効果を発揮する「会社紹介」映像の制作ノウハウ│メリットや成功事例もご紹介!
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効果を発揮する「会社紹介」映像の制作ノウハウ│メリットや成功事例もご紹介!

映像制作

自社の魅力や社会的意義、企業文化を伝えるために制作される「会社紹介」動画。近年、自社の認知拡大やブランディング、新卒・中途採用目的で会社紹介動画の制作が必須と考える企業が増えています。

会社紹介動画は、取引先への営業活用や採用候補者への企業アピール顧客へのブランドイメージ向上など、プロモーション利用領域が広いため、会社紹介動画がないという企業は早急に制作を検討されることをおすすめします。

本記事では、会社紹介動画で魅力を伝える制作ノウハウを、メリットや成功事例を合わせて紹介します。会社紹介動画の制作を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

会社紹介動画を制作するメリット

会社紹介動画を制作するメリットとしては、次の3つが挙げられます。

  • 短時間で多くの情報を伝えられる
  • 抽象的な情報を明確に伝えられる
  • 活用場面が多い

ここからは、それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。いずれか1つのメリットでも気になる場合は、会社紹介動画の制作を検討してみてはいかがでしょうか。

短時間で多くの情報を伝えられる

短時間で多くの情報を伝えられる

短時間で多くの情報を伝えられることは、会社紹介動画の最大のメリットです。

会社(事業内容)を紹介する場面は多々ありますが、長い時間が取れないことが多いのではないでしょうか。動画であれば映像・音声・テロップの3方面から情報を伝えられるため、短い時間でも情報を伝えやすいことが特徴です。

動画の情報量

動画の情報量は、文字と比べると5,000倍といわれています。(画像は文字の7倍)

文字に比べ、より多くの情報を伝えられる動画にすることで、自社の事業内容や理念、想いなどをオリジナリティに富んだ表現で魅力的にアピールできます。

特に新卒採用においては、Webサイトとあわせて、会社紹介映像を視聴する学生がほとんどです。

さらに、動画にストーリー性を持たせると、より一層情報を伝えやすくなります。伝えたいメッセージを物語のように伝える「ストーリーテリング」は、情報を記憶に残すマーケティング手法としても注目されています。

抽象的な情報を明確に伝えられる

抽象的な情報を明確に伝えられる

抽象的な情報を明確に伝えられることも、動画のメリットです。

事業内容に馴染みのない方に、口頭や資料だけでイメージを持たせることは非常に難しいでしょう。しかし、動画であれば視覚的に説明できますから、イメージしやすいといえます。

たとえば「製造工程」「物流フロー」「商流」など、モノや情報の流れは動画の方が伝えやすいです。また、アプリや業務管理システムなど「操作するサービス」を展開している場合、文章や画像よりも動画の方が正確な内容をイメージしてもらえます。

文章で伝えても説得力がない情報も、動画であれば明確に伝えられます。小売業や流通業で「品ぞろえが豊富」と言われても、本当なのかどうかは分かりません。しかし、実際の売り場の映像とともに紹介すれば、確実に信頼してもらえるでしょう。

活用場面が多い

活用場面が多い

会社紹介動画は活用場面が多いことも特徴です。商談、イベントなどあらゆる場面で利用できますから、非常に汎用性が高いといえます。また、YouTubeやテレビCMなど媒体を選ばず流せることも特徴です。

会社の名刺代わりとして紹介動画があれば、初対面の相手にも自社のことを知ってもらいやすいでしょう。

ただし、活用場面は多いものの、ターゲットに応じて動画は作り替えるのがベストです。たとえば、取引先と求職者であれば、知りたい情報は異なります。ターゲットが求める情報に応じて、動画を制作しましょう。

必見!成功する会社紹介動画のバリエーション

会社紹介動画を作るといっても、どのような内容にするべきか悩んでしまうでしょう。そんな時は、次の3つのバリエーションを参考にしてみてください。

  • 過去、現在、未来へつなげる王道ストーリー
  • 理念を伝えるコンセプト・ブランディングムービー
  • 製品や社員を主役に”想い”をドラマチックに映しだす企業ムービー

これらの展開を意識することで、自社の会社紹介動画の構成を作りやすくなります。それぞれのバリエーションについて詳しく見ていきましょう。

過去、現在、未来へつなげる王道ストーリー

過去、現在、未来へつなげる構成は、会社紹介動画の王道ストーリーです。

まずは創業、事業展開の経緯、現在のビジネスとつながる出来事などを紹介し、どのような歴史を辿ってきた会社なのかを紹介します。その後、現在の情報として各事業部の「強み」や「特徴」を伝え、今後の事業展開を紹介すれば、ステークホルダー向けの動画としてばっちりです。

過去、現在、未来へつなげる流れは「ストーリーテリング」としても優れているので、記憶に残しやすいとも言えるでしょう。

理念を伝えるコンセプト・ブランディングムービー

理念を伝えるコンセプト・ブランディングムービーは、「MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)」に特化した構成です。

MVV|「Mission(ミッション)」「Vision(ビジョン)」「Value(バリュー)」

クレド、企業理念、経営理念、ステートメントなどとも呼ばれる、企業の存在価値を言語化したもの。会社の達成するべきことが「ミッション」、会社のあるべき姿が「ビジョン」、会社・組織としてやるべきこと・提供できることが「バリュー」とされる。

近年、企業として社会に存在する価値(社会にとって果たすべき役割)を明確にしたり、従業員の会社に対するエンゲージメントを高めたりするために、MVVを重視する企業が増えています。しかし、MVVは抽象的なイメージとなることも多く、対外的に説明することが難しい場合も少なくありません。

会社の理念を伝えるコンセプト・ブランディングムービーを作れば、自社の世界観を視覚的に説明できます

製品や社員を主役に”想い”をドラマチックに映しだす企業ムービー

製品や社員を主役に”想い”をドラマチックに映しだす企業ムービーも、オススメの構成です。

製品への想いを表現するムービーであれば、ただ単に製品を宣伝するよりも、広告色を出さずにアピールできます。また、社員の想いを伝えるムービーは、技術や品質に対する自信とも受け取られるでしょう。

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簡単5ステップ!企業紹介動画の制作ノウハウ

ここまで、企業紹介動画のメリットやバリエーションを紹介しました。3つのバリエーションを紹介しましたが、いきなりどれか1つを選ぶより、動画制作の目的やターゲットに合わせて選んだ方が思い通りのムービーが作れます

企業紹介動画を作る際は、次の5つのステップを意識してみてください。

  1. 動画の目的を明確にする
  2. ターゲットを決める
  3. 伝えたいメッセージ・表現方法を決める
  4. 動画の活用方法や配信戦略を立てる
  5. 動画制作会社と制作を進める

それぞれのステップの具体的な内容を解説します。

1.動画の目的を明確にする

動画の目的を明確にする

まず最初に、動画の目的を明確にすることが重要です。

なんとなく「会社紹介動画を作りたい」という気持ちからスタートしてしまうと、一貫性のない動画になってしまうでしょう。また、撮影後の編集のタイミングで気持ちが変わると、撮り直しになります。二度手間三度手間は予算や時間の無駄遣いになることも問題です。

会社紹介動画は企業プロモーション・マーケティングの一環ととらえ、何のために動画を作るのか決めましょう。

たとえば、「取引先に自社を知ってもらう」「採用現場で事業内容を説明する」「テレビCMで自社の認知度を高める」など、目的が異なれば作るべき動画のテイスト、撮影するべき対象は異なります

2.ターゲットを決める

ターゲットを決める

目的を明確にしたら、次にターゲットを決めます。ターゲットを決めることで、会社紹介動画の構成や優先するべき情報が選びやすくなるためです。たとえば「採用目的」で会社紹介動画を制作する場合、ターゲットが「新卒」「中途」なのかによって欲しい情報が変わります。

新卒採用であれば、若い社員がどのくらい活躍しているか気になるかもしれません。また、ビジネス経験が未熟ですから、事業紹介は常識的なことも含めて丁寧に紹介した方が良いでしょう。

一方、中途採用であれば、より深い事業内容を知りたい方が多いかもしれません。経験者向けの情報にするために、あえて専門的な内容にしてもいいでしょう。

また、安定志向のスタッフが欲しい場合は事業の堅実さを、チャレンジングなスタッフが欲しい場合は事業のダイナミック性を押し出すことで、ターゲットへ効果的に訴求できます。

このように採用目的の動画1つで考えてみても、ターゲットによって構成・伝える情報は大きく異なるのです。

3.伝えたいメッセージ・表現方法を決める

ターゲットを決めたら、伝えたいメッセージ・表現方法を決めます。先ほどの採用目的の動画を例に、考えてみましょう。

欲しい人材伝えたい内容
安定志向のスタッフ堅実な事業内容
挑戦志向のスタッフダイナミックな事業内容

伝えたい内容にあわせて、メッセージや表現方法は変えなければなりません。たとえば堅実な事業内容を伝える場合、メッセージ・表現方法としては次のような例が挙げられます。

  • 歴史と実績の振り返り
  • 安定した業績指標をグラフやチャートとして提示
  • 信頼感のある穏やかな音楽
  • 生産設備や技術、品質管理などの徹底ぶりをアピール

一方、ダイナミックな事業内容を伝えたい場合は、次のような映像案が考えられるでしょう。

  • 動画のテンポを速めてエネルギッシュな雰囲気を演出
  • グラフィックやエフェクトで成長感を表現
  • 成功事例や挑戦的なプロジェクトのストーリーテリング
  • リズミカルで力強い音楽
  • 経営者が描く将来への展望やビジョンをアピール

仮に同じ業種・業界で、事業内容が似ている場合でも、動画の目的やターゲットが異なれば、伝えたいメッセージ・表現方法もこのように大きく変わります。

4.動画の活用方法や配信戦略を立てる

動画の活用方法や配信戦略を立てる

伝えたいメッセージ・表現方法が決まったら、次は動画の活用方法や配信戦略を立てましょう。一旦、採用目的の例を離れて、さまざまな目的に応じた例を紹介します。

たとえば顧客向けに自社の情報を伝えたい場合は、Webサイトの商品ページやSNSでの配信が考えられます。当然、動画広告も選択肢になるでしょう。

投資家やビジネスパートナー向けであれば、Webサイトの会社概要ページ(IRページ)に掲載したり、イベントやプレゼンテーションで放映したりすることが考えられます。採用目的であれば、採用ページへの掲載や会社説明会での放映がオススメです。

どのような場面で見てもらう想定なのかによって、動画の内容は変わります。たとえば顧客やクライアントが静かな環境で見るのであれば、文字情報は必要ないでしょう。しかし、ステークホルダーや求職者が騒がしいイベント会場で見るのであれば、全編にわたって字幕が合った方が良いかもしれません。

5.動画制作会社と制作を進める

動画制作会社と制作を進める

「動画の目的」「ターゲット」「メッセージ・表現方法」「活用方法や配信戦略」まで明確になれば、動画制作会社と映像制作を進めましょう。この一連の流れを社内だけで決めることが難しければ、マーケティングの知見がある動画制作会社に協力してもらうことがオススメです。

映像撮影では、現場での撮影も発生します。撮れ高を確保するためには、事前の段取り・スケジューリングが不可欠です。会社紹介動画の撮影であることを伝え、全社的に協力してもらいましょう。

企画から撮影、編集まで一貫して行ってくれる制作会社に依頼すれば、動画制作の段取りについても相談にのってもらえます。初めて会社紹介動画を制作するのであれば、一貫対応してくれる制作会社に依頼した方が安心です。

動画制作の費用については、こちらの記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
映像制作の価格相場/目安納期を知る:コンテンツ別に詳しく解説!

【動画マーケがおすすめ】映像制作のすべてが一社で完結!

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魅力的な会社紹介動画の成功事例4選

魅力的な会社紹介動画として、次の4社のムービーを紹介します。

  • 椿本チエイン
  • トヨタシステムズ
  • 佐藤製線グループ
  • 日本ピュアテック株式会社

動画構成や撮影イメージなどの参考にしてみてください。

椿本チエイン

こちらの動画は、会社の創業から事業展開の沿革、現在、未来へつなげる王道ストーリーの動画です。チェーン製造企業として、技術の裏付けとなるストーリーを紹介しています。

トヨタシステムズ

こちらの動画は、理念を伝えるブランディングムービーとなっています。さまざまなジャンルの技術発展と、自社ビジネスである自動車産業の未来を、視聴者に考えさせる内容で語りかけています。

佐藤製線グループ

こちらの動画は、「釘」という製品に特化して企業の想いを伝えている動画です。「釘」を中心に、企業・社員の働く姿を紹介しています。

日本ピュアテック株式会社

こちらの動画は、「空気浄化システム」という製品を中心にした企業紹介動画です。空気浄化システムがスマートフォンや医薬品の製造にも役立っていることを紹介し、企業としてどのように社会に貢献しているかを伝えています。

まとめ

短時間で多くの情報を伝えられ、抽象的な情報を明確に伝えられる会社紹介動画は、企業活動のあらゆる場面で活用できます。しかし、誰にでも同じ動画を見せるのではなく、目的やターゲットに応じた映像を見せることが重要です。

目的やターゲットの選定にはマーケティングの知識も必要になりますから、映像制作実績が豊富かつ、マーケティングの知見もある会社に相談してみてください。

動画マーケでは、マーケティングの知見を活かし、企画から撮影、編集まで一貫して行ってくれる以下の制作会社をおすすめしています。

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中島 英太
企業の会社紹介動画や販売PR映像などの制作実績を持つ。
クライアントや監督・ディレクターとの密接なコミュニケーションを大切にし、ビジョンを正確に捉えることが可能。また、チームとの協力も得意とし、撮影現場での円滑な作業とプロフェッショナリズムを重視している。