
声優の依頼・キャスティングにおすすめのサイト・外注サービス5選
プロの声優を起用すれば、聞き取りやすい発声や情緒のある声によって、コンテンツの訴求力の向上やブランディングへの貢献など、多くのメリットが期待できます。
しかし、企業のプロモーション動画やゲームのキャラクターボイスなどで初めて声優への依頼を検討する場合、「どうやって依頼すればいいのか」「費用はどれくらいかかるのだろう」といった悩みや疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。
声優への依頼は、方法を間違えると期待した成果が得られないだけでなく、契約トラブルにつながるリスクもあります。
そこで本記事では、プロの声優への依頼を検討している方に向けて、依頼内容や手順、費用の相場、選び方のポイントを解説します。おすすめの外注サービスも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
声優に依頼できる内容は?
声優には、企業のプロモーションからエンターテインメントコンテンツまで、声に関するさまざまな業務を依頼できます。代表的な依頼内容は以下のとおりです。
- ナレーション(企業VP、CM、広告、Web動画など)
- キャラクターボイス(ゲーム、アプリ、アニメなど)
- 音声ガイダンス(留守番電話、館内放送、システム音声など)
- オーディオブック
これらを通じて、作品の世界観を際立たせたり、プロモーションの訴求力を高める効果が期待できます。
プロの声優に依頼するメリット
プロの声優に依頼すれば、コンテンツ品質の向上はもちろん、ビジネス面でも大きなメリットがあります。
以下の6つの観点から解説していきます。
- プロモーションの訴求力を高められる
- 世界観を的確に表現できる
- 制作の効率化・コスト削減を図れる
- ファン層へのリーチを広げられる
- SNSでの拡散を期待できる
- ブランディングを強化できる
プロモーションの訴求力を高められる
社員や経験の浅い人がナレーションを担当すると、棒読みになったり聞き取りにくくなり、メッセージが届きにくくなることがあります。
しかし、プロの声優は聞き取りやすい発声や滑舌はもちろん、声のトーンや緩急で感情を表現する技術を持っています。そのため、商品やサービスの魅力を的確に伝えられ、視聴者の購買意欲を高める効果が期待できます。
世界観を的確に表現できる
プロの声優が持つ表現力は、コンテンツの世界観を的確に表現するうえでも役立ちます。とくにアニメやゲーム、オーディオブックといった物語性のあるコンテンツでは、キャラクターの感情や性格を声で繊細に表現することで、視聴者を作品世界に深く引き込みます。
制作の効率化・コスト削減を図れる
プロの声優へ依頼することで、結果的に制作を効率化し、コストを削減できる場合があります。経験豊富な声優は、台本の読解力が高く、求められる演技意図をすぐに把握できます。
そのため、リテイク(録り直し)の回数が少なく済み、収録がスムーズに進行します。スタジオの利用時間や編集作業にかかる時間を短縮できるため、全体の制作コストを抑えられます。
ファン層へのリーチを広げられる
知名度や人気のある声優を起用することで、その声優のファン層へアプローチできます。声優のファンは、応援している声優が出演する作品や商品に対して高い関心を示す傾向があります。
自社のコンテンツに起用したことを声優自身がSNSなどで告知すれば、これまで接点のなかった層にも認知を広げられ、コンテンツの認知度拡大が期待できます。
SNSでの拡散が期待できる
人気声優の起用は、SNSでの情報拡散を期待できる点もメリットです。ファンが自発的に「好きな声優が〇〇に出演している」といった情報をSNSで共有することで、「UGC」(ユーザー生成コンテンツ)が生まれ、情報が自然に拡散していきます。
たとえば、10万円の広告費で1万回の表示が見込める場合でも、声優ファンによる投稿が増えれば追加コストなしで1万回以上の拡散が発生し、広告効果が倍増することもあります。
UGC(ユーザー生成コンテンツ)
ユーザー自身が自発的に作成し、SNS投稿、レビュー、ブログ記事、動画投稿など、インターネット上で発信するコンテンツの総称。
ブランディングを強化できる
特定の声優を継続的に起用することで、企業のブランディングを強化できます。たとえば、企業CMや製品のナレーションに同じ声優を起用し続けると、「〇〇の声=あの会社」というイメージが定着します。
声優が持つクリーンなイメージや信頼感が、そのまま企業やブランドのイメージ向上に貢献し、消費者からの信頼を獲得できます。
声優に依頼する方法とは?
声優に仕事を依頼する主な方法は次の3つです。
それぞれにメリット・デメリットがあるため、自社の目的や予算にあわせて最適な方法を選びましょう。
- 声優事務所・キャスティング事務所に依頼する
- クラウドソーシング・スキルマーケットで探す
- SNSや個人サイトで直接依頼する
声優事務所・キャスティング事務所に依頼する
声優事務所やキャスティング事務所に依頼するのが、最も一般的な方法です。事務所にはさまざまなタイプの声優が所属しており、企画内容や予算を伝えれば、最適な人材を提案してもらえます。
メリットは、実績豊富なプロに依頼できる安心感があり、契約やスケジュール調整などを代行してもらえる点です。また、声優の選定からオーディションの開催、複雑な契約条件の交渉まで一任できるため、依頼側の手間を大幅に削減できます。万が一トラブルが発生した場合でも、間に入って対応してもらえるため、安心してプロジェクトを進められます。
なお、映像制作会社や広告代理店が運営するキャスティングサービスもあります。その場合、声優の手配だけでなく、動画企画の段階から台本作成、収録、編集、そして納品まで、映像制作に関する全工程をまとめて依頼できます。
クラウドソーシング・スキルマーケットで探す
近年では、「クラウドワークス」や「ココナラ」といったクラウドソーシングサイトやスキルマーケットで声優を探す方法も増えています。事務所に所属していないフリーランスの声優や、副業で活動している人が多く登録しています。
メリットは、比較的安価に依頼できる点や、多くの登録者の中からイメージに合う声を探せる点です。
ただし、スキルや経験には個人差が大きいため、依頼する際は過去の実績やサンプルボイスを慎重に確認する必要があります。また、納期を守ってもらえないといったリスクも考えられます。契約や金銭のやり取りも当事者間で行うため、トラブル対応の知識も必要となります。
SNSや個人サイトで直接依頼する
X(旧Twitter)などのSNSや、声優個人のWebサイトを通じて直接仕事を依頼する方法もあります。フリーランスで活動している声優の多くは、仕事用の連絡先を公開しており、DMやメールでコンタクトをとることが可能です。事務所を介さない分、中間マージンが発生せず、費用を抑えられる場合があるのが大きなメリットです。
一方で、契約書の作成や条件交渉、スケジュール管理などはすべて自社で行う必要があります。そのため、トラブルが発生した際も自己責任となる点は理解しておきましょう。また、連絡が途絶えてしまったり、納品物の品質が期待と異なったりするリスクもゼロではありません。実績の信頼性を慎重に確認したうえで依頼することが重要であり、企業として取引する際はリスクを踏まえた対応が求められます。
声優への依頼にかかる費用は?
声優への依頼費用は、依頼方法や声優の知名度、仕事内容によって大きく変動します。ここでは、料金体系や費用の内訳、そして相場の目安について解説します。
料金体系
声優への依頼料金には、大きく分けて次の3つの体系があります。
| 料金体系 | 計算方法と条件 | 向いている案件 |
|---|---|---|
| 文字・ワード数課金 | 文字数(or ワード数)× 単価で算定台本が確定すると見積りも確定。 | ・短尺ナレ-ション ・eラーニング台本→文字量が明確な場合に最適 |
| 時間課金 (拘束時間) | 拘束時間 × 時間単価で算定収録・待機・リテイク対応なども含めた時間が対象。 | ・長時間収録やスタジオ作業 |
| 出来高制 (1本あたり) | 1本あたり〇円の定額 | ・YouTube動画のナレ-ション ・キャラクターボイス→複数本の継続発注に最適 |
どの料金体系を選ぶかは、依頼内容によって異なります。短いナレーションのように作業量が明確な案件は「文字数・ワード数課金」、スタジオ収録時間が固定されている場合は「時間課金」、そして動画本数ベースで継続的に依頼する場合は「出来高制」を選ぶと良いでしょう。
文字数とワード数の違い
文字数は原稿中の文字を一つひとつ数える方法です。ワード数は単語で数える方法で、句読点や記号、URLを含めるかは事前に決めます。
費用の内訳
声優への依頼費用は、声優本人への報酬だけでなく、以下のような費用で構成されます。
- 声優への報酬(ギャラ)
- スタジオ利用料
- ディレクション費
- 編集費
制作会社や代理店に依頼する場合は、これらの費用に進行管理費や仲介手数料が加わるのが一般的です。こうした費用はパッケージプランに含まれて提示されるケースが多いため、個別に確認できないこともあります。なお、声優が自宅で収録を行う「宅録」であれば、スタジオ費用が発生しない分、全体のコストを抑えられます。
費用の相場
費用の相場は、スタジオで収録する場合と、声優の自宅で収録(宅録)する場合で大きく異なります。
スタジオで収録する場合の費用
スタジオを利用して収録する場合は、声優出演料とスタジオ使用料の両方が発生します。
価格の目安は以下の表のとおりです。
| 項目 | 相場の目安 |
|---|---|
| 声優・ナレーター出演料 | 数万円〜10万円程度/1時間 (知名度により変動あり) |
| スタジオ使用料+エンジニア費 | 約1万円〜3万円程度 |
| 合計費用イメージ | 約5〜15万円程度/1時間 |
相場はスタジオ代やディレクション費を含めて約5万円〜15万円程度です。一般的な案件では下限に近い金額になることが多いですが、有名声優を起用する場合や複雑な演出が必要な場合は上限を超えることもあります。また、内容や拘束時間が増える場合は、10万円〜30万円程度かかる場合もあります。
「宅録」(自宅収録)で依頼する場合の費用
宅録(自宅収録)による声優依頼は、スタジオを使わず自宅で録音するため、比較的リーズナブルに発注できるのが特徴です。料金体系は、ナレーションやセリフなどを1ワード単位や30秒単位で設定しているケースが多く、短いナレーションであれば3,000円〜10,000円程度から依頼可能です。
ただし、商用利用や著作権譲渡が必要な場合は、追加料金が発生することがあります。また、実績のある声優や特定の声優を指名する場合は、費用が2〜3倍程度に上がることも珍しくありません。最終的な料金は、原稿のボリュームや利用目的、納期によって大きく変わるため、事前にしっかり見積もりを確認することが大切です。
参考:声優の依頼にかかる料金相場とは?キャスティングの方法やメリットも紹介
費用を変動させるその他の要因
上記の基本的な料金にくわえて、費用は以下のような要因でも変動します。
- 声優の知名度・実績
- リテイク(録り直し)の回数
- 作成した音声データの二次利用
- 納期の短さ
人気や実績のある声優ほど、報酬は高くなる傾向があります。依頼側の都合による録り直しには、追加料金が発生する場合があります。制作した音声を当初の用途以外で使用する「二次利用」(例:Web動画をCMに転用)には、別途二次利用料が必要です。なお、納期が短い案件は特急料金が加算されることもあるため、スケジュールには余裕をもってご依頼ください。
失敗しない声優の選び方・ポイント
声優の選定は、コンテンツのクオリティを左右します。
ここでは、依頼で失敗しないためのポイントを3つ紹介します。
- 実績や経歴を確認する
- サンプルボイスを確認する
- キャスティング事務所に声優の選定から依頼する
実績や経歴を確認する
依頼を検討している声優が、過去にどのような仕事をしてきたかを確認しましょう。とくに、自社が制作したいコンテンツと類似したジャンルでの実績が豊富であれば、安心して依頼できます。
たとえば、企業VPのナレーションなら落ち着いたトーンでの実績、ゲームキャラクターであれば幅広い役柄を演じた経験、eラーニング教材なら長時間でも聞き取りやすい滑舌でのナレーション経験などがあるかをチェックすることがポイントです。
声優事務所のWebサイトや本人のSNS、ポートフォリオなどから過去の実績を確認すると良いでしょう。
サンプルボイスを確認する
サンプルボイスは声優選びの重要な判断材料です。事前にしっかりと聞き、声質や演技の幅がイメージに合っているかを確認しましょう。多くの声優はWebサイトなどで複数パターンの音声を公開しており、
「明るく元気な声」「落ち着いたナレーション」「シリアスな演技」などを聞き比べることで、対応可能な演技の幅を把握できます。
ただし、サンプルは最も良い環境で録音されていることが多いため、実際の収録ではディレクションや録音環境によってニュアンスが変わる可能性がある点に注意が必要です。
キャスティング事務所に声優の選定から依頼する
自社で声優を選ぶのが難しい場合は、キャスティング専門の会社に相談するのも効果的です。企画の意図やキャラクターのイメージ、予算などを伝えるだけで、経験豊富なスタッフが最適な声優を提案してくれます。
とくに、キャラクターの数が多い案件や、スケジュール管理・契約条件なども含めてスムーズに進めたい場合におすすめです。
声優に依頼する際に注意すべきことは
声優への依頼をスムーズに進め、トラブルを避けるためには、以下の注意点を押さえておく必要があります。
- 台本や指示書を事前に用意する
- 契約条件(リテイク・二次利用)を明確にする
- 収録当日は完成イメージを共有しておく
- 個人取引の場合はコミュニケーションをしっかりとる
台本や指示書を事前に用意する
収録を依頼する際は、必ず事前に台本を準備しましょう。専門用語や固有名詞の読み方、強調してほしい箇所などを具体的に記載しておくことで、声優が演技の準備をしやすくなります。
また、声のトーンや表現してほしい雰囲気、伝えたいメッセージのニュアンスなどをまとめた指示書も用意しておくと、完成イメージを共有しやすくなり、現場でのやりとりがよりスムーズになります。
契約条件(リテイク・二次利用)を明確にする
たとえば、「リテイクは○回まで無料」「読み間違い以外の録り直しは追加料金が発生する」などのルールを事前に合意しておくことで、後々のトラブルを防げます。
二次利用についても、追加費用が発生するケースが多いため、どこまで利用できるかを必ず確認しておきましょう。
収録当日は完成イメージを共有しておく
収録当日は、依頼側も立ち会い、完成イメージを声優やディレクターと直接共有するのが望ましいです。また、映像にあわせて声を録音する場合は、完成に近い状態の映像を用意しておくと、より正確な演技が引き出せます。言葉だけでは伝わりにくいニュアンスも、現場で直接指示することでスムーズに共有できます。
個人取引の場合はコミュニケーションをしっかりとる
フリーランスの声優と直接取引する場合は、とくに丁寧なコミュニケーションが不可欠です。企業間取引と比べて契約認識の齟齬や連絡遅延などが発生しやすく、トラブルに発展するリスクがあります。
契約内容は必ず書面で残し、進捗状況をこまめに確認するなど、密な連携を心がけることが重要です。初めての依頼では、クラウドソーシングを介してやり取りすることで、安全性と透明性を確保できます。
声優への依頼から納品までの流れ
声優事務所やキャスティング事務所に依頼した場合の一般的な制作フローは、以下の通りです。
- 依頼内容や声のイメージを伝える
- 見積もり・キャスティング選定とスケジュール調整
- 発注
- 音声収録
- 音声データ納品・検収(修正依頼)
1.依頼内容や声のイメージを伝える
まずは依頼先に、求める声のイメージと依頼の目的をできるだけ具体的に伝えましょう。ターゲットや使用媒体を明確にしておくと、より的確な提案が得られます。
また、声の方向性(温度感・話速・キャラクター性)は、参考音声や近い事例を添えると伝達がスムーズです。所属声優やナレーターのサンプルボイスを公式サイトなどで公開している会社も多いので、確認しておくことをおすすめします。
2.見積もり確認・キャスティング選定とスケジュール調整
キャスティングを依頼する場合は、依頼先から候補声優のサンプルボイスと見積書が提示されます。あらかじめ、以下のように比較の判断ポイントを定めておくと検討がスムーズです。
- 声の適合度・表現の幅(トーン/演技の振れ幅/指示への追従性)
- スケジュールの現実性(収録日・台本確定の締切・リテイク対応可否)
- 総額の内訳把握(出演料・スタジオ費・ディレクション費)
良い人材が見つかっても、予算や日程が合わない場合もあるので、第一候補に加え、複数の候補を用意しておくと安心です。また、スケジュールは収録日と予備日を同時に押さえ、台本確定の締切や素材入稿の時刻、当日の連絡体制まで決めておくと安心です。
3.発注
起用が決まったら、使用範囲・期間・媒体などの契約条件と秘密保持、支払い条件を確定し、発注書を取り交わして正式発注をしましょう。修正・再収録の扱い(無償の範囲と追加費用の線引き)を明確にし、料金の計算方法、二次利用時の追加料、請求から支払いまでの流れ、キャンセル規定などを事前に合意しておきます。さらに、データの保管期間と再利用の可否も決め、合意事項は一枚のシートに整理して共有しておけば、後の行き違いを防げます。
4.音声収録
当日は依頼主が立ち会い、演技の方向性や細かなニュアンスをディレクターや声優と直接確認しながら進行するのが一般的です。対面にくわえて、近年はWeb会議ツールでのオンライン立ち会いが可能なケースも増えており、遠方からでもディレクションが可能です。
収録中は、原稿との整合性や声のトーン・話速・雰囲気を確認し、手直しが必要な点はその都度ナレーターに共有してリテイクしましょう。
5.音声データ納品・検収(修正依頼)
収録した音声は、整音やノイズ除去、カット編集を経て完成データとして納品されます。納品形式は用途に合わせてWAVやMP3を指定し、マスターはWAV、確認用はMP3といった受け取り方も可能です。受け渡しはダウンロードリンクやパスワード付きURLが一般的で、音量の基準(例:−16 LUFS)などは事前に共有しておくと後工程の手直しが減ります。
受領したら早めに検収を行い、誤読や読み漏れ、不要なノイズやクリック音、尺やトーンの指示順守を確認してください。気になる点は検収期限内に修正を依頼します。誤読や明確なノイズは無償となることが多いですが、演技の方向変更や台本差し替えなど修正内容によっては追加費用になる場合があります。修正依頼がある場合は、再収録が必要か編集で対応できるか、納期への影響もあわせて確認をしておきましょう。
問題がなければ最終承認として検収完了とし、請求から支払いまでの手続きに進みます。最後に、データの保管期間と再利用のルールを共有して案件をクローズします。
声優依頼におすすめのサービス・外注サービス5選
声優への依頼を検討する際に役立つ、代表的なサービスを5つ紹介します。
1.ボイスマート
ボイスマートは、株式会社ジェー・ピー・シーが運営する声優キャスティングサービスです。
男性・女性声優はもちろん、アメリカ英語や中国語といったネイティブ声優、子供/子役まで幅広く在籍しています。「宅録」に対応可能な声優もいるため、予算や納期を抑えたい場合にも柔軟に対応してもらえるでしょう。公式サイトではボイスサンプルも確認できるので、事前に聞き比べながら検討できます。
また、ヒアリングから収録、納品まで一貫してサポートしてもらえるため、初めて声優に依頼する場合でも安心して任せられます。料金プランは媒体ごとの追加料金や使用期間の制限がなく、シンプルで分かりやすい点も特徴です。
経験豊富なプロデューサーが、企画の意図や予算に応じて最適な声優を提案してくれるので、気軽に相談できます。
| サービス名 | ボイスマート |
| 運営会社名 | 株式会社ジェー・ピー・シー |
| 所在地 | 〒600-8062 京都市下京区富小路通高辻下る恵美須屋町193番地 |
| 電話番号 | 075-365-0571(代) |
2.ココナラ
ココナラは、個人のスキルを売買できる、日本最大級のスキルマーケットです。「声優・ナレーション」のカテゴリには、プロからアマチュアまでさまざまなスキルレベルの出品者が登録しており、予算や目的に応じて手軽に依頼先を見つけられます。
依頼前に出品者が公開しているサンプルボイスや実績、レビューを確認できるため、声質や演技力、対応の丁寧さを事前に把握できます。また、価格帯も幅広く設定されており、数千円から始められる案件も多く、初めて声優に依頼する企業でも試しやすいのがメリットです。
| 運営会社名 | 株式会社ココナラ(英語表記 coconala Inc.) |
| 住所 | 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町20−1 渋谷インフォスタワー6F |
| 電話番号 | – |
3.iikoe
「iikoe」は、声優やナレーター(以下、ボイスコ)に仕事を依頼したい方と、声の仕事を受けたいボイスコを仲介するサービスです。個人間の直接取引で起こりうる金銭トラブルなどを防ぎ、双方が安全に取引できる仕組みを提供しています。
iikoeでは、依頼者が事前に支払った代金をサービスが一時的に預かることで、納品されなかった場合は依頼者へ返金されます。納品が完了すれば制作者へ報酬が支払われる仕組みとなっているため、金銭トラブルもおきにくく、安心して利用できます。
| 運営会社名 | 合同会社iikoe |
| 住所 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-19-15 宮益坂ビルディング609 |
| 電話番号 | 050-5050-2342 |
4.ジーアングル
ジーアングルは、動画や音楽、イラスト制作など、年間3,500件以上のプロジェクトを手掛ける総合クリエイティブ制作会社です。声優依頼においては、キャスティングからゲーム・アニメの音響制作まで、ワンストップでの依頼が可能です。有名声優はもちろん、作品の世界観にあわせた声優の提案も受けられます。経験豊富なスタッフがディレクションを行うため、初めての依頼でも安心して進められます。
| 運営会社名 | 株式会社ジーアングル |
| 住所 | 〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-13-6 恵比寿ISビル3F |
| 電話番号 | 03-6721-7916(スタジオ・ボイス事業部) |
5.クラウドワークス
クラウドワークスは、個人・法人を問わず、インターネット上で仕事の受発注ができる日本最大級のクラウドソーシングサイトです。ナレーションやキャラクターボイスなどに対応できる声優が多数登録しており、豊富な選択肢の中から自社のイメージに合った人材を見つけやすいでしょう。
仕事を公募して依頼相手を探すことができ、契約から納品、支払いまでの一連の流れをサイト上で完結できるため、手続きがスムーズです。
| 運営会社名 | 株式会社クラウドワークス |
| 住所 | 〒150-6006 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー6階 |
| 電話番号 | – |
声優依頼に関するよくある質問
声優への依頼に関して、よくある質問とその回答をまとめました。
Q. 個人でもプロの声優に依頼できますか?
A. 個人でもプロの声優に依頼できます。声優事務所やキャスティング事務所の中には個人からの依頼を受け付けているところもあります。また、クラウドソーシングサイトを利用すれば、個人でも気軽にフリーランスの声優に依頼することが可能です。
Q. 収録スタジオは自分で手配が必要ですか?
A. 収録スタジオの手配は、依頼方法によって異なります。声優事務所やキャスティング事務所に依頼する場合、スタジオの手配もまとめて行ってくれることがほとんどです。個人でフリーランスの声優に依頼する場合は、自分でスタジオを予約するか、宅録で対応してもらうかなどを相談して決める必要があります。
Q. 英語などの外国語のナレーションも依頼できますか?
A.依頼できる場合もありますが、対応の有無は事務所やキャスティング会社によって異なります。英語・中国語・韓国語・各種ヨーロッパ言語まで扱う会社もあれば、日本語のみの会社もあります。希望言語やネイティブ/バイリンガルの指定を添えて確認し、対応している事務所や会社に依頼しましょう。
まとめ
プロの声優にナレーションやキャラクターボイスを依頼することで、コンテンツの質を高め、訴求力を向上させられます。依頼方法は声優事務所やキャスティング事務所、クラウドソーシングなどさまざまで、それぞれにメリットや費用が異なります。自社の目的や予算、求めるクオリティにあわせて最適な方法を選ぶことが重要です。
「どの方法で依頼すれば良いか分からない」「自社の企画に合う声優を選んでほしい」とお悩みであれば、声優の選定から契約、収録まで一貫してサポートしてくれる「ボイスマート」のようなサービスに一度相談してみてはいかがでしょうか。
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中島 英太
- 企業の会社紹介動画や販売PR映像などの制作実績を持つ。
クライアントや監督・ディレクターとの密接なコミュニケーションを大切にし、ビジョンを正確に捉えることが可能。また、チームとの協力も得意とし、撮影現場での円滑な作業とプロフェッショナリズムを重視している。
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