展示会・イベント用動画の制作におすすめの東京の映像制作会社5選
展示会・イベントにおいて、来場者はわずか5秒程度でブースの前を通り過ぎるといわれています。来場者の興味を惹く動画を制作することで、足を止めてもらえるだけでなく、強く印象づけることが可能になります。
また、商品・サービスの特徴やメリットをわかりやすく伝えられる動画を流しておくことで、短い時間であっても効果的なプロモーションが行えるでしょう。
本記事では、展示会・イベント用動画の制作に強い東京の映像制作会社を5社ご紹介。制作時のコツや費用相場、制作会社の選び方についても詳しく解説していきますので、展示会・イベント用動画の制作を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
展示会・イベント用の動画とは?
展示会・イベント用の動画はブースに訪れた人、もしくはブースの前を通る人に対して、自社の商品・サービスの魅力をアピールする役割を果たします。
一般的には「プロモーション動画」に分類されますが、展示会やイベントを訪れるターゲットに適した内容にしたり、来場者が数分でブースを離れることを想定したりしたうえで、効果的なクリエイティブを制作しなければなりません。
下記の動画は、展示会・イベント用動画の一例です。
この動画は介護業界に向けた展示会用に制作された、AIを駆使したカメラ技術サービスの紹介映像です。
イラストやアニメーション、ナレーションを効果的に活用しながら、サービスの概要をシンプルかつテンポよく紹介。ブースの訪問者に、短時間でサービスの特徴をわかりやすく伝えられる動画となっています。
展示会・イベント用動画の制作で押さえておくべき4つのコツ
展示会・イベント用動画では、伝えたい内容を端的にわかりやすく伝えるだけでなく、来場者の興味を惹けるようなクリエイティブにしなければなりません。そのためには、以下の4つのコツを押さえておくことが重要です。
- ターゲットにあった訴求をする
- 制作スケジュールにゆとりを持たせる
- 動画の再生機器にあわせた解像度にする
- 動画以外のプロモーション媒体とテイストをあわせる
それぞれのコツについて、詳しく見ていきましょう。
1.ターゲットにあった訴求をする
展示会・イベント用動画の制作にあたっては、どういった人が来場するのかを明確にし、そのターゲットに刺さる動画を制作することが重要です。たとえば、プロモーションをする商品についての知識がどれくらいなのかによっても、効果的な動画クリエイティブは異なります。
自社の商品・サービスに対する知識量が少ない人がターゲットの場合、専門用語を使用したり、専門的な「機能」や「構造」「精密性」などについて詳細に説明をしたりしても、自分ごととして捉えてもらいにくいでしょう。
一方で知識量が多く、専門的な機能の部分などを商品を選ぶ際の判断基準としている人に対して、「価格」や「使いやすさ」を全面的に訴求しても響きにくいです。
展示会・イベント用動画を制作する際は、どういったターゲットに向けた動画にすべきなのかを明確にし、ターゲットにあわせた訴求をするようにしましょう。
2.制作スケジュールにゆとりを持たせる
自社のWebサイトなどで公開するプロモーション動画の場合、スケジュールを意識しなくてもとくに大きな問題はないでしょう。しかし、展示会やイベントは開催日時が決まっているため、当日に必ず動画を用意しておかなければなりません。
動画の制作期間は動画の内容や長さなどによって異なりますが、展示会やイベントの3~4か月前に制作を開始できれば、ゆとりを持って制作を進められるでしょう。制作に入る前に映像制作会社の比較検討も必要ですから、映像制作会社探しは展示会やイベントの5か月前を目安に始めることをおすすめします。
3.動画の再生機器にあわせた解像度にする
展示会やイベントにおいては、ノートパソコン、タブレットなどのさまざまな映像機器で再生することが想定されます。動画の解像度は再生するデバイスによって異なるため、展示会やイベントで使用する映像機器にあわせて動画を制作することが重要です。
大型の液晶ディスプレイで再生するにもかかわらず動画の解像度が低い場合、画質が悪くなってしまいます。そのため、どんなに効果的なクリエイティブを制作したとしても、動画のクオリティが低く感じられるでしょう。
一方で、タブレットなどの小さい画面で再生する動画の解像度が高すぎる場合は、動画内のテキストなどが小さくなってしまい、伝えたい情報が伝わらなくなってしまう可能性も。
展示会やイベントで使用する再生機器は何かを事前に決めておき、使用する再生機器に適した解像度で動画を制作してもらうようにしましょう。
4.動画以外のプロモーション媒体とテイストをあわせる
展示会・イベントにおいては、動画だけでなくカタログやパンフレット、チラシなどのプロモーション媒体を来場者に配布し、多面的にアプローチするのが効果的。
ブースの来場者に動画でアピールした内容を、カタログやチラシなどによって後から想起させるためにも、動画とカタログなどのプロモーション媒体のテイストをあわせて制作することが重要です。
配色やイラスト、文章の表現に一貫性を持たせたり、モデルやタレントを起用する場合は同じ人物にしたりするなど、プロモーション媒体によってイメージにブレが生じないようにしましょう。
展示会・イベント用動画の制作を依頼する映像制作会社の選び方
展示会・イベント用動画を制作する際に押さえておくべきコツについてお話しましたが、成果を得るためには、これらのコツを反映してくれる映像制作会社を選ぶことが大切です。映像制作会社を選ぶ際は、次のポイントを意識するとよいでしょう。
- 展示会・イベント用動画の制作実績が豊富か
- 高度な編集技術にも対応しているか
- 撮影も任せられるか
- ターゲットに刺さる動画を作れるか
- 料金体系が明確であるか
- 動画だけでなくカタログなどの制作も可能か
それぞれのポイントでよく見るべき点について詳しく解説していきます。
展示会・イベント用動画の制作実績が豊富か
展示会・イベント用動画の制作実績が豊富な映像制作会社であれば、求める効果を得るためにはどういったクリエイティブにすべきなのかの知見があるため、効果的な動画構成や動画クリエイティブを提案してくれます。
映像制作会社の制作実績はホームページ上に掲載されていることがほとんどですから、掲載されている実績動画を、ブースに訪れた訪問者の視点で見てみてください。興味を惹ける内容になっているか、商品・サービスの特徴やメリットが端的に伝わるかどうかが判断のポイントになります。
また、自社でプロモーションしたい商品・サービスと似た動画を制作していたり、イメージに近い動画を制作していたりする場合は、希望どおりの動画を制作してもらえる可能性が高いでしょう。
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高度な編集技術にも対応しているか
3DCGやモーショングラフィックス、VFXなどのさまざまな編集技術を駆使することで、多彩な表現が可能になります。
商品の内部構造や機構をわかりやすく見せる必要がある場合は3DCGの技術が必須になりますし、商品・サービスに対する知識量が少ない人に対しては、わかりやすく内容を伝えられるモーショングラフィックスが適している場合もあるでしょう。
動画にどういった表現を加えると効果的なのかは、展示会・イベントでプロモーションする商品・サービスの種類やターゲットによっても異なります。
幅広い編集技術を持った映像制作会社であれば、商品・サービスへの理解を促せる見せ方や、希望する演出を実現してくれるため、展示会やイベントで効果を発揮するクオリティの高い映像を制作してくれるでしょう。
撮影も任せられるか
映像制作だけでなく、撮影から一貫して任せられる映像制作会社であれば、撮影を自社で行ったり、別の業者を手配したりする手間がかかりません。また、映像を制作する際のイメージを撮影の段階から共有できるため、動画を制作する目的にブレが生じません。
とはいえ、クオリティの高い映像を制作するためには、撮影技術や撮影するスタジオの設備も重要なポイントに。そのため、撮影を任せられるだけでなく、設備が整ったスタジオを保有している映像制作会社を選ぶことが望ましいです。
具体的には、以下のような設備が整ったスタジオを保有しているかどうかを確認するとよいでしょう。
白ホリゾント | 被写体に影をつけることなく撮影できる |
グリーンバック・ ブルーバック | クロマキー合成が可能になるため、 任意の背景に変えられる |
防音・吸音設備 | 映像と音声の同時録音が可能になる |
ターゲットに刺さる動画を作れるか
動画を制作する目的を達成するためには、展示会・イベントで自社のブースに足を運んでくれるターゲットを明確にし、ターゲットが抱える課題やニーズを理解したうえでクリエイティブを制作しなければなりません。
そのためには、マーケティングに精通した映像制作会社を選ぶことが重要です。また、マーケティングの知見が豊富な映像制作会社であれば、展示会・イベントだけでなく、YouTubeやSNSなどの媒体を活用したプロモーションの提案もしてもらえるでしょう。
マーケティングに精通しているかどうかは、動画を制作する目的・ターゲットを意識した、戦略的な企画を立てられるかどうかで判断できます。
料金体系が明確であるか
映像制作にかかる費用は、制作会社によってさまざまです。VFXや3DCGなどの編集技術を用いたり、企画や撮影を一貫して任せたりするなど、依頼する工程が増えれば増えるほど費用は高くなります。
ここで注意しておきたいのが、ホームページ上には必要最低限の工程を含んだプランしか明記されていない可能性があるということ。実際にはほとんどの工程に追加で費用が発生し、想定していた金額よりも高くなってしまうことも少なくありません。
希望のイメージに近い動画を予算内で制作するためには、料金体系が明確な映像制作会社に依頼することが重要です。下記の表はプランの内訳の一例です。
料金 | 35万円~ | 70万円~ |
項目 | ・企画、シナリオ作成:要相談 ・キャスティング:〇 ・撮影:〇 ・BGM、効果音:〇 ・モーショングラフィックス:〇 ・アニメーション:〇 ・ナレーション:要相談 ・3DCG:対応不可 | ・企画、シナリオ作成:〇 ・キャスティング:〇 ・撮影:〇 ・BGM、効果音:〇 ・モーショングラフィックス:〇 ・アニメーション:〇 ・ナレーション(要相談):〇 ・3DCG:〇 |
このように、ホームページ上に記載されているプランにはどういった作業が含まれているのか、どの作業に追加で費用が発生するのかが明記されているところであれば、金額の認識に齟齬が生じにくいため安心して依頼できるでしょう。
動画だけでなくカタログなどの制作も可能か
先述のとおり、展示会やイベントでは、動画だけでなくカタログやパンフレット、チラシなどのプロモーション媒体も活用するのが有効です。これは、動画で惹きつけた興味や関心から行動を促す材料となるため。
そのため、制作会社を選ぶ際は、動画だけでなくカタログやパンフレットなどの紙媒体もあわせて制作してもらえるかが重要なポイントに。動画と紙媒体の制作を同じ制作会社に依頼できれば、制作物全体のイメージを統一させられるため、ターゲットに自社や商品・サービスのことをより強く印象づけることが可能になります。
なお、動画以外のプロモーション媒体に動画再生用の二次元バーコードを載せておけば、いつでも動画を見返してもらえるためおすすめです。
展示会・イベント用動画の費用相場
展示会・イベント用動画の制作にかかる費用は、どの作業を制作会社に依頼し、どういった編集技術を活用するのかによって大きく変わります。
企画やシナリオは自社で作成し、撮影と標準的な編集のみを依頼する場合は、35万円~が相場です。また、この作業に追加で企画・シナリオの作成や、モデル・ナレーターの依頼などもあわせて依頼する場合の費用相場は50万円~、3DCGやVFXなどの高度な編集技術を用いる場合は、70万円~が相場になります。
映像制作会社の選定においては、費用の安さももちろん重要ですが、費用に見合った動画を制作できるかどうかがもっとも重要になります。
とくに、展示会・イベント用の動画は、来場者の興味を惹きつけ、商品やサービスの特徴を効果的にプロモーションできるものでなくてはなりません。費用の安さだけでなく、クオリティと費用の両方で判断するようにしましょう。
展示会・イベント用動画の制作におすすめの東京の映像制作会社5選
お話した内容をふまえたうえで、展示会・イベント用動画の制作におすすめの東京の映像制作会社を5社厳選しました。
- 株式会社ジェー・ピー・シー
- ニュータイププロジェクト
- 映像制作会社デキサ
- 株式会社Lumii
- 株式会社アドップ
各制作会社の特長や提供しているサービスについてご紹介しますので、制作会社選定時のご参考にしてください。
1.株式会社ジェー・ピー・シー
株式会社ジェー・ピー・シーは、東京都千代田区に拠点を置く映像制作会社です。展示会・イベント用動画の制作実績も豊富で、モーショングラフィックスや3DCG、VFXなどの多彩な表現を活用してクオリティの高い映像を制作してくれます。
マーケティングの専門部署があるため、ターゲットを意識した動画を制作してくれるでしょう。また、白ホリゾントやグリーンバック、防音・吸音設備の整った自社スタジオを保有しているため、戦略的な企画の立案から撮影、編集までを一貫して任せられます。
動画だけでなくカタログやパンフレットの制作も得意としており、展示会・イベントで効果を発揮するプロモーションをワンストップで依頼できます。
社名 | 株式会社ジェー・ピー・シー |
電話番号 | 03-6206-6466 |
所在地 | 〒101-0032 東京都千代田区岩本町三丁目11番4号 サトケイビル4階 |
概算費用 | ベーシック:350,000円~ スタンダード:500,000円~ プレミアム:700,000円~ |
事業内容 | 各種映像制作やキャスト・ナレーター手配、宣伝広告物の制作、 Webサイトの制作、空間プロデュース など |
2.ニュータイププロジェクト
出典:ニュータイププロジェクト
ニュータイププロジェクトは、東京都千代田区に拠点を置く映像制作会社です。販促用映像の制作や営業・プレゼン用映像制作、セミナー収録、展示会用のプロモーション映像制作などに対応しています。
展示会・イベント用動画の制作実績も豊富にあり、来場者の興味を惹ける動画の制作を得意としています。制作スピードと料金の安さに強みがあり、5分以内の映像であれば撮影・編集込みで1ヶ月以内に約10万円で納品してくれます。予算に余裕がない場合はとくに頼りになるでしょう。
社名 | ニュータイププロジェクトNEW TYPE PROJECT |
電話番号 | 03-5829-8440 |
所在地 | 〒101-0025 東京都千代田区神田佐久間町3-21-5-307号 |
概算費用 | 映像制作:100,000円~ |
事業内容 | 映像コンテンツ制作、映像配信、ホームページ制作、 DVD制作・販売、ポータルサイトの運営 など |
3.映像制作会社デキサ
出典:映像制作会社デキサ
東京都大田区に拠点を置く映像制作会社デキサは、映像制作やWeb制作を請け負っている会社です。テレビ番組制作や広告映像制作に長く携わってきたスタッフが3DCGや最新の4Kシステムを用いて動画を制作してくれるため、クオリティの高い動画が期待できるでしょう。
画面サイズの対応範囲も広く、テレビモニター用映像やデジタルサイネージ用の縦型パネル、大画面用映像にも対応可能です。
社名 | 映像制作会社デキサ |
電話番号 | 03-3743-2460 |
所在地 | 〒143-0013 東京都大田区大森南1-20-1-13階 |
概算費用 | 要問い合わせ |
事業内容 | 映像制作、CG制作、Web制作、 イラスト・アニメーション動画制作 など |
4.株式会社Lumii
出典:株式会社Lumii
株式会社Lumiiは、東京都渋谷区に拠点を置く映像制作会社です。BtoB企業の支援を得意としており、展示会・イベント用動画の制作実績も豊富なため、安心して任せられるでしょう。
商品・サービスの魅力を来場者にわかりやすく内容を伝えられる動画の制作を得意としており、ブースに足を止めてもらえるような工夫を施した動画を制作してくれるようです。
社名 | 株式会社Lumii |
電話番号 | 03-6555-3621 |
所在地 | 〒150-6090 東京都渋谷区恵比寿 恵比寿ガーデンプレイス4-20-4 グラススクエア B1F PORTAL POINT -Ebisu- FD-08 |
事業内容 | 動画制作、Webマーケティングコンサルティング事業 |
概算費用 | プランA:〜29万円 プランB:30〜49万円 プランC:50〜99万円 プランD:100〜199万円 プランE:200万円〜 |
5.株式会社アドップ
出典:株式会社アドップ
株式会社アドップは、東京都千代田区に拠点を置く映像制作会社です。展示会・イベント用動画をはじめとした各種映像作品の制作や、Webソリューション、デザインなどを請け負っています。
プランニングからキャスティング・撮影、プロモーションまで任せられるのも嬉しいポイント。また、動画だけでなく紙媒体の制作にも対応しているため、動画に加えてパンフレットやカタログの制作も依頼できます。
社名 | 株式会社アドップ |
電話番号 | 03-5209-7151(代表) |
所在地 | 〒101-0021 東京都千代田区外神田2-17-3 アヤベビル5F |
事業内容 | Webソリューション、動画、デザイン、 Webアプリケーション開発、SNS運用、展示会 など |
概算費用 | 要問い合わせ |
まとめ
数多くの来場者がいる展示会・イベントで自社のブースに足を止めてもらうためには、来場者の興味を惹きつけ、商品・サービスの魅力を端的にわかりやすく説明した動画が効果を発揮します。
また、ターゲットに刺さる構成・クリエイティブの動画であることが重要になるため、マーケティングの知見がある映像制作会社に依頼するのがおすすめです。
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【動画マーケがおすすめ】映像制作のすべてが一社で完結!
企画・撮影・編集まですべてお任せ
JPCの動画制作
- 中島 英太
- 企業の会社紹介動画や販売PR映像などの制作実績を持つ。
クライアントや監督・ディレクターとの密接なコミュニケーションを大切にし、ビジョンを正確に捉えることが可能。また、チームとの協力も得意とし、撮影現場での円滑な作業とプロフェッショナリズムを重視している。
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