動画・映像の宅録ナレーションの手配におすすめのナレーターキャスティング事務所5選
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動画・映像の宅録ナレーションの手配におすすめのナレーターキャスティング事務所5選

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動画にナレーションを加えれば視覚だけでなく聴覚からの情報も増えるため、視聴者が内容を理解しやすくなります。また、映像にマッチしたトーンやスピードで話してくれるプロのナレーターに依頼することで、動画のクオリティアップにつながります。

しかし、ナレーション収録スタジオの手配とそのディレクションを含めると、動画制作に占める音声収録費用が高くなるとお悩みの方も多いのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、宅録(ファストレコーディング)を活用したナレーション収録です。

本記事では宅録のメリット活用シーン宅録手配サービスの選び方を解説するとともに、おすすめの宅録手配サービス5選を紹介します。ナレーションの依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

宅録(ファストレコーディング)とは?

宅録(ファストレコーディング)とは

宅録とは、専用のスタジオではなく、自宅で録音するナレーションのことです。手軽に素早く収録できることからファストレコーディングとも呼ばれます。

ナレーションの録音には専用の機材が必要となるため、以前はスタジオで収録を行うことが一般的でした。しかし、最近では、高品質な機材が手ごろな価格で手に入るようになったことから、コストダウンのニーズに応えるため、プロのナレーターが録音環境を整えた自宅でナレーションの収録を行うケースが増えています。

宅録であればナレーションの収録からデータの納品までをすべてナレーターに任せられるため、収録に立ち会う必要がありません。ただし、ナレーターの録音環境などによって品質が左右されることは覚えておきましょう。

宅録(ファストレコーディング)とスタジオ収録の違い・強み

宅録はナレーターがリモートで収録するため、納品までのスピードの速さと安さが強みの手法です。

一方、音質にこだわりたい場合や、ナレーターへ細かくディレクションしたい場合には、スタジオ収録の方が向いています。

宅録・ファストレコーディングを依頼するメリット

宅録・ファストレコーディングを依頼するメリットは、主に以下の2点です。

  • ナレーション費用を削減できる
  • 制作をスピーディに進められる

それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。

ナレーション費用を削減できる

ナレーション費用を削減できる

宅録は専用スタジオを借りる必要がないため、スタジオの費用やディレクターの人件費などのコスト削減につながります。

スタジオ収録の場合、半日(3時間)程度の拘束時間だとして、どんなに安くてもナレーター収録費用が4万円程度、スタジオレンタル価格(スタッフの人件費込)が3万円程度、合計7万円はかかるでしょう。(ちなみに拘束時間が3時間だと、ナレーション尺は10分~30分程度です)

一方、宅録であれば、〜100文字程度(20〜30秒程度)の短尺からナレーションを依頼できます。100文字程度であれば、依頼相場は3,000円~5,000円程度です。(費用は納期によります)

また、〜3,000文字程度(8〜12分程度)のナレーションでも、3万円〜4万円程度と、スタジオ収録の約半分程度のコストに抑えられます

制作をスピーディに進められる

制作をスピーディに進められることも、宅録ならではのメリットです。

スタジオ収録の場合、ナレーターだけでなくスタジオの手配も必要なため、急にナレーションが必要になった場合でも、依頼した翌日に納品というスケジュールは現実的ではありません。

しかし、宅録であればナレーターが自宅で収録できるため、最短24時間(1営業日)での納品も可能です。納期がタイトであれば多少コストも高くなりますが、スタジオ収録では実現できないスピード感でナレーションデータを手に入れることができます

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宅録・ファストレコーディングの活用シーン

費用の安さや納品までのスピードの速さが魅力の宅録・ファストレコーディングは、以下のようなシーンでの活用にも向いています。

  • WebCMやYouTube動画のナレーション
  • e-ラーニングや学習・教育コンテンツのナレーション

それぞれ詳しく見ていきましょう。

WebCMや動画広告のナレーション

WebCMや動画広告のナレーション

WebCMやYouTube動画などの媒体は、柔軟に広告を出稿できるのが魅力です。そのため、ある程度のコンテンツ数を用意したいという方も多いでしょう。A/Bテストを行いたい場合や、少し尺を変えた動画を複数用意したい場合などは、その都度スタジオ収録するのは手間になります。

宅録であれば、短尺動画を気軽に依頼できることがポイントです。たとえば、まずは15秒の広告素材を用意し、動画広告として出稿します。その結果を見て、翌週には改良した動画素材を用意する、というスピード感も宅録であれば実現可能です。

「宅録だと音声品質に不安を感じる」という方もいるかもしれませんが、相当強いこだわりがない限り、宅録とスタジオ収録で音質に明確な差異を感じることはありません。テレビCMなどの高い基準が設けられたコンテンツのナレーションでない限りは、宅録でも品質を十分確保できます。

e-ラーニングや学習・教育コンテンツのナレーション

e-ラーニングや学習・教育コンテンツのナレーション

社員向け、ユーザー向けのe-ラーニングや学習コンテンツ用ナレーションにも、ぜひ宅録を活用してみてください。

複数のコンテンツが必要になるe-ラーニングや学習・教育コンテンツは、動画撮影もまとめて行うことが多く、スタジオの確保やナレーター・音声スタッフのスケジュール調整が難しい場合も。また、費用も高くなりやすいです。

宅録であれば、ナレーターの都合のみでナレーション収録を行えるため、スケジュール調整に手間をかける必要がありません。また、複数のコンテンツが必要な場合でもスタジオの手配が不要なため、費用を抑えられます

ナレーターキャスティング事務所の選び方

ナレーターキャスティング事務所はさまざまありますが、宅録の場合はナレーターによって品質が大きく左右されるため、信頼できるサービスを選ぶことが重要です。

もちろん費用が安いことも重要ですが、ただ安いだけではクオリティに不安があります。安心して宅録を依頼するためにも、次のポイントを確認してみてください。

  • ナレーター登録に審査がある
  • サポート体制が充実している
  • 料金体系が明確である

誰でも登録できるようなサイトでは、宅録設備やナレーション技術が不足している場合もあります。宅録品質を担保するためにも、しっかり審査してから所属ナレーター登録している事務所を選ぶようにしましょう。

また、はじめて宅録を依頼するような場合、ナレーターとどのようにやり取りしたらいいのか分からないことも多いはずです。サポート体制がしっかりしているキャスティング事務所に依頼すれば、スムーズに納品まで進めます。

くわえて、料金体系が明確であることも重要です。表示されている金額は安いものの、さまざまオプションを加えると高額になるサービスもあります。どこからどこまでが料金に含まれるのか、明示しているサービスを選ぶようにしましょう。

宅録の手配におすすめのナレーターキャスティング事務所5選

最後に、宅録手配におすすめのナレーターキャスティング事務所を5つ紹介します。

キャスティングサービス特徴
ボイスマートナレーターが合わせて120名以上在籍
専門コンシェルジュに相談できる
良心的な価格設定
アスナレナレーター自動検索システムがある
声優SOHOボイス基本料金+文字数課金で料金が決まる
声優の手配・録音・編集・マスタリングまでワンパックサービス
オプションでファイル切り出しや秒数指定も可能
SEVENCM制作に参画しているナレーターのネットワークを用いる
スピード重視の場合は指名なし推奨
声の達人多様な声質のナレーターが在籍
外国語ナレーションにも対応

ここからは、それぞれのキャスティングサービスの詳細について解説します。

1.ボイスマート

ボイスマート

出典:ボイスマート

ボイスマートは日本人ナレーター・外国人ナレーターあわせて120名以上が登録しているキャスティングサービスです。CM映像や企業用動画など、さまざまな経験を持つプロのナレーターが多数在籍しています。

宅録可能なナレーターには「宅録可」マークがついているため、宅録を依頼したいナレーターが探しやすいことが特徴です。外国人ナレーターや子役ナレーター・子供ナレーターなど、幅広い選択肢の中から探せます。

「はじめての宅録依頼でどうしたら良いのか分からない」という方のために、コンシェルジュ機能が用意されていることもオススメのポイントです。専門コンシェルジュに要望を伝えれば、最適なナレーターを提案してもらえます。

運営会社株式会社ジェー・ピー・シー
サービスページhttps://www.voice-mart.jp/
問い合わせ先075-365-0571
対応ジャンル男性ナレーター
女性ナレーター
外国人ナレーター
子役・子供ナレーターなど
宅録の費用目安100文字程度(20〜30秒程度):2,700円〜
500文字程度(1〜2分程度):11,000円〜(納期による)

子役ナレーター・子供ナレーターの違い

子役ナレーターは、大人が子供の声を演じて収録します。一方、子供ナレーターは本当の「子供」が収録する方法です。

ボイスマートでは大人ナレーターの子供が宅録で収録するサービスも提供されており、珍しいキャスティングサービスといえるでしょう。

2.アスナレ

アスナレ

出典:アスナレ

アスナレは、経験豊富なナレーター(声優)が約80名在籍しているキャスティングサービスです。

ナレーター自動検索システムがあり、ボイスの特徴や利用シーンを選択していくと、オススメのナレーターをピックアップしてくれます。15種類以上の「ボイス特徴」と13種類以上の「利用シーン」を組み合わせることで、希望通りのナレーターを検索できることが強みです。

運営会社株式会社ビー・エイチ・プロ
サービスページhttps://bhpro.jp/asun/
問い合わせ先記載なし(HPから問い合わせ)
対応ジャンル男性ナレーター
女性ナレーター
費用目安100文字程度(20〜30秒程度):4,300円~
500文字程度(1〜2分程度):11,900円~(納期による)

3.ナレーション声優スタジオの声優SOHOボイス

ナレーション声優スタジオの声優SOHOボイス

出典:声優SOHOボイス

声優SOHOボイスは所属ナレーター30名ほどが在籍しており、基本料金と合わせて文字数課金で料金が決まるサービスです。

声優の手配・録音・編集・マスタリングについてワンパックサービスとなっており、気軽に宅録を依頼できます。ファイル切り出しや秒数指定などもオプションで対応しています。

運営会社ウォーキング・イン・スペース・ツー(個人事業主)
サービスページhttps://wis2.jp/soho/
問い合わせ先narration@wis2.jp
対応ジャンル男性ナレーター
女性ナレーター
費用目安基本料金5,000円×声優の人数

文字数課金200文字以下:3,000円
201文字から1,000文字:文字数×15円

4.SEVEN

SEVEN

出典:株式会社SEVEN

SEVENはラジオ番組やラジオCMなど、音声コンテンツ制作を行っている企業です。CM制作に参画しているナレーターのネットワークを用いることで、ナレーターが宅録し、SEVENが整音・編集・完パケする流れを実現しています。

ナレーターを指名する場合は納期まで時間がかかる場合があるので、スピード重視の場合は指名なしで依頼すると良いでしょう。

運営会社株式会社SEVEN
サービスページhttps://7-inc.net/
問い合わせ先050-5539-8600
対応ジャンル男性ナレーター
女性ナレーター
費用目安要問い合わせ

5.声の達人

声の達人

出典:声の達人

声の達人は低価格・短納期をウリにするキャスティングサービスです。文字数と納期で変動する料金体系です。

テレビCMや株主総会用動画、商品PVなど、さまざまなジャンルで実績があります。最短の納期は24時間です。(ナレーターのスケジュールによる)

外国語ナレーションにも対応しており、中国語や韓国語、英語、スペイン語などが対応ジャンルです。

運営会社株式会社トゥーエイト
サービスページhttps://koetatsu.com/
問い合わせ先03‐6412-4208
対応ジャンル男性ナレーター
女性ナレーター
外国人ナレーター
費用目安100文字程度(20〜30秒程度):4,900円~
500文字程度(1〜2分程度):12,600円~(納期による)

まとめ

動画・映像コンテンツのクオリティを向上させるためには、ナレーションを追加することが望ましいです。宅録であれば簡単にナレーターを手配できますから、はじめてナレーション収録を依頼する企業でも気軽に取り組めるでしょう。

宅録の料金は、ナレーションボリュームや納期によって変動します。納期が短ければ短いほど費用は高くなりますから、コストを抑えたい場合には余裕を持って依頼してください。

動画マーケでは、男性ナレーターや女性ナレーターのみならず、外国人ナレーターや子役・子供ナレーターまで幅広くキャスティングできる下記のサービスを推奨しています。
100文字程度(20〜30秒程度)のキャスティング費用を他のキャスティングサービスと比べると非常にお得な価格設定になっているため、コストを抑えたい企業には特にオススメです。専門コンシェルジュへの相談もできるため、まずは気軽に問い合わせてみてください。

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中島 英太
企業の会社紹介動画や販売PR映像などの制作実績を持つ。
クライアントや監督・ディレクターとの密接なコミュニケーションを大切にし、ビジョンを正確に捉えることが可能。また、チームとの協力も得意とし、撮影現場での円滑な作業とプロフェッショナリズムを重視している。