動画のイラスト制作の依頼・イラストレーターの手配におすすめのサイト5選
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動画のイラスト制作の依頼・イラストレーターの手配におすすめのサイト5選

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動画にオリジナリティを出すために、イラストの活用を検討している方も多いのではないでしょうか。動画にイラストを入れることにはオリジナリティを高める以外にも、実写撮影が難しいシーンを表現したり撮影コストを抑えられたりと、さまざまなメリットがあります。

しかし、動画用のイラストを自分で描くことは簡単ではありませんし、実力のあるイラストレーターが見つからないという悩みもあるでしょう。この記事では、動画に挿入するためのイラスト制作の依頼・イラストレーターの手配におすすめのサイトを5つ紹介します。依頼時のポイントもあわせて解説しますので、動画用のイラスト準備に失敗したくない方はぜひ参考にしてください。

動画でのイラスト活用例

動画でのイラスト活用例としては、次のような要素が挙げられます。

  • 似顔絵・立ち絵・キャラクター
  • モーショングラフィックス
  • ホワイトボードアニメーション
  • 漫画風アニメ
  • ピクトグラム

イラストレーターへの依頼内容を具体化するためにも、それぞれの特徴を知っておきましょう。

似顔絵・立ち絵・キャラクター

似顔絵・立ち絵・キャラクター

動画内にキャラクターが登場するケースは多いですが、キャラクターの顔をメインにしたイラストは「似顔絵」、キャラクターの全身イラストは「立ち絵」と呼ばれることが多いです。

似顔絵では喜怒哀楽はもちろん、困った顔や驚いた表情など、さまざまな感情を表現できます。複数パターンの似顔絵を用意しておけば、どのようなシチュエーションにも対応できるでしょう。

立ち絵は基本的に複雑でないポーズで制作されることが多いです。汎用性の高い表情(微笑みなど)で制作しておくと、動画内容を説明するナビゲーターのように使用できるでしょう。

モーショングラフィックス

モーショングラフィックス

モーショングラフィックスはイラストなどの素材に動きをつける表現です。事例としては、下記の動画をご覧ください。

キャラクターをはじめ、文字や画像素材に動きがつけられています。

このように、イラストを動かすアニメーションと、チャートやグラフを挿入する「インフォグラフィック」を活用することで、難しい数値的な内容も伝わりやすくなるでしょう。

関連記事:モーショングラフィックスの活用事例や費用相場を一挙公開!

ホワイトボードアニメーション

ホワイトボードアニメーション

ホワイトボードアニメーションは、その名のとおりボードにイラストやテキストを記載していく表現方法です。ホワイトボードだけではなく、学校で馴染みのある黒板で表現することもあります。

こちらの動画では黒板風のアニメーションで、子どもへの薬の飲ませ方を解説しています。親しみやすいよう、キャラクターが説明していることも特徴です。

ホワイトボードアニメーションは学習している気分になりやすいため、講習動画や啓蒙動画に向いています

漫画風アニメ

漫画風アニメ

動画内で漫画のコマをスライドショーのように見せたり、動画の1シーンを漫画のコマ割りのようにしたりする表現方法もあります。

たとえば、こちらのボディーソープPR用映像では、むずがゆさを感じる人を漫画風のイラストで表現しています。

ピクトグラム

ピクトグラム

ピクトグラムを動画内で活用することもあります。

ピクトグラムとは

絵文字や絵単語とも呼ばれ、そのイラストを見ただけで意味が分かる一種の記号のこと。車いすマークや非常口マーク、禁煙マークなどが代表例。

たとえばこちらの動画では、二酸化炭素の排出や混雑している様子などがピクトグラムで分かりやすく表現されています。

ナレーションの内容を補足的に説明したい場合、ピクトグラムアニメーションは最適です。

動画にイラストを活用するメリット

動画にイラストを活用するメリット

動画内でイラストを活用することには、次のようなメリットがあります。

  • 撮影コストを抑えやすい
  • オリジナリティを出しやすい
  • 撮影が難しいシーンでも表現できる
  • 実写撮影より修正しやすい

1つでも魅力に感じる場合は、ぜひイラストを制作してみてください。

撮影コストを抑えやすい

イラストを活用することで、総合的な撮影コストを抑えられます。たとえば動画内容を説明するナビゲーターを登場させたい場合、モデルを起用するよりはキャラクターイラストを制作する方が低価格であることが多いです。

ケースバイケースではあるものの、実写よりイラストの方がコストを抑えやすいことは覚えておきましょう。

オリジナリティを出しやすい

とくにキャラクターのイラストはオリジナリティを出しやすく、自社ならではの動画コンテンツを作りやすいことも特徴です。オリジナルキャラクターはブランディング効果も期待できますから、ぜひ動画内に登場させてみてください。

動画に登場するオリジナルキャラクターとしては、発動機メーカー「ヤンマー」のヤン坊マー坊が挙げられます。ヤン坊マー坊は天気予報をはじめ、カレンダーや販促ツールなどさまざまな媒体に登場しており、ヤンマーブランドの第一想起に一役買っています。

第一想起(ブランド想起)

マーケティング用語の1つで、消費者が最初に思い浮かべる、または思い出すブランドのこと。「ブランド想起」とも呼ばれています。

たとえば、「動画制作や媒体運用の情報を探すなら動画マーケ(当サイト)」と感じているユーザーがいる場合、第一想起を獲得できているということです。

撮影が難しいシーンでも表現できる

イラストの表現には実写のような制限がありませんから、撮影が難しいシーンでも表現できることもメリットです。SFやファンタジー要素が含まれる場面、危険を伴う場面、キャスティングが難しい場面などであっても、イラストであれば簡単に表現できます。

たとえば、ライオンやトラなどの猛獣を実写で登場させることは簡単ではありませんが、イラストであれば可能です。また、ドラゴンやユニコーンなどの空想上の生き物でもイラストであれば登場させられるため、より多彩な表現が可能になるでしょう。

実写撮影より修正しやすい

実写撮影より修正が簡単に行えることも、イラストならではのメリットです。実写で撮影した素材を修正する場合、再度撮影をしなければなりません。撮り直しが続けば撮影スタッフ・モデル・スタイリストなどの人件費やスタジオのレンタル費用などが2倍、3倍とかかることになりますから、負担が大きくなってしまいます。

一方イラストはデジタルで制作されるため、修正作業も比較的柔軟に対応可能。色調補正やエフェクト追加はもちろん、アングル変更やシーン変更なども実写より簡単に行えます。

ただし、イラストであっても修正や変更が多いと追加料金が発生することがほとんど。実写よりも修正にかかるコストは少ないものの、なるべく修正が発生しないよう、依頼前に準備しておくことが大切です。

動画のイラスト制作を依頼する際に押さえておくべき6つのポイント

動画のイラスト制作を依頼する際に押さえておくべき6つのポイント

動画用のイラスト制作は「イラストレーター」に依頼することになりますが、イメージどおりのイラストを描いてもらうため、また、費用を予算内に収めるためには意識するべきポイントがあります。イラストレーターに依頼する場合は、次の6つのポイントに注意してください。

  1. イラストレーターに特化したサービスを選ぶ
  2. 明確な完成イメージを共有する
  3. 料金体系を確認する
  4. 修正対応の可否・回数を確認する
  5. イラストレーターの得意ジャンル
  6. イラスト制作以外の対応範囲

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

1.イラストレーターに特化したサービスを選ぶ

昨今ではスキルマーケットやクラウドソーシング、SNSなどでもイラスト制作を依頼できますが、それらのサービスではプロ以外の人材も多いため、イラストのクオリティが担保されません。

また、個人間でのやり取りとなる場合、希望どおりのイラストが納品されなかったり納期が守られなかったりしても保証がないため、トラブルに発展するリスクも。

企業としてプロモーションやブランディングに活用するイラストを制作するのであれば、プロのイラストレーター手配に特化しており、納品までのフローが確立されているサービスを利用することをおすすめします。

【動画マーケがおすすめ】イラストレーターを得意なジャンル・テイストで簡単検索!

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2.明確な完成イメ―ジを共有する

プロのイラストレーターに依頼する場合でも、曖昧な指示ではイメージどおりのイラストは仕上がりません。認識の齟齬が発生しないよう、完成イメージや外せないポイントはあらかじめ伝えておきましょう

制作してもらいたいイラストの特徴だけでなく、下記のポイントを明確に伝えることで、イラストのクオリティ向上が期待できます。

  • 動画の活用方法(CM動画・展示会用動画・研修動画など)
  • 動画を制作する目的・期待する効果(認知獲得・ブランディング・購入促進など)
  • 動画の視聴者・ターゲット(性別・年齢・職業など)

たとえば「先生のような女性キャラクターを登場させたい」という場合でも、これらのポイントが異なれば描くべきキャラクターの雰囲気も変わります。若年層向けの動画であればポップな雰囲気の方が親しみやすいでしょうし、BtoB向けのブランディング目的であればフォーマルな印象が求められるでしょう。

使用場面にマッチしたイラストを制作するために、イラストレーターには可能な限り多くの情報を提供することが重要です。

3.料金体系を確認する

イラストの内容やイラストレーターによって、料金体系はさまざまです。また、大きさや点数などによっても費用は大きく異なります

たとえばキャラクターイラスト制作では、同じキャラクターであっても異なる表情のバリエーションが必要になる場合は追加費用が発生することが多いです。後から思わぬ費用を請求されないためにも、料金体系は依頼前に必ず確認しておきましょう。

4.修正対応の可否・回数を確認する

イラストは実写と比べると修正が比較的容易ではあるものの、修正作業には少なからず工数が発生します。一定回数までは無料で修正してもらえることがほとんどですが、修正回数や修正箇所が多すぎると追加費用が必要になることも。

修正対応についてはトラブルの原因となりやすいため、依頼前に修正対応の範囲や回数を確認しておくことが重要です。また、はじめてイラスト制作を依頼する場合は、なるべく柔軟に修正対応してくれるサービスを選ぶことをおすすめします。

5.イラストレーターの得意ジャンル

一口にイラストレーターといっても、それぞれ得意ジャンルは異なります。イメージどおりのイラストを制作してもらうためには、依頼したいイラストと同じジャンルを得意としているイラストレーターに依頼することが重要です。

漫画風、ポップ、レトロ、水彩風、手書き風、リアルタッチなどイラストジャンルは多岐にわたるため、依頼したいイラストイメージに精通したイラストレーターを探してみてください。

イラストレーターを手配できるサービスなどを利用する場合は、得意なジャンルで絞って検索できるサイト構成のものを選ぶことで、スムーズに希望どおりのイラストレーターを探せるでしょう。

6.イラスト制作以外の対応範囲

動画に使用するイラストを依頼する際、動画制作を依頼する映像制作会社とは別にイラストレーターを探すとなると、手間がかかるうえにやり取りの窓口が増えることになります。また、動画とイラストのイメージにズレが生じてしまう可能性も。

動画にイラストを使用する場合は、映像制作会社が運営しているサービスなど、動画制作とイラスト制作をあわせて依頼できるところを選ぶことをおすすめします。

また、動画広告の制作を考えている場合などは、動画を制作した後の広告運用までを一貫して任せられるところに依頼しましょう。イラスト制作の段階で動画制作の目的や広告配信の目的まで共有できていれば、より成果を得やすくなるでしょう。

動画のイラスト制作の依頼・イラストレーターの手配におすすめのサイト5選

ここまで紹介した動画用のイラストを制作するポイント、イラストレーターへの依頼方法をふまえたうえで、おすすめのイラストレーター手配サイトを5つ紹介します。

イラストレーターの手配サイト特徴
イラストレーターマート著作権フリーかつ分かりやすい料金体系
運営会社は動画制作・広告運用にも対応
キャラクター制作から動画編集まで一貫して任せられる
マーケティングの相談も可能
Skillots全国1万人以上のイラストレーターに依頼できる
専門学校でイラスト学習中の生徒も在籍
動画制作や写真撮影も依頼可能
SKIMAプロのイラストレーター以外の個人も在籍
希望するイラストを募集できる
イラストレーターズ通信プロのイラストレーターによる職能団体
イラストレーターへ直接発注する仕組み
タノムノクリエイターに直接連絡できるサービス
対応ジャンルの制限なし

それぞれのサービスで特徴が大きく異なるので、イラストレーター選びの参考にしてください。

1.イラストレーターマート

イラストレーターマート

出典:イラストレーターマート

イラストレーターマートは広告用やWeb掲載用のイラスト制作を依頼できるサイトです。キャラクターや漫画、似顔絵など、幅広いイラストを制作してくれるイラストレーターやグラフィックデザイナーが多数在籍しています。得意ジャンルを絞っての検索が可能なため、得意のイラストレーターを探しやすいのも嬉しいポイント。著作権フリーかつ分かりやすい料金体系のため、はじめての依頼でも安心です。

イラストレーターマートの運営会社は動画制作の実績が豊富で、モーショングラフィックス技術にも優れているため、制作したイラスト・アニメーションを効果的に活用できます。イメージにブレが生じることなく、クオリティの高いイラスト・動画を制作してもらえるでしょう。

また、イラストレーターマートの運営会社はマーケティングの専門部署があり、制作したキャラクターを使ったプロモーション案についても相談できます。イラストの制作から動画制作、広告の運用まで一貫して任せられるのは大きな強みでしょう。

サービス名イラストレーターマート
運営会社株式会社ジェー・ピー・シー
問い合わせ先075-365-0571
対応ジャンルキャラクター・漫画・似顔絵・パッケージ・
ファッション・アイコン・ロゴなど
参考料金キャラクター:42,000円〜
アイコン:2,100円〜
似顔絵:3,500円〜
漫画:1コマ7,000円〜、1ページ(6コマ)35,000円〜
ファッション:42,000円〜
修正回数ラフ提案無料修正:2回
最終微調整:1回

イラストレーターマートの公式ホームページはこちら

2.Skillots

Skillots

出典:Skillots

Skillotsは全国1万人以上のイラストレーターに依頼できるサイトです。非常に多くのイラストレーターが在籍しているため、幅広いジャンルに対応してもらえるのが強みです。第一線で活躍するプロのイラストレーター以外に、専門学校でイラスト学習中の生徒も在籍しているため、安価な価格で発注することも可能です。

イラスト制作以外には動画制作や写真撮影も依頼できるので、すべての作業をWeb上で完結させたい場合にはおすすめです。

運営会社エフ・プラット株式会社
問い合わせ先03-6555-4620
対応ジャンルイラスト・漫画・リアル系・萌え系・
ほんわか系・手書き・日本画など
参考料金イラストレーターによる(見積もり募集機能あり)
修正回数イラストレーターによる

Skillotsの公式ホームページはこちら

3.SKIMA

SKIMA

出典:SKIMA

SKIMAは個人のイラストレーターに依頼できるコミッションサービスです。プロのイラストレーター以外の個人も多く参加していますが、その分費用が安い傾向にあります。スキルマーケットに近い側面があるため、イラストレーターのクオリティは精査した方がいいでしょう。

依頼したいクリエイターが見つからない場合はリクエスト募集も可能です。応募のあった提案の中から条件に合うクリエイターを探すことができます。

運営会社株式会社ビジュアルワークス
問い合わせ先ホームページからお問い合わせ
対応ジャンルイラスト・似顔絵・ロゴ
参考料金イラストレーターによる(イラストは1万円程度)
修正回数イラストレーターによる

SKIMAの公式ホームページはこちら

4.イラストレーターズ通信

イラストレーターズ通信

出典:イラストレーターズ通信

イラストレーターズ通信は、プロのイラストレーターによる職能団体です。安心してイラスト制作を依頼できる団体を目指しており、実績あるイラストレーターが多数在籍しています。

イラストレーターの紹介や仕事仲介ではなく、掲載されているイラストレーターへ直接発注する仕組みで運営されているため、自分でイラストレーターの実力を見極める必要があります。また、所属イラストレーターは原則として著作権譲渡には応じていないことも留意しておきましょう。

運営会社合同会社 森イラストレーション事務所(主宰者)
問い合わせ先ホームページからお問い合わせ
対応ジャンルイラスト・似顔絵・ロゴなど多数
参考料金イラストレーターによる(見積交渉が必要)
修正回数イラストレーターによる

イラストレーターズ通信の公式ホームページはこちら

5.タノムノ

タノムノ

出典:タノムノ

タノムノは好きなクリエイターに直接連絡できるサービスです。依頼できるジャンルに制限がなく、4,000人を超えるさまざまなクリエイターが在籍しています。手軽にイラストを依頼したい場合や、他のイラストレーターサービスでは規約上依頼できないジャンルのイラストを制作したい場合に重宝するでしょう。

掲載されているクリエイターのホームページやSNSでの活動を確認することもできるので、実力を判断しやすいこともポイントです。

運営会社株式会社クロスバズ
問い合わせ先ホームページからお問い合わせ
対応ジャンルイラスト・アイコン・キャラクター・
漫画・モデリング・似顔絵など(制限なし)
参考料金イラストレーターによる(サイト運営側の手数料なし)
修正回数イラストレーターによる

タノムノの公式ホームページはこちら

まとめ

企業活動の一環としてイラストを活用するのであれば、クオリティを担保するためにもプロのイラストレーターに依頼した方が安心です。しかし、プロのイラストレーターを手配してくれるサービスは珍しく、料金体系や修正回数が不明瞭であることも少なくありません。

動画マーケでは実績が豊富で、料金体系・修正回数ともに明示されている下記のイラストレーター手配サービスを推奨しています。

キャラクター制作から動画編集まで一貫して依頼でき、サポート体制も充実しているため、はじめてイラストを活用したい企業にもおすすめです。

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中島 英太
企業の会社紹介動画や販売PR映像などの制作実績を持つ。
クライアントや監督・ディレクターとの密接なコミュニケーションを大切にし、ビジョンを正確に捉えることが可能。また、チームとの協力も得意とし、撮影現場での円滑な作業とプロフェッショナリズムを重視している。