ライブ配信プラットフォームのおすすめはどれ?最適な選び方もご紹介!
ライブ配信/収録

ライブ配信プラットフォームのおすすめはどれ?最適な選び方もご紹介!

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動画コンテンツが急速に普及している近年、ライブ配信プラットフォームを利用した動画配信をビジネスに活用する企業は年々増加しています。セミナーや社内イベント、商品・サービスの販売など、さまざまな用途で活用できる配信ライブですが、その配信プラットフォームには種類があり、どれを選べばいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

こちらでは、ビジネスで活用できるおすすめのライブ配信プラットフォームを、それぞれの特徴メリットデメリットとあわせてご紹介します。ライブ配信プラットフォームの選び方やライブ配信で重要になる流量回線速度についても詳しく解説していますので、ライブ配信を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

ライブ配信プラットフォームとは?

ライブ配信プラットフォームとは、ライブ配信者が配信する映像や音声を視聴者がリアルタイムで視聴できる場所のこと。ライブ配信は、必ずこのプラットフォーム上で行うことになります。

ライブ配信プラットフォームには有料のものや無料のもの、視聴者を限定できるものなど、さまざまな種類があり、配信するコンテンツや目的に合ったプラットフォームを選ぶ必要があります。

ライブ配信に必要なものについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
ライブ配信(映像配信)の仕組みを知ろう│必要なものや費用を安く抑えるコツとは?

ライブ配信プラットフォームの種類

ビジネスで活用できるライブ配信プラットフォームには、いくつかの種類があります。配信するコンテンツや目的に合ったライブ配信プラットフォームを選ぶためにも、それぞれの特徴やメリット・デメリットを把握しておきましょう。

YouTube Live

YouTube Live

YouTube Liveとは、Google社が運営する動画投稿サイトYouTube上でライブ配信ができるサービスのこと。配信・視聴ともに無料で行えます。YouTube Liveは基本的に誰でも視聴することができるため、多くの人に見てほしいコンテンツを配信したい場合に適しています。(限定公開を行うことも可能)

また、圧倒的な利用者数を誇るYouTube上でライブ配信を行うYouTube Liveは、扱いに慣れている人が多く、視聴者にとって扱いやすいプラットフォームであるといえるでしょう。無料で不特定多数の人に見てもらえるYouTube Liveは、ビジネスにおいて活用される配信プラットフォームの80%を占めるほど主流なプラットフォームとなっています。

ただし、YouTube Liveでのライブ配信には安定した配信を行える有線LANでの映像送信を推奨します。少し不便に感じるかもしれませんが、有線LANによって映像をフルHDで配信できるため、高画質でのライブ配信が可能になります。

Zoom

Zoom

Zoomとは、Zoomビデオコミュニケーションズが提供するWeb会議サービスのこと。時間や場所、端末を選ばずにWeb会議が行えるため、コロナ禍でのリモートワーク拡大によって急速に普及しました。

ZoomはWeb会議などで使用するイメージを持たれる方も多いかと思いますが、実はライブ配信のプラットフォームとしても数多く活用されています。これは、普段からWeb会議などでZoomを使用しており、扱いに慣れている企業担当者が多いためです。

ZoomにはWeb会議などで使用するZoomミーティングのほかに、Zoomウェビナーというものがあり、ライブ配信にはこのZoomウェビナーが使用されることがほとんど。Zoomミーティングが双方向のコミュニケーションを目的としているのに対し、Zoomウェビナーは配信者が視聴者に対して情報を一方的に提供する仕様となっているのが大きな違いです。

そんなZoomの最大の特徴は、配信の主催者であるホストが視聴者を選べること。そのため、表彰式などの社内行事や社内のプレゼン、会員限定のコンテンツなど、視聴者を限定して配信したい場合に適しています

ただし、ZoomウェビナーはZoomミーティングの有料プランを契約しなければ利用できません。また、有料プラン加入後にライセンスを追加購入しなければならないため、費用が高額になりやすいです。

Microsoft Teams

Microsoft Teams

Microsoft Teamsとは、マイクロソフト社が提供しているグループウェアのこと。チャットやWeb会議、スケジュールの管理などが行えます。Microsoft Teamsは、取り扱うデータがマイクロソフト内のセキュリティサーバーで厳重に管理されていたり、ライブ配信の参加者ごとに利用可能なコンテンツ内容を管理できるため、セキュリティ上の観点からZoomを使用していない企業に選ばれることが多いプラットフォームです。

Microsoft Teamsにはさまざまな料金プランがありますが、基本的には無料プランで十分にライブ配信を行えます。ただし、100人を超える視聴者に向けて配信したい場合や、長時間配信したい場合などは有料プランに加入する必要があるため、事前に確認しておきましょう。

Vimeo

Vimeo

Vimeoとは、2014年にアメリカで開設された動画共有サイトのこと。動画を共有できるという点でYouTubeと似た性質を持っているものの、作品を有料コンテンツ化できるため、主にアーティストやクリエイターに利用されています。
基本的に無料で利用できますが、利用内容によっては有料プランへの加入が必要となり、ライブ配信をする場合も有料プランに加入しなければなりません。

Vimeoでは、リンクを知っているユーザーやパスワードを持っているユーザーにのみ視聴を許可する視聴制限を行えるため、誰でも配信や視聴を行えるYouTubeと比べると、セキュアな環境でライブ配信を行えるのがメリットです。
ただし、あまりメジャーではない配信プラットフォームのため、視聴者がVimeoの扱いに慣れておらず、不便を感じやすいというデメリットもあります。

ライブ配信プラットフォームのおすすめは?

ライブ配信プラットフォームの種類や特徴についてお話してきましたが、どの配信プラットフォームを選ぶべきか迷いますよね。プラットフォームによって必要な技術や機材が変わることはありません。
動画配信プラットフォームを選ぶ際に重要になるのは、ライブ配信の目的や内容に合ったものを選ぶこと。では、どういった基準で選ぶべきなのか、その選び方について詳しく解説していきます。

オープンな配信の場合はYouTube Liveがおすすめ

配信、視聴ともに誰でも無料で行うことができるYouTube Liveは、視聴者の数によって料金が発生することもありません。そのため、お金をかけずに不特定多数の人に視聴してもらいたい場合に適した配信プラットフォームとなっています。
YouTube Liveは、以下のようなコンテンツの配信に適しています。

  • 新商品やサービスの紹介
  • 企業説明会
  • キャンペーンの告知
  • 参加者を限定しないセミナー

オープンな配信が可能なYouTube Liveは、YouTubeという膨大な数のユーザーを抱える世界最大規模の動画共有サービスを使用することで、幅広いユーザー層へのリーチが可能に。視聴者も気軽にライブ配信を視聴できます。

しかしその反面、どんな人が配信を視聴しているのかが把握できないため、情報が取得できないというデメリットも。YouTube Liveでは限定公開を行うこともできるため、視聴者を把握したい場合などは限定公開でライブ配信を行うようにしましょう。

クローズド配信の場合はZoomがおすすめ

配信者が視聴者を限定できるZoomは、社員や会員など、対象となる視聴者に限定してライブ配信を行いたい場合に適した配信プラットフォームです。
Zoomは、以下のようなコンテンツの配信に適しています。

  • 社内イベント
  • 社内プレゼン
  • 事前申し込みが必要なセミナー
  • 有料セミナー
  • 会員限定のライブ
  • 商品購入時の特典映像

視聴者を限定できるクローズド配信は、どのようなユーザーが配信を視聴しているのか、限定したユーザーが本当に配信を視聴しているのかなど、視聴者の情報を取得できるのがメリット。

ただし、Zoomはライブ配信の視聴可能人数がプランによって異なり、大人数に配信したい場合は費用が高くなってしまうというデメリットがあります。社員や会員など、対象となる視聴者の人数を計算し、加入しているプランで配信可能かどうかを事前に確認しておきましょう。

【動画マーケがおすすめ】ライブ配信に必要な専門スタッフ・機材すべてを完備!

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要注意!ライブ配信時には「回線速度」に気を配ろう

ライブ配信を行う際は、回線速度を必ず確認しておかなければなりません。ライブ配信にはどの程度の回線速度が必要になるのか、どのような回線を利用するべきなのかについて、詳しく解説していきます。

ライブ配信に必要な回線速度の目安は?

ライブ配信に必要な回線速度の目安は?

回線速度とはライブ配信を行う際、サーバーから視聴者が配信を視聴する端末に向けて送られるデータ量のこと。データ転送量と呼ばれることもあります。回線速度にはアップロードとダウンロードの2種類がありますが、ライブ配信を行う際にチェックすべきなのは、アップロードです。

安心してライブ配信を行うために必要なアップロードの回線速度は、300Mbps~。YouTube Liveでライブ配信を行う場合でも、平均7Mbpsは必要となります。
回線速度が10~20Mbpsの環境でライブ配信を行うと、画像がカクついたり止まってしまったり、インターネットが使用できなくなってしまう可能性があるのです。回線速度がどれくらいなのかは、以下の方法で確認できます。

  • Fast.com」にアクセスする
  • Googleで「スピードテスト」と検索する

高画質で長時間の配信を行ったり、視聴人数が多くなる場合などは、より速い回線速度が必要に。回線速度は速ければ速いほどいいため、スムーズなライブ配信を行うためにも、アップロードの回線速度は配信前に確認しておきましょう。

有線LANが必ず必要

有線LANが必ず必要

ライブ配信を行う際はインターネット回線の種類も重要に。インターネット回線は、大きく分けると以下の3種類に分類されます。

  • 有線LAN(ケーブルがあるもの)
  • 無線LAN(Wi-Fi)
  • モバイル回線(4G・5G)

近年、無線LANやモバイル回線が普及していますが、これらの回線はライブ配信に使用することはできません。スムーズにライブ配信を行うためには、回線速度が安定している有線LANが必ず必要となります。

有線LANとは、ルーターに流れてきた回線を実際のケーブルで繋ぐもののこと。LANケーブルで接続されているため、安定した通信を行うことができます。ライブ配信を行う際は、会場に有線LANがあるかどうかを確認しておきましょう。

専有回線があると安心

専有回線があると安心

インターネット回線をさらに細かく分類すると、以下の2種類に分けられます。

  • 専有回線:1社の回線を1ユーザーで独占して使用できる契約形態
  • 共有回線:近隣の複数ユーザーが共有で使用する回線

共通回線の場合、ライブ配信を行う場所にいる他の人や企業、店舗などが回線を使用すると回線速度が低下してしまうため、スムーズにライブ配信が行えない可能性があります。専有回線であれば、周りの影響を受けることなく安定した環境で配信を行えるため、ライブ配信を行う際は、専有回線であることが望ましいです。
ただし、回線を専有できるかどうかは契約しているプランによって異なります。一度、回線業者に問い合わせてみましょう。

必要な回線がない場合の対処法

必要な回線がない場合の対処法

セキュリティが強固な企業では、有線LANだけでなく無線LANにも接続できないケースも。こういったケースでは、モバイル回線をボンディングして回線の流量を増やし、LANケーブルを繋ぐことで配信を可能にするLiveU社の「LiveU Solo」を使用するケースもあります。
しかし、LiveU Soloはあくまでもバックアップ回線として考えるべきであるため、有線LANがない環境下でライブ配信を行うのにはリスクがあります。

また、有線LANがあったとしても、不特定多数の人間が利用するホテルやイベント会場などでライブ配信を行う場合は、他からの影響を受けやすいことに加え、スマートフォンを問題なく利用できる程度の回線速度しかない可能性もあります。

こういった場合に活用できるのが、臨時インターネット回線。回線状況が不足している場合は回線業者に連絡することで、臨時回線を専有で敷設してもらえます。回線工事は必ず必要になるため工事費用がかかりますが、事前調査で問題がなければ、最短1日から日払いで回線の使用が可能(※契約プランによる)となり、月額で回線を契約したり、常設のルーターを入れる必要がありません。

ライブ配信においては回線がとても重要になるため、配信を行う会場の回線状況が不足している場合は、臨時回線を利用するといいでしょう。

まとめ

ビジネスで活用できるおすすめのライブ配信プラットフォームの種類や特徴、選び方についてお話してきましたがいかがでしたか。

ライブ配信プラットフォームを選ぶ際は、それぞれのメリット・デメリットをしっかりと把握し、配信するコンテンツや目的に合ったものを選ぶことが重要です。
また、ライブ配信をスムーズに行うためには、回線速度の確認が必須となります。配信前に必ず確認し、不足している場合は臨時インターネット回線などを活用するようにしましょう。

ライブ配信の目的や規模に合った配信プラットフォームや演出に関してお悩みの場合は、ライブ配信の実績が豊富な配信専門業者・撮影スタジオに依頼してみましょう。
多数の参加視聴者がいる場合や配信トラブルを避けたい場合などは、配信回線に優れ、東京都内でのライブ配信の実績が豊富な下記の配信専門スタジオをおすすめします。

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飯高 健吾
高性能のカメラや映像処理ソフトウェアを使いこなし、映像の品質と効果を最大限に引き出す。
さらに、彼は映像の編集やポストプロダクションのスキルも持っており、撮影から編集までの一連の作業を自身で行うことも可能。