks
株式会社CapWorksはただ「かっこいい」だけではなく、成果の出る動画を制作することを掲げている映像制作会社です。動画広告の出稿媒体や利用シーンを意識して制作してくれるため、マーケティングの知見はあると考えていいでしょう。
撮影のみや編集のみの依頼も可能なので、費用を抑えて動画コンテンツを制作することも可能です。動画広告の運用は自社対応する場合には、選択肢にしてみてください。
会社名 | 株式会社CapWorks |
住所 | 〒532-0011 大阪府大阪市淀川区西中島3-9−13 NLC新大阪8号館401号 |
電話番号 | 06-6606-9889 |
動画制作の対応範囲 | 企画・提案・編集・CG制作・テロップ制作・ モーショングラフィックス など |
概算費用 | スタンダード映像制作:200,000円〜 スタンダード & 企画・提案:250,000円〜 スタンダード & 企画・提案 & アニメーション:400,000円〜 |
4.株式会社y4create
出典:株式会社y4create
y4createは大阪を拠点とする映像制作会社で、動画広告の中でもとくにテレビCMの制作を得意としています。放送枠の買い付けまで対応しており、業態考査には無料で対応しているので、テレビCMにはじめて挑戦したい場合におすすめです。
SNS動画にも対応しており、料金体系も幅広いので、気になる方は問い合わせてみてください。
会社名 | 株式会社y4create |
住所 | 〒564-0062 大阪府吹田市垂水町3-35-11 山泉江坂ビル4F |
電話番号 | 06-6155-8110 |
動画制作の対応範囲 | 企画・撮影・編集 |
概算費用 | 50万円以下~150万以上 |
5.有限会社タイムリー
出典:有限会社タイムリー
有限会社タイムリーは撮影、編集、CG制作まで対応している映像制作会社です。ドローン撮影やシネマカメラによる撮影も可能なので、動画広告で表現できる幅は広いといえるでしょう。モーショングラフィックスや3DCGの技術も高いので、医療ジャンルや製造ジャンルの動画広告への対応にも優れています。
撮影のみ・編集のみの依頼も可能です。映像制作の料金プランはパッケージ化されていないので、制作費用はヒアリング内容によって変わります。
会社名 | 有限会社 タイムリー |
住所 | 〒530-0047 大阪府大阪市北区西天満3丁目1-6 辰野西天満ビル5F |
電話番号 | 06-6311-6771 |
動画制作の対応範囲 | 企画・撮影・編集・CG制作・ モーショングラフィックス・VFX |
概算費用 | 要問い合わせ |
まとめ
動画広告にはテレビCMからYouTube広告、SNS広告まで、予算や目的に合わせてさまざまな選択肢が存在します。それぞれ適している動画構成は異なりますし、成果を出すためにはターゲットや目的も意識しなければなりません。
動画広告を活用したいものの、出稿媒体は決めきれていないという方は、さまざまな媒体に対応している映像制作会社に相談してみてください。実績が豊富な映像制作会社であれば、それぞれの企業にマッチした選択肢を提案してくれます。
動画マーケではテレビCMやTVer広告・ABEMA広告をはじめ、YouTube広告・SNS広告・Web広告にも対応している下記映像制作会社を推奨しています。撮影から運用まで一貫して依頼でき、マーケティングの知見が豊富なことが特徴です。動画広告にはじめて挑戦する方こそ、まずは一度相談してみてください。
【動画マーケがおすすめ】映像制作のすべてが一社で完結!
撮影・映像制作・動画広告媒体のすべてをお任せ
映像制作×集客施策がワンストップで
株式会社JPC
- 中島 英太
- 企業の会社紹介動画や販売PR映像などの制作実績を持つ。
クライアントや監督・ディレクターとの密接なコミュニケーションを大切にし、ビジョンを正確に捉えることが可能。また、チームとの協力も得意とし、撮影現場での円滑な作業とプロフェッショナリズムを重視している。
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