ショート動画・縦型動画の制作実績が豊富な動画制作・映像制作会社おすすめ5選
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ショート動画・縦型動画の制作実績が豊富な動画・映像制作会社おすすめ7選

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スマートフォンでの情報収集やSNS視聴が主流となった今、ショート動画(縦型動画)を活用してユーザーへアプローチする企業が急増しています。YouTube ShortsやTikTok、Instagram Reelsなどのプラットフォームでは、短時間で視聴者の興味を引く縦型の映像コンテンツがとくに効果的です。

ショート動画は短尺のため、「自社でも簡単に作れる」と思われがちですが、構成・撮影・編集・演出までの完成度によって再生数やエンゲージメント率は大きく変わります。そのため、豊富な制作実績を持ち、ショート動画や縦型動画の特性を理解している映像制作会社に依頼することが重要です。

そこで本記事では、ショート動画・縦型動画の制作実績が豊富な動画・映像制作会社を7社紹介します。ショート動画の活用シーンや、制作を成功させるコツも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ショート動画・縦型動画とは

スマートフォンを縦持ちにした際、画面いっぱいに表示される6秒〜60秒程度の短い映像を「ショート動画」と呼びます。アスペクト比がスマートフォン画面と同じ 9:16 の縦長フォーマットであるため、「縦型動画」とも言われます。

アスペクト比

動画や画像の縦横比で、「横:縦」の順で表記する。横型動画は16:9や4:3、縦型動画(ショート動画)は9:16。

下記のように全画面表示されるため、スマートフォンとの相性がいいことが特徴です。

ショート動画・縦型動画を配信できる媒体

今ではほとんどのSNSが、ショート動画(縦型動画)用の配信フォーマットを用意しています。代表例は次のとおりです。

  • YouTube Shorts
  • TikTok
  • Instagram Reels
  • Facebook Reels
  • LINE VOOM
  • Pinterest

それぞれの媒体の特徴について、詳しく見ていきましょう。

YouTube Shorts

「YouTube Shorts」は、動画投稿サイトYouTubeのショート動画フォーマットです。

60秒以内の縦型動画を投稿でき、スマートフォンだけではなく、PCやコネクテッドTVからも視聴できます。

年齢・性別を問わず幅広い層が利用しており、YouTubeの既存チャンネルを活かして新規視聴者へのリーチ拡大やブランド認知の向上を図れるのが特徴です。

また、通常のYouTube動画との併用がしやすく、チャンネル登録や長尺動画への導線づくりにも効果的なため、企業のプロモーション施策にも多く活用されています。

TikTok

「TikTok」は、ショート動画に特化したSNSで、Z世代を中心とした若年層やトレンドに敏感なユーザー層に高い人気を誇ります。

視聴行動や好みに基づいた高精度のレコメンド機能(For Youページ)によって、短時間で多くの新規ユーザーに動画を届けられるのが大きな特徴です。

また、楽曲・エフェクト・ハッシュタグチャレンジなどのクリエイティブ要素を組み合わせることで拡散力を高めやすく、企業アカウントによるブランド認知向上や商品プロモーションにも最適です。

広告メニューも充実しており、インフィード広告やブランドエフェクトなどを活用することで、自然な形での訴求やエンゲージメント向上が期待できます。

Instagram

画像投稿の印象が強いInstagramですが、ショート動画向けフォーマット「Instagram Reels(リール)」も注目を集めています。

最大3分までの縦型動画を投稿でき、発見タブやフィードにも表示されるため、フォロワー以外への認知拡大やブランド訴求に最適です。

また、15秒前後の短い動画を投稿できる「ストーリーズ」も、24時間限定の発信手段としてキャンペーンや日常的な投稿に向いています。

さらに、Reels広告・ストーリーズ広告を活用すれば、縦型全画面でのプロモーションが可能で、商品紹介やキャンペーン訴求、フォロワー拡大に効果的です。

Facebook Reels

文章・写真の投稿が主流の Facebook でも、「Facebook Reels(リール)」という縦型ショート動画フォーマットが提供されています。垂直スクロールで表示され、投稿から多くの視聴者にリーチしやすい構造を持っています。 

Instagram の Reels を Facebook へ自動投稿できるため、コンテンツ制作を効率化して両プラットフォームに展開することも可能です。

また、Facebook リールは広告フォーマットとしても活用でき、縦型全画面表示の動画広告を通じてブランド訴求や商品プロモーションにも対応しています。

LINE VOOM

連絡ツールとしておなじみのLINEにも、ショート動画を投稿できる「LINE VOOM(旧タイムライン)」が用意されています。LINEの友だちやフォロワーに向けて動画を配信でき、テキストやスタンプ、BGMなどを組み合わせた投稿が可能です。

他のSNSを利用していない層にもリーチできるのが大きな特徴で、とくに30〜50代の利用者が多い国内向けマーケティングに適しています。

また、LINE広告(LINE VOOM広告)として配信すれば、縦型全画面のショート動画で商品紹介やキャンペーン訴求を効果的に行うことも可能です。

Pinterest

「Pinterest」は、インターネット上の画像や動画を“ピン”として保存・共有できるビジュアル発見プラットフォームです。ファッション・インテリア・美容・ライフスタイルなど、デザイン性を重視するユーザーに広く利用されています。

投稿ではさまざまなアスペクト比の画像・動画に対応しており、9:16の縦型ショート動画が推奨フォーマットとされています。動画ピンを活用することで、ブランドの世界観を視覚的に訴求しやすく、購買意欲の高いユーザーへのアプローチにも効果的です。

また、Pinterest広告を利用すれば、プロモーション動画として配信でき、商品の利用シーンやビジュアル重視のPRにも向いています。

ショート動画・縦型動画の制作費用相場

動画制作を外注する場合、尺が長くなるほど制作費用も高くなる傾向があります。

そのため「ショート動画なら安く作れる」と思われがちですが、実際には企画・撮影・編集・BGM・字幕制作など、多くの工程とスタッフが必要なため、必ずしも低コストとは限りません。

一般的に、15〜30秒程度のショート動画を1本制作する場合は30万円前後〜が相場です。

ただし、1本ごとに依頼するよりもまとめ撮りプランを活用することで、1本あたりの単価を抑えることができます。

たとえば、1日がかりの撮影費用が約20万円、そこから5本分の素材を編集する場合、編集費用は合計で約15万円が目安です。この場合、トータル35万円で5本制作(1本あたり約7万円)といった形でコストを最適化できます。

撮影内容や編集レベルによって変動はありますが、まとめ撮りを行う場合のショート動画制作費用相場は1本あたり5万〜10万円程度が目安です。複数本を効率的に制作できるため、コンテンツ量を確保しながら費用を抑えたい企業に適した方法といえるでしょう。

ショート動画・縦型動画の制作の流れ

ショート動画・縦型動画を制作する際の流れは、おおむね次のとおりです。

  1. 目的設定・企画構成
  2. 撮影・素材準備
  3. 編集・BGM挿入・字幕作成
  4. 納品・SNSアップロード

それぞれのステップについて、詳しく見ていきましょう。

1.目的設定・企画構成

まずは、なぜショート動画を制作するのかという目的を明確にすることが重要です。

目的には「SNSフォロワーを増やしたい」「商品の認知を広げたい」「問い合わせや売上を伸ばしたい」などさまざまなパターンがありますが、ゴールによって最適な構成・媒体・CTA(行動喚起)が変わります

目的が決まったら、それを達成するためにどの媒体を主軸にするかを決め、尺・アスペクト比9:16・解像度・トーン&マンナーといったクリエイティブ要件を企画段階で固めます。

企画段階では次の観点を最初に整理しておくと、制作がスムーズです。

  • 成果指標(再生数・視聴維持率・プロフィール遷移・CVなど)
  • ターゲット像と訴求軸(年齢層・関心・課題・ベネフィット)
  • 構成・演出プラン(冒頭のフック・要点整理・行動喚起)
  • 編集・デザイン仕様(BGM・字幕・トーン&マンナー・フォント・NG表現)
  • 権利関係(音源・フォント・出演者の許諾・商標確認)
  • 運用計画(配信本数・頻度・まとめ撮り・分析改善)

この段階で「媒体×目的」の整合を取っておくと、編集の手戻りや配信後の伸び悩みを防止できます。

2.撮影・素材準備

企画構成が固まったら、実際の撮影と素材準備の工程に進みます。

撮影では、シナリオに沿って縦型構図でカットを撮り分け、照明や音声、背景などを整えながら進行します。出演者の動きや表情、商品やサービスの見せ方などは、企画段階で決めた意図が正しく反映されるよう、事前に制作会社と共有しておくことが大切です。「とくに見せたいポイント」や「避けたいカット」を明確に伝えることで、完成イメージとのズレを防げます。

素材準備では、ロゴデータや商品画像、グラフィック、字幕に使う文言などを整理し、制作会社へ共有します。BGMの使用可否やブランドカラー、フォント指定など、編集で必要となる情報もこの段階でまとめておくとスムーズです。

とくに、使用するロゴ・音源・フォントなどは社内で事前確認を行い、最新版や権利関係を明確にしておくことが重要です。

3.編集・BGM挿入・字幕作成

必要な素材がそろったら、編集工程に進みます。

カットの構成やテンポを整え、BGMや効果音を挿入し、テロップや字幕を加えることで、完成映像として仕上げていきます。ショート動画ではテンポ感や画面の切り替え速度が印象を左右するため、媒体ごとの特性に合わせた編集を行います。

基本的な編集作業は映像制作会社に一任できますが、依頼時に動画のトーンや雰囲気(例:明るい・落ち着いた・スタイリッシュ)を明確に伝えておくと、完成イメージがより一致しやすくなります。また、BGMや字幕のスタイル、ブランドカラーの使い方などは社内で事前に確認し、制作会社へ共有しておくとスムーズに進行できます。

4.納品・SNSアップロード

動画が完成したら、データの納品とSNSへのアップロードを行います。

まずは納品データを受け取り、動画の形式・画質・サイズ・縦横比が希望どおりになっているかを確認します。SNSによって推奨の仕様が異なるため、用途別に複数パターンで納品してもらうのもおすすめです。

納品後は、完成データをSNSへアップロードします。

アップロード時には、タイトル・ハッシュタグ・サムネイル画像・説明文なども重要な要素となるため、事前に社内で統一ルールを決めておくと効果的です。

また、各SNSの自動圧縮や音量調整による画質・音質の変化が起こる場合もあるため、実際に投稿画面での見え方を確認してから公開すると安心です。

配信後は、再生数やエンゲージメント率などの分析結果をもとに改善を重ねることで、次回以降の動画精度を高められます

ショート動画・縦型動画を活用するメリット

一般的な横型の動画ではなく、ショート動画・縦型動画を活用するメリットとしては、次の5点が挙げられます。

  • 若年層にアプローチしやすい
  • スマートフォンで全画面表示される
  • 異なるSNSに横展開できる
  • 広告やキャンペーン効果を高められる
  • 横型動画より制作コストを抑えやすい

それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

若年層にアプローチしやすい

ショート動画は、Z世代や20代前半の若年層を中心に人気が高いフォーマットです。

近年では、ニュースや商品情報をTikTokやInstagram Reelsなどで得るユーザーも増加しており、「ショート動画しか見ない層」も珍しくありません。

そのため、若年層への認知拡大やファンづくりを目的とする場合、ショート動画での情報発信は欠かせない施策といえます。

また、トレンドやハッシュタグを取り入れることで、自然な形で共感や拡散を生みやすい点も大きな魅力です。

スマートフォンで全画面表示される

ショート動画はスマートフォンで縦向きのまま全画面表示されるため、縦型の商材や人物を訴求しやすい点が特徴です。

たとえば、モデルを起用したファッション広告をスマートフォンで視聴する場合、縦型動画では被写体全体が自然に収まり、余白なく商品の魅力を伝えられます。一方、横型動画では上下にスペースが生まれ、視覚的なインパクトが弱まるケースもあります。

このように、縦型動画は被写体の魅力をダイレクトに伝え、購買意欲を高めやすい点が大きなメリットです。さらに、画面いっぱいに表示されることで没入感が高く、視聴者の目線を自然に下方向(CTAや商品リンク)へ導きやすいという効果もあります。

CTA(Call To Action)

ユーザーに商品注文・資料請求などを促す要素。

異なるSNSに横展開できる

ショート動画の多くは、アスペクト比9:16の縦型フォーマットを基本としています。

そのため、一度作成した動画をYouTube Shorts・TikTok・Instagram Reelsなど複数のSNSに横展開することが可能です。

1本の動画を複数の媒体で活用できる点は、制作コストを抑えながら発信の幅を広げられる大きなメリットです。ただし、SNSごとに表示位置・文字サイズ・ハッシュタグ文化・投稿文のトーンが異なるため、投稿時にはそれぞれの仕様に合わせて微調整すると、より高い効果が期待できます。

広告やキャンペーン効果を高められる

没入感の高いショート動画は、オーガニック投稿だけでなく広告素材としても非常に効果的です。冒頭のわずか数秒でユーザーの興味を引きつけやすく、縦型のフルスクリーン構図によって、他の投稿に埋もれにくい訴求力を発揮します。

とくにSNS広告では、静止画よりも動画の方がクリック率やエンゲージメント率が高い傾向があり、キャンペーンや商品紹介との相性も抜群です。

また、媒体ごとの仕様に合わせてCTAボタン(購入・問い合わせなど)を設置することで、コンバージョン獲得につながる設計がしやすい点も大きなメリットです。

関連記事:YouTubeショート広告とは?メリットや配信のコツ・注意点を徹底解説!

横型動画より制作コストを抑えやすい

ショート動画は、撮影・編集の工数が比較的少ないため、横型動画よりも制作コストを抑えやすい点も大きなメリットです。

横型動画では1本あたり30万円以上かかるケースが多いのに対し、短尺のショート動画なら1本5〜10万円程度で制作できることもあります

また、複数パターンをまとめて撮影・編集することで、SNS広告やキャンペーン用に内容を変えた複数バリエーションを効率よく制作することも可能です。商品紹介やイベント告知など、短期間で多くの動画を配信したいプロモーションでは、コストパフォーマンスの高い選択肢といえます。

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ショート動画・縦型動画のデメリット

ショート動画にはさまざまなメリットがありますが、活用する際は、次のようなデメリットがあることも知っておきましょう。

  • 伝えられる情報量に限りがある
  • スマートフォン視聴が中心になる

それぞれのデメリットと、対策について解説します。

伝えられる情報量に限りがある

ショート動画は15〜30秒程度の短尺であるため、1本あたりで伝えられる情報量にはどうしても限界があります。あれもこれもと詰め込みすぎると、視聴者の印象に残らず、メッセージがぼやけてしまうこともあります。

そのため、1本の動画ではテーマを1つに絞り、伝えたい内容を明確にすることがポイントです。

複数の訴求を行いたい場合は、メッセージごとに動画を分けてシリーズ化したり、関連投稿やランディングページで補足情報を伝える設計にすると効果的です。

スマートフォン視聴が中心になる

ショート動画はコネクテッドTVやタブレットでも視聴されますが、基本はスマートフォン前提の縦型フォーマットです。電車内などで無音再生するユーザーも多いため、効果音やナレーションに頼らず、字幕・テロップで要点が伝わる設計にしておきましょう

ただしスマートフォンの画面は大きくないため、文字の詰め込みは禁物です。要点だけを簡潔に、行間と文字サイズに余裕を持たせ、背景とのコントラストを確保します。安全マージン(上下左右の余白)を取り、画面下部のUIに被らない位置に配置すると見やすくなります。仕上げに実機でのテスト視聴を行い、読みやすさとテンポを確認すると安心です。

ショート動画・縦型動画の活用シーン

ここまで紹介したポイントをふまえると、ショート動画・縦型動画は次のようなシーンで活用するのがおすすめです。

  • 商品紹介・サービス紹介
  • 店舗・お店紹介
  • 採用活動・企業ブランディング
  • 学校・専門学校紹介
  • 旅館・ホテル・施設紹介
  • 展示会・イベント・キャンペーンPR

それぞれの活用方法について、具体的に見ていきましょう。

商品紹介・サービス紹介

端的に魅力を伝えやすいショート動画は、商品紹介やサービス紹介にもっとも適したフォーマットのひとつです。

縦型画面を活かして、実際の使用シーンやビフォーアフター、操作感などを直感的に見せることで、短時間でも印象的に訴求できます

とくに、スマートフォンユーザーが多い若年層やSNS世代へのアプローチでは効果が高く、購買や問い合わせへの導線づくりにも役立ちます。

また、ECサイトやランディングページに埋め込むことで、商品理解を深めるビジュアルコンテンツとしても活用できます。

店舗・お店紹介

ショート動画は没入感が高く、来店体験をリアルに伝えたい店舗紹介にも最適です。

入店からサービス提供までの流れを、主観アングルや手持ちカメラでテンポよく見せることで、視聴者に「自分も行ってみたい」と思わせる臨場感を生み出せます。

飲食店・美容サロン・アパレルショップなどでは、店内の雰囲気・スタッフの接客・人気メニューなどを映すと効果的です。また、BGMやテロップでブランドの世界観を演出すると印象に残りやすくなります。

依頼時には、店舗の強みや見せたい導線(入口→商品→スタッフ対応など)を制作会社に具体的に伝えると、より魅力的な構成に仕上がります。

採用活動・企業ブランディング

大学生や若年層がターゲットとなる採用活動・企業ブランディングでも、ショート動画の活用は効果的です。2000年代以降に生まれた学生の多くは、横型よりも縦型の動画を日常的に視聴しており、TikTokやInstagram Reelsなどで企業情報を得るケースも増えています。

採用向けのショート動画では、職場の雰囲気・社員の声・働く様子などを短いシーンで見せると、リアルな印象を与えやすくなります。

たとえば、「1日の仕事の流れ」「オフィス紹介」「社員インタビュー」などを数本に分けて発信することで、応募者が“自分が働く姿”をイメージしやすくなり、応募意欲の向上にもつながります。

また、企業ブランディングの観点では、企業の文化や価値観を短いストーリーで伝えることで、親近感や共感を生み出しやすくなります。

学校・専門学校紹介

高校生や中学生をターゲットとした学校紹介では、若年層に親和性の高いショート動画を活用するのがおすすめです。

授業風景やクラブ活動、学校行事の様子などをテンポよくまとめることで、学校生活のリアルな雰囲気を伝えられます。

また、在校生や卒業生のインタビュー動画を取り入れることで、視聴者が「自分が通う姿」を想像しやすくなり、入学への興味や志望動機の形成にもつながります。

オープンキャンパスや説明会の告知動画としてSNSに投稿すれば、短期間で多くの受験生に情報を届けることも可能です。

旅館・ホテル・施設紹介

旅館・ホテル・各種施設を紹介する際にも、主観アングルを取り入れたショート動画が効果的です。

到着の瞬間からチェックイン、客室に入ったときの眺望、食事や館内設備までを、利用者の視点でテンポよく見せることで、まるで実際に滞在しているかのような臨場感を演出できます。

また、朝食の雰囲気や温泉の入り口、夜景など印象に残る瞬間を切り取る構成にすると、「ここに泊まってみたい」という気持ちを自然に喚起できます。

SNSでは、音楽や字幕で“癒し”や“非日常感”を演出すると、視聴者の共感やシェアを得やすくなります。宿泊施設や観光施設のプロモーションでは、短尺でも“体験を想起させる”ストーリーづくりを意識すると効果的です。

展示会・イベント・キャンペーンPR

展示会・イベント・キャンペーンなど、期間限定のPR施策にもショート動画は効果的です。

短尺でテンポよく情報を伝えられるため、開催前の告知や当日の様子、来場促進のプロモーションなど、タイムリーな情報発信に適しています。

制作費用を抑えやすく、複数パターンの動画を同時に制作できる点も大きなメリットです。

たとえば、「開催告知」「会場の雰囲気」「来場者インタビュー」などテーマごとに短く分けて配信すれば、視聴者の関心を継続的に引きつけられます。

また、ハッシュタグや開催地タグを活用してSNS上で拡散させることで、来場者以外の潜在層への認知拡大にもつながります。

ショート動画・縦型動画を成功させるコツ

効果的なショート動画・縦型動画を制作するためには、次の4つのコツを意識することが重要です。

  • 目的とターゲットを明確にする
  • 冒頭で惹きつける構成にする
  • 音声と字幕の入れ方を媒体によって工夫する
  • 定期的に配信・分析して改善する

それぞれのコツについて、詳しく解説します。

目的とターゲットを明確にする

先述のとおり、ショート動画は短尺であるため、1本で伝えられるメッセージには限りがあります。そのため、まずは「何を目的に」「誰に向けて」発信するのかを明確にしましょう。

目的を「認知拡大」「来店促進」「採用」「ブランディング」などに分け、1本につき1メッセージに絞るのが基本です。

ターゲット設定では、年齢層・性別・関心・利用シーンなどを具体的に想定し、その層が共感しやすいトーンやテンポに合わせて構成を考えます。もし目的やターゲットが複数ある場合は、動画を分けてシリーズ化し、それぞれに最適化した内容で発信すると、視聴者の反応を得やすくなります。

冒頭で惹きつける構成にする

ショート動画が配信されるYouTube ShortsやTikTokなどは、ユーザーが次々とコンテンツを切り替える媒体です。そのため、最初の2〜3秒で興味を引けなければすぐにスキップされてしまいます。

冒頭では、ターゲットにとってインパクトのある要素を入れることが大切です。たとえば、「意外性のある映像」「悩みを提示する問いかけ」「ビフォーアフターの比較」など、視聴者が続きを見たくなるきっかけを作りましょう。商品の特徴をすぐに見せたり、結果を先に提示してから過程を紹介する“逆構成”も効果的です。

依頼時には、動画の冒頭でどんな印象を与えたいか(驚き・共感・信頼など)を制作会社に伝えておくと、構成の精度が高まります。

音声と字幕の入れ方を媒体によって工夫する

視聴環境やユーザー行動に合わせて、音声や字幕の表現方法を工夫することもポイントです。

たとえばTikTokでは、ほとんどのユーザーが音声オンで視聴しているため、BGMやナレーションを活かした構成でも問題ありません。しかしInstagram ReelsやYouTube Shortsでは、通勤・通学中など無音で視聴されるケースが多いため、字幕を入れておくことが望ましいです。

字幕を入れる際は、フォントサイズ・配置・文字数のバランスにも注意しましょう。スマートフォンの縦型画面では、画面下部にテキストを詰めすぎると見づらくなるため、要点だけを簡潔にまとめ、上下の余白を確保することがポイントです。

定期的に配信・分析して改善する

ショート動画は配信して終わりではなく、定期的に効果を分析し、改善を重ねることが成果につながります。投稿後は、再生数・視聴維持率・コメントや保存数・コンバージョン率などのデータをチェックし、どの動画がどの層に刺さったのかを把握しましょう。

とくに、冒頭で離脱されにくい動画や、再生完了率が高い動画には構成上の共通点があることが多いです。「訴求内容」「テンポ」「テロップの使い方」などに勝ちパターンが見えたら、それをもとに次回の企画・構成・演出を改善していきましょう。

また、SNSのアルゴリズムやユーザーのトレンドは変化するため、定期的な投稿とPDCAの継続が大切です。1本ずつ完璧を目指すよりも、小さく配信・検証・改善を繰り返す運用スタイルが成功への近道になります。

【動画マーケがおすすめ】ショート動画の制作・運用特化サービス バズARMY

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ショート動画・縦型動画に強い映像制作会社の選び方

ショート動画・縦型動画の制作を外注する際は、映像制作会社が次のポイントを網羅しているかどうか確認してみてください。

  1. まとめ撮りに対応しているか
  2. 撮影~編集までワンストップで対応しているか
  3. SNS動画の制作実績が豊富か
  4. 運用・広告出稿のサポートがあるか

それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

1.まとめ撮りに対応しているか

ショート動画1本あたりの制作費用を抑えるためには「まとめ撮り」がおすすめです。1日で複数本分の素材を撮影しておけば、撮影費用を共有できるため、1本あたりの制作単価を大幅に抑えられます

ただし、すべての映像制作会社がまとめ撮りプランに対応しているわけではありません。

事前に「1日で何本まで撮影できるか」「編集単価が下がる条件があるか」などを確認しておきましょう。どのSNS向けに何本作るかをあらかじめ決めておくと、構成や撮影内容を効率的に組み立ててもらえます。

まとめ撮り対応がある制作会社を選ぶことで、コストを抑えつつ複数の動画を継続的に配信できる体制を整えやすくなります。

2.撮影~編集までワンストップで対応しているか

ショート動画の制作には、企画・撮影・編集といった複数の工程があります。これらを別々の会社やフリーランスに依頼すると、進行管理の手間が増えるうえ、全体の費用もかさみやすくなります。

そのため、撮影から編集までワンストップで対応できる映像制作会社に依頼するのが理想的です。同じチームが一貫して担当することで、構成意図のズレを防ぎ、修正や追加対応もスムーズに行えます。

依頼前には、社内にカメラマンや編集スタッフを常駐させているか、あるいは外部スタッフへ委託しているかを確認しておくと安心です。

ワンストップ対応が可能な会社を選ぶことで、納期短縮とコスト最適化、そして品質の安定化が期待できます。

3.SNS動画の制作実績が豊富か

SNS動画の制作実績は、制作会社の提案力と成果再現性を見極める重要なポイントです。

実績が豊富な会社ほど、各SNSの特徴やユーザーの反応傾向を理解しており、視聴維持率やエンゲージメントを高める構成を提案してくれます。

確認の際は、自社と近い業種や目的(採用・商品紹介・イベントPRなど)の制作事例をチェックしましょう。単に有名企業の案件があるかではなく、目的に対して結果を出しているかを基準に判断することが大切です。

4.運用・広告出稿のサポートがあるか

ショート動画は投稿するだけでは成果につながりにくく、アカウント運用や広告出稿を組み合わせることで効果を最大化できます。SNSアカウントが十分に育っていない場合や、広告配信の設定が不適切な場合は、表示回数や費用対効果が伸びにくいため注意が必要です。

そのため、ショート動画制作だけでなく、SNS運用や広告出稿までサポートできる映像制作会社を選ぶと安心です。運用・広告を一体的に行える会社であれば、データ分析をふまえた改善提案や、成果を見据えた動画構成まで含めて提案してくれます

ショート動画・縦型動画の制作実績が豊富な映像制作会社7選

それでは最後に、ショート動画・縦型動画の制作実績が豊富な映像制作会社を6社紹介します。

  1. 株式会社ジェー・ピー・シー
  2. 株式会社ScaleX
  3. 株式会社ストラテジックマーケティング
  4. 株式会社フラッグ(TATEPA)
  5. 株式会社CREAVE
  6. アルファノート株式会社(ムビサク)

1.株式会社ジェー・ピー・シー

1.株式会社ジェー・ピー・シー

出典:株式会社ジェー・ピー・シー

株式会社ジェー・ピー・シーは、ショート動画・縦型動画の制作実績が豊富な映像制作会社です。ショート動画に特化した企画・制作に加え、縦型動画専用のカメラ機材や撮影技術を導入している点が大きな特徴です。

また、SNS運用やショート動画広告運用まで専門的にサポートできる体制を備えており、戦略的な動画マーケティングをトータルで支援します。

まとめ撮りにも対応しているため、1本あたりの制作コストを抑えながら、ハイクオリティな映像を効率的に制作できます。撮影から編集までを社内スタッフがワンストップで対応している点も強みで、修正や追加対応もスムーズです。

さらに、アニメーションや3DCGに精通した技術者も在籍しているため、演出にこだわったリッチなショート動画を制作したい企業にもおすすめです。

ショート動画を活用した本格的な動画マーケティングを検討している方は、ぜひ一度相談してみてください。

社名株式会社ジェー・ピー・シー
住所東京オフィス
〒101-0032 東京都千代田区岩本町三丁目11番4号
サトケイビル4階

京都本社
〒600-8062
京都市下京区恵美須屋町193
電話番号東京:03-6206-0788
京都:075-708-5072
概算費用30万円~(まとめ撮り:1本あたり7万円程度~)

株式会社ジェー・ピー・シーの公式ホームページはこちら

2.株式会社ScaleX

2.株式会社ScaleX

出典:株式会社ScaleX

株式会社ScaleXは、動画制作・動画マーケティングを得意とする会社です。YouTube、TikTok、Instagram向けのショート動画の制作実績が多く、広告運用も任せられます。

企画工程に力を入れており、短い時間でターゲットに訴求できる構成を提案してくれる点が強みといえるでしょう。インパクトのある映像や音声、キャッチコピーなども提案してもらえます。

社名株式会社ScaleX
住所〒106-0031
東京都港区西麻布3-2-43-5F
電話番号050-1742-2703
概算費用4万円/本~(案件により変動)

株式会社ScaleXの公式ホームページはこちら

3.株式会社ストラテジックマーケティング

3.株式会社ストラテジックマーケティング

出典:株式会社ストラテジックマーケティング

株式会社ストラテジックマーケティングは、SNSマーケティングを得意とする会社で、アカウント運用やショート動画制作サービスを提供しています。ファンを増やす動画、ブランディングをする動画など、目的に応じたショート動画を制作していることが特徴です。

キャスティングや動画撮影・編集まで、ショート動画制作にまつわることは一貫して対応しています。

社名株式会社ストラテジックマーケティング
住所〒102-0083
東京都千代田区麹町6-2-6
PMO麹町3階・4階
電話番号03-6380-9166
概算費用要問い合わせ

株式会社ストラテジックマーケティングの公式ホームページはこちら

4.株式会社フラッグ(TATEPA)

4.株式会社フラッグ(TATEPA)

出典:株式会社フラッグ(TATEPA)

株式会社フラッグは、ショート動画を活用したSNSトータルプロモーションを得意とする映像制作会社です。動画制作+SNSアカウント運用+広告運用+効果分析までワンストップで対応している点が強みといえるでしょう。

実写映像を使ったショート動画だけではなく、静止画素材を組み合わせたショート動画制作にも対応しています。

社名株式会社フラッグ(TATEPA)
住所〒150-0011
東京都渋谷区東1-29-3渋谷ブリッジ6F
電話番号ホームページからのお問い合わせのみ
概算費用お試しプラン(10秒・3カット程度):8万円~
定額制プラン(15秒・6カット程度・4本):40万円~

株式会社フラッグ(TATEPA)の公式ホームページはこちら

5.株式会社CREAVE

5.株式会社CREAVE

出典:株式会社CREAVE

Creave株式会社は、YouTube Shorts・TikTok・Instagram Reelsなどの縦型ショート動画制作をワンストップでサポートする映像制作会社です。

撮影済みの素材をスマートフォンやクラウドで共有するだけで、編集・BGM・テロップ・ブランドカラー挿入まで一括対応できる点が大きな強みです。

また、SNSコンサルティングにも力を入れているため、運用まで見据えたショート動画制作を行いたい企業に最適です。

社名株式会社CREAVE
住所〒102-0093
東京都千代田区平河町2-5-3
電話番号050-6861-5101
概算費用6万円/本~

株式会社CREAVEの公式ホームページはこちら

6.アルファノート株式会社(ムビサク)

6.アルファノート株式会社(ムビサク)

出典:アルファノート株式会社(ムビサク)

アルファノート株式会社は、動画制作サービス「ムビサク」の運営会社です。企画やアイデア出しから丸投げできる点や、最短10営業日のスピード納品が依頼できる点が強みといえるでしょう。

契約前のヒアリングから企画・構成案までは無料で対応してもらえるため、はじめてのショート動画制作でも安心して任せられます。

社名アルファノート株式会社(ムビサク)
住所〒163-6012
東京都新宿区西新宿6-8-1
住友不動産新宿オークタワー 12階
電話番号03-5909-3939
概算費用編集プラン:2万円/本~
撮影+編集プラン:3万円/本~

アルファノート株式会社(ムビサク)の公式ホームページはこちら

7.株式会社Yaaha

出典:株式会社Yaaha

株式会社Yaahaは、ショート動画広告の制作・運用に特化したクリエイティブ企業です。

企画から撮影・編集、キャスト手配、運用までを一貫して任せられるため、動画制作が初めての企業でも安心して任せられます。累計5,000本以上の制作実績と平均3営業日のスピード対応で、SNSで自然に視聴されやすい“等身大で親しみやすい動画”を短期間で制作している点が特徴です。

社名株式会社Yaaha
住所〒541-0056
大阪府大阪市中央区久太郎町3-1-11
VORT御堂筋本町Ⅱ 5階
電話番号非公開
概算費用5万円/本~

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まとめ

ショート動画・縦型動画を好むユーザーは、年々増加しています。スマートフォンでの視聴が主流となった今こそ、短時間で印象を残せるショート動画の活用を検討すべきでしょう。

ただし、短尺で成果を出すためには、限られた数秒で心を動かす構成や演出のノウハウが求められます。自社内での制作も可能ですが、より効果的に成果を上げたい場合は、ショート動画・縦型動画の制作実績が豊富な映像制作会社に依頼するのがおすすめです。

動画マーケではショート動画の制作実績が豊富で、SNS運用・ショート動画広告運用にも精通した下記の映像制作会社をおすすめしています。 ショート動画・縦型動画制作の活用をご検討中の方は、ぜひ一度相談してみてください。

【動画マーケがおすすめ】ショート動画の制作・運用特化サービス バズARMY

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中島 英太
企業の会社紹介動画や販売PR映像などの制作実績を持つ。
クライアントや監督・ディレクターとの密接なコミュニケーションを大切にし、ビジョンを正確に捉えることが可能。また、チームとの協力も得意とし、撮影現場での円滑な作業とプロフェッショナリズムを重視している。