商品・サービス紹介動画の制作ノウハウを大公開!成功事例5選もご紹介
スマートフォンの普及により、どこでも動画を視聴できるようになった近年、商品やサービスを購入する際にも動画情報を参考にしているユーザーは増加しており、商品・サービス紹介動画は、今やマーケティングにおいて欠かすことのできない存在となりました。
しかし、商品やサービスの魅力を視聴者に伝えられる動画にするためにはどうすればいいのかわからない…とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、商品・サービス紹介動画を制作するメリットや制作の手順、コツなどについて詳しく解説していきます。商品・サービス紹介動画の成功事例もあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
商品・サービス紹介動画を制作するメリット
そもそも商品やサービスを紹介する動画を作ると、どのようなメリットがあるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
動画は情報量が多いため、わかりやすく伝えられる
動画は映像や音楽、声、文字などを組み合わせているため、静止画やテキストに比べて視聴者に伝えられる情報量が多いです。商品やサービスの特徴・使い方といった文章だけでは表現しにくいことであっても、動画にすることで視聴者にわかりやすく、短時間で伝えられます。
動画であれば、静止画やテキストでは説明が難しい無形商材(形がないサービス)も可視化して具体的に説明できますし、視覚と聴覚の両方から情報を提供できるのがメリットです。ユーザーの商品やサービスに対するイメージと、実際の商品やサービスとのギャップを減らすことにもつながります。
視聴者に行動を促せる
動画であれば商品やサービスを実際に使っている様子を表現できるため、視聴者の購買意欲を高められます。商品やサービスをいつどこで、どのようなシーンで利用するのか、どのような悩みを解決できるのかなどを効率よく伝えられるのも強みです。
また、動画にリンクやアクションボタンなどを設置することで、視聴者を商品・サービス購入ページに訪問させたり、資料請求や問い合わせをさせるなどの直接的な行動を促せます。
商品やサービスの認知度を上げられる
動画を制作すると、商品やサービスについて知ってもらえる機会を増やせます。制作した動画を利用して広告を配信したりSNSで共有したりすれば、さらに多くの人に商品やサービスを宣伝することが可能に。
また、制作した商品・サービス紹介動画をWebサイトに掲載し、サイトを訪問したユーザーに見てもらうことができれば、サイトの滞在時間を延ばせるため、問い合わせや商品購入などのコンバージョン率の向上も期待できるでしょう。
業務の効率化につながる
何十枚にもわたる紙などを用いて商品やサービスについての説明を行う場合、時間も労力もかかってしまいます。一方で動画を活用すれば、ユーザーに動画を視聴してもらうだけで商品やサービスの魅力を伝えることができます。
動画は商談や展示会などでも活用できますし、商品やサービスについての内容を繰り返し説明する時間も削減できるため、業務の効率化にもつながります。
簡単5ステップ!商品・サービス紹介動画の制作ノウハウ
商品・サービス紹介動画を制作するための手順は、大きくわけて以下の5ステップです。どこから手をつけていいのかわからない方は、以下の順番で動画制作に取り組んでみてくださいね。
- 動画で伝えたいメッセージ・目的を明確にする
- ターゲットを決める
- 動画の活用方法や配信戦略を立てる
- 動画の表現方法を検討する
- 動画制作会社と制作を進める
1.動画で伝えたいメッセージ・目的を明確にする
動画で伝えたいメッセージが定まっていない状態でなんとなく動画を作ろうとしたり、伝えたい情報をすべて盛り込んでしまったりすると、何を伝えたい動画なのかがあやふやになってしまいます。この状態で動画の制作を始めてしまうと、何が重要なのかがわからなくなり、誰の心にも響かない動画になってしまう可能性もあります。
動画で視聴者に最も伝えたいメッセージや、何のために動画を制作するのかという目標を事前に明確にしておきましょう。伝えたいことが複数ある場合には、優先順位が高い内容以外は思いきって省き、本当に大事なことだけに絞るのも大切です。
2.ターゲットを決める
動画の内容を誰に届けたいのか、ターゲットを決めることも重要です。これは、ターゲットによって適したアプローチの方法が異なるため。たとえば、50代のビジネスマン向けのサービスにもかかわらず、20代〜30代の女性目線の動画を作ってしまっては、50代の男性は自分ごとには思えないはずです。
ミスマッチを防ぐためにも商品やサービスをどのような人に利用してもらいたいのかを考え、ターゲットを決めましょう。性別、年齢層、家族構成、住んでいる場所、どのような悩みを持っているのか、どのような生活や働き方をしている人なのかを明確にしていきます。
ターゲットに「もしかして自分のことかな」「これなら自分の悩みを解決できそう」と共感してもらえるような動画を制作できれば、商品やサービスの購入にもつながりやすくなります。
3.動画の活用方法や配信戦略を立てる
動画の活用方法や、どのような方法で配信するのかによっても動画の内容を変える必要があります。
たとえばYouTubeで公開するなら、キャッチーでおもしろい動画のほうが注目を集めやすいでしょう。一方でプレゼンの資料なら、ビジネスシーンで使いやすいように真面目な内容にしたほうが無難です。
また、掲載する媒体によって適した動画のサイズや長さが異なるため、なんとなく制作してしまうと、あとでサイズ変更などの手間がかかることもあります。動画を配信するのはYouTubeなのかInstagramなのか、どのような場面で活用する動画なのかなど、媒体と活用シーンは必ず事前に決めておきましょう。
4.動画の表現方法を検討する
単調な動画になってしまうと、視聴者は飽きて途中見るのをやめてしまいます。特にYouTubeの場合、配信フォーマットによっては最初の5秒間で視聴者が動画に興味を持たなければスキップされてしまうため、冒頭のクリエイティブにはこだわらなくてはなりません。
動画の冒頭には、視聴者の興味を惹くようなインパクトのある内容を入れるとよいでしょう。値引きや特典の情報を入れたり、「こんな悩みはありませんか?」「〇〇でお困りのあなた」などといった、視聴者が自分ごととして捉えられる呼びかけを入れると、視聴者が興味を持ちやすく、動画を最後まで観てもらえる可能性が高まります。
5.動画制作会社と制作を進める
成果を得られる商品・サービス紹介動画を制作するためには、視聴者の興味を惹くようなクリエイティブを制作したり、伝えたいメッセージを効果的に打ち出したりする必要があります。動画制作に慣れている場合以外は、自社で商品・サービスの紹介動画を完成させるのは至難の業だといえるでしょう。
商品やサービスの魅力を視聴者に伝えられる動画を制作するためには、動画の制作実績が豊富な制作会社に依頼することをおすすめします。
制作ノウハウの1〜4の内容を自社でできるだけ具体的に考えたうえで制作会社に伝え、相談しながら動画の制作を進めるとよいでしょう。
【動画マーケがおすすめ】映像制作のすべてが一社で完結!
視聴者の心を掴む商品・サービス紹介動画を制作するコツ
商品やサービスの魅力をしっかりと引き出せる紹介動画を制作したいのであれば、「イメージ映像」「インフォグラフィック」「3DCG」などを盛り込むのがおすすめです。それぞれどのようなものなのかを詳しく見ていきます。
商品の使用シーンを魅力的に見せる「イメージ映像」
「イメージ映像」とは、商品やサービスを利用している様子を視覚化した映像のことです。
商品・サービスの特徴やメリットはもちろんのこと、具体的にどういったシーンでどのように使うのかがわからなければ、視聴者も商品やサービスに興味を持てないでしょう。興味を持ってもらえなければ、当然、購入にも結びつきません。
特に、新しく開発した商品を販売する際は、実際に商品を使っている様子を紹介し、ユーザーに具体的なイメージを持ってもらうことが重要です。
また、イメージ映像は、ユーザー向けの配信だけでなく、商談や展示会などで商品の使い方を説明したいときにも活用できます。
形のないサービスを可視化する「インフォグラフィック」
情報や知識など、形のないサービスを可視化したいときにおすすめなのが「インフォグラフィック」という手法です。アニメーションやイラスト、表、図、地図などを使うことにより、情報をわかりやすく表現します。
インフォグラフィックを用いることで、複雑な情報も伝わりやすくなります。WebサイトやSNSとも相性がよいため、拡散される可能性も高くなるでしょう。
製品内部まで表現する「3DCG」を活用
「3DCG」とは“3 Dimensional Computer Graphics”の略で、「CG (コンピュータグラフィックス)」を使って3次元の空間で物体を表現する技術のことです。
2次元のCGで平面的な「2DCG」とは違い、3DCGであれば物体を立体的に見せることができるため、実際に見るのは困難な製品の内部や細部、実在しないキャラクターなども表現できます。
そのため、医療系、工業系、ゲーム系といった専門的な分野の動画に用いられるケースが多いです。製品の特徴や仕組みも説明しやすくなりますし、展示会やプレゼンテーションなどにも役立てられます。
3DCGを活用した映像制作については、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
3DCGを活用した映像制作の手順とは?費用・メリットも徹底解説!
商品・サービス紹介動画の成功事例5選
商品・サービス紹介動画にはどのようなものがあり、どういった場面で活用されているのでしょうか。
こちらでは、YouTubeで公開されている商品・サービス紹介動画の成功事例を5つピックアップしてみました。どのような動画を制作すべきかを悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
1.出張デパ地下サービス「新鮮わくわく便」紹介動画
「心おどる出張デパ地下」をキャッチコピーとしている「新鮮わくわく便」のCMです。本格グルメやスイーツなど、全国各地の選りすぐりの商品を車で街まで届ける様子をイメージ映像で表現しています。
撮影した素材とイラスト素材を組み合わせたアニメーション、強調したテキストなどのインフォグラフィックも使用。オリジナルで制作された曲もサービス名が入っていて耳に残りやすく、サービスについてわかりやすく伝わるような工夫が要所要所に凝らされています。
販売スタッフ、母と娘など幅広い年齢層のモデル手配、ロケ地の選定、オリジナルソングの制作なども制作会社が一貫して行っているようです。
2.給与即日払いサービス「Payme」紹介動画
給与日を待たずに、働いた分の給与を受け取れるようにする給与即日払いサービス「Payme (ペイミー)」のサービス紹介動画です。アニメーションやイラストによるインフォグラフィックを用いており、形のないサービスを可視化しています。
企業やお店の担当者の悩みや、サービスの特徴・メリットなどもわかりやすくまとまっています。人物をイラストで表現することにより、制作費用が抑えられているのも特徴です。
3.日本電産株式会社 メタバース関連事業紹介動画
ニデック株式会社の、メタバース関連の製品を製作している事業のショールーム用映像です。部品などは実在しているものの、どんな役割があるのかは一見わかりづらいものです。こちらの商品紹介動画では、部品がどのようなデバイスに使われているのかを解説しています。
インターネット上の仮想空間で、形がない「メタバース」についても、インフォグラフィックを用いているためイメージしやすいです。未来感や疾走感のある映像で、事業のあらゆるところで製品が使われていることを表現しています。
4.会計ソフト「freee」サービス紹介動画
会計ソフト「freee(フリー)」のサービス紹介動画はイメージ映像を用いています。人物は一切出てきませんが、視聴者が目の前のスマートフォンやパソコンを見ながら操作しているかのような映像です。
経理を自動化しているシーンや取引の詳細など、実際の画面や書類に近い映像を見せることにより、視聴者がサービスを利用するところを想像しやすくなっています。たった34秒間のなかで、豊富な機能を使えることもしっかりと伝わってきます。
5.パフォーマンスギア「EXTREME PERFORMANCE GEAR」商品紹介動画
ボディケア・スポーツに関する商品を展開している「ファイテン」。アスリートのためのパフォーマンスギア「EXTREME PERFORMANCE GEAR (エクストリーム・パフォーマンス・ギア)」シリーズが新発売された際のプロモーション映像です。
ネックレスやブレスレットといった商品と、ボールなどを3DCGで光らせて強調し、スポーツをする際のパフォーマンス向上をサポートすることを映像で表現しています。躍動感があり、スポーツ時に商品を実際に身につけているところを想起させるのも特徴です。
企画・撮影・編集・CG制作まで一貫して制作会社が行っており、撮影も自社撮影スタジオで実施。全編を通して流れるコマーシャルソングもオリジナルで制作しているようです。
まとめ
今回は、商品・サービス紹介動画を制作するメリット、制作のノウハウやコツ、成功事例などについて見ていきました。
成果を得られる商品・サービス紹介動画を自社内で制作するためには、クリエイティブに工夫を凝らし、伝えたいメッセージを効果的に打ち出す必要があるため、自社で制作するのは難しいといえます。成果を得られる商品・サービス紹介動画を制作したい場合は、実績豊富な動画制作会社に依頼するのがよいでしょう。
動画マーケでは、動画制作のなかでも重要な企画や撮影、編集、曲の制作などもワンストップで依頼できる下記の制作会社をおすすめしています。
【動画マーケがおすすめ】映像制作のすべてが一社で完結!
撮影・映像制作・動画広告媒体のすべてをお任せ
映像制作×集客施策がワンストップで
株式会社JPC
- 中島 英太
- 企業の会社紹介動画や販売PR映像などの制作実績を持つ。
クライアントや監督・ディレクターとの密接なコミュニケーションを大切にし、ビジョンを正確に捉えることが可能。また、チームとの協力も得意とし、撮影現場での円滑な作業とプロフェッショナリズムを重視している。
関連記事同じタグが付いた記事
動画マーケがおすすめするその他の動画広告媒体・制作サービス