YouTubeライブの配信業者おすすめ5選 | 代行を依頼する流れやコツも紹介
ライブ配信ができるツールにはさまざまな選択肢がありますが、中でも使いやすさと信頼性で多くのユーザーから支持されているのが「YouTubeライブ」です。
しかし、「操作が簡単」「アカウントがあればすぐ開始できる」という利便性がある一方で、安定した配信を実現するには専門的な機材や正しい設定、配信環境の構築が必要になります。
そこで今回は、YouTubeライブの配信サポートに精通した、おすすめの代行業者を5社紹介します。YouTubeライブ配信を成功させるコツや、配信代行を依頼する流れも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
YouTubeライブとは
YouTubeライブとは、その名のとおり動画プラットフォーム「YouTube」でリアルタイム配信を行える機能のことです。
事前に編集した動画を投稿するオンデマンド配信とは異なり、撮影した映像をそのままリアルタイムで公開できる点が特徴です。視聴者はモバイル端末・PC問わず手軽にアクセスでき、チャット機能を使って質問やリアクションを送れるため、双方向のコミュニケーションが生まれやすい配信形式として注目されています。
ウェビナー、企業イベント、講演会、商品発表会など、さまざまな用途で活用されており、企業のマーケティング施策としても広く採用されています。
YouTubeライブを活用するメリット
他のライブ配信ツールではなく、YouTubeライブを活用するメリットとしては、次の5点が挙げられます。
- 誰でも簡単に視聴できる
- 公開設定(公開/限定公開/非公開)が柔軟に選べる
- 視聴者数の制限がない
- 映像・音声が高品質でブランド価値を高めやすい
- 配信映像をYouTubeチャンネルに蓄積できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
誰でも簡単に視聴できる
YouTubeライブは、共有されたURLをクリックするだけで、スマートフォン・タブレット・PCなど、ほぼすべてのデバイスから視聴できます。専用アプリのインストールやアカウント登録が必須ではないため、参加のハードルが非常に低く、初めてライブ配信を見るユーザーでも迷わずアクセスできる点が大きな利点です。
公開設定(公開/限定公開/非公開)が柔軟に選べる
YouTubeライブには、次の3種類の公開方法があります。
| 公開 | YouTube上で一般公開され、誰でも視聴できる |
| 限定公開 | 配信URLを知っているユーザーだけが視聴できる |
| 非公開 | 指定したユーザーだけが視聴できる |
このように、広く公開したい場合はもちろん、「視聴者を限定したい」「社外へ公開せずに動画を残したい」といったニーズにも対応できる点が、YouTubeライブの大きなメリットです。
視聴者数の制限がない
同時視聴者数に上限が設けられているライブ配信ツールも少なくありませんが、YouTubeライブの場合、PCからの配信には視聴者数の制限がありません。
そのため、小規模なウェビナーはもちろん、数千人規模のオンラインイベントや社外向けカンファレンスなど、参加人数を問わず快適に配信できます。
他の配信ツールでは視聴者数が増えると有料プランへのアップグレードが必要になることがありますが、YouTubeライブであれば追加料金なしで幅広い規模のイベントに対応できます。視聴者が百人以上になる可能性がある場合には、とくに有効な選択肢となります。
なお、モバイル端末からの配信はチャンネル登録者数によって制限がかかるため、多くの視聴者を想定する場合にはPCからの配信を選びましょう。
映像・音声が高品質でブランド価値を高めやすい
YouTubeライブは、数あるライブ配信ツールの中でも映像と音声の品質が安定しており、高画質での配信に対応している点が大きな特徴です。適切な配信設定と機材を使用すれば、視聴者にとって快適な視聴体験を提供でき、動画コンテンツとしての評価も高まりやすくなります。
さらに、ライブ配信代行業者のサポートを受けることで、照明・音響・スイッチングなどプロ仕様の環境を整えられるため、テレビ番組に匹敵するクオリティのライブ配信を実現できます。
配信映像をYouTubeチャンネルに蓄積できる
ライブ配信映像をアーカイブとして、YouTubeチャンネルに蓄積できることも、YouTubeライブを活用する大きなメリットです。
配信終了後、自動的に動画として保存されるため、特別な操作や追加作業を行うことなくコンテンツとして蓄積できます。
アーカイブ化された動画は、リアルタイムで視聴できなかったユーザーにも後から視聴してもらえるだけでなく、YouTube内で検索されることで新たな視聴者の流入につながる可能性があります。企業の場合、説明会やセミナーのライブ配信をアーカイブとして残すことで、長期的な集客やマーケティング施策として活用できる資産になる点も魅力です。
YouTubeライブの活用がおすすめの場面
ここまで紹介した特徴やメリットをふまえると、次のような場面はYouTubeライブの活用が適しているといえるでしょう。
- オンラインセミナー(ウェビナー)・講演会
- 商品発表会・PRイベント
- 企業説明会・採用イベント
- 社内イベント(キックオフ・表彰式)
それぞれの利用シーンについて、詳しく紹介します。
オンラインセミナー(ウェビナー)・講演会
オンラインセミナー(ウェビナー)や講演会など、比較的大人数が参加する配信イベントでは、視聴者数の制限がないYouTubeライブの活用がおすすめです。参加人数が想定以上に増えても、追加料金・プラン変更を気にせず配信できます。
また、YouTubeライブにはチャット機能もあるため、質問を受け付けることも可能です。
さらに、ウェビナーや講演会などのナレッジコンテンツは、YouTubeチャンネルにアーカイブ化すると検索結果に表示されやすく、持続的な集客効果が見込めます。
商品発表会・PRイベント
新製品の発売イベント、ブランドのPRイベントなど、不特定多数の参加者が見込まれる場合も、誰でも参加しやすいYouTubeライブがおすすめです。また、YouTubeライブは高品質な配信が可能なため、ブランドイメージを高める効果も期待できます。
発表会・イベントの様子をYouTubeチャンネルに残せば、長期的なブランディングにも役立つでしょう。
企業説明会・採用イベント
求職者向けの企業説明会・採用イベントでも、YouTubeライブが役立ちます。たとえばリアル会場でイベントを開催する場合、YouTubeライブで会場の様子を配信すれば、遠方に住む求職者に情報を届けることも可能です。リアルタイムで質問を募集することも可能なため、オンライン参加の求職者の疑問・不安も解消できます。
また、アーカイブ動画を採用サイトなどに掲載すれば、長期的な採用コンテンツとしても活用できるでしょう。
社内イベント(キックオフ・表彰式)
全国に拠点がある企業や、リモートワークが進む組織で、社内イベント(キックオフ・表彰式)にYouTube Liveを活用するケースが増えています。
非公開設定なら社外に情報が漏れる心配もなく、全社員が同じタイミングで経営メッセージや表彰の様子を視聴できるため、組織の一体感も高まるでしょう。
また、ライブ配信のために全社員の専用アカウントを用意する必要もないため、運営負担を減らせるのもメリットです。
YouTubeライブ配信を成功させる5つのコツ
YouTubeライブは非常に便利なツールですが、配信を成功させるためには、次の5つのコツを意識しなければなりません。
- 適切な配信機材を準備する
- 安定したインターネット環境を用意する
- リハーサル・テスト配信を実施する
- コメント・チャットの管理体制を整える
- ライブ配信代行業者へ依頼する
それぞれのコツについて、詳しく見ていきましょう。
1.適切な配信機材を準備する
まず第一に、適切な配信機材を準備することが大切です。
たとえば、YouTubeライブはスマートフォンから配信することも可能ですが、一定のクオリティを確保するためにも、PCからの配信環境を整えることをおすすめします。スマートフォンよりもPCのほうが処理能力・メモリが高く、なおかつ通信を安定させやすくなります。
また、外付けカメラ・マイクを使う「エンコーダ配信」なら、テレビ番組のようなリッチな演出も実現できます。登壇者のアップ、会場全体の様子、スライド資料などをシーンに応じて切り替えられるため、リアル会場とオンライン視聴を組み合わせた「ハイブリッド配信」のクオリティも高められます。この場合、カメラ・マイクも高性能なものを用意しましょう。
2.安定したインターネット環境を用意する
ライブ配信を成功させるためには、安定したインターネット環境を用意することも欠かせません。配信が途切れたり、映像・音声が乱れると、視聴者に悪い印象を与えてしまうためです。
一般的な推奨値としては、上り・下りともに30〜50Mbps以上の通信速度が目安とされています。とくに上り回線の速度が配信に大きく影響するため、数値は必ず事前に確認しましょう。より安定性を求める場合は、Wi-Fiではなく有線LANを使用することを推奨します。
なお、万が一の配信トラブルに備え、バックアップ(予備回線)を構築することも重要です。
3.リハーサル・テスト配信を実施する
YouTube Liveの操作方法に慣れるためにも、本番前にリハーサル・テスト配信を実施しておきましょう。
まず、YouTubeのライブ機能を利用するには、事前にライブ配信を有効化する必要があります。配信に使用するYouTubeアカウントでログインし、画面右上の「作成」メニューから「ライブ配信を開始」を選択すると、下記のような画面が表示されます。

ライブ配信できるようになるまでには最大24時間程度かかるため、リハーサル前に余裕を持って有効化しておきましょう。
リハーサルでは、登壇者の発表内容やトークの進行確認に加えて、カメラワーク、マイク音量、スライド資料の切り替え、チャット管理など、配信スタッフが行うオペレーション全体を事前にチェックしてください。スタッフ間の連携が円滑に取れているかどうかも重要なポイントであり、本番の品質を左右します。
4.コメント・チャットの管理体制を整える
YouTubeライブのコメント・チャット機能は、視聴者のリアクションを得たり質問を受け付けたりできる便利なツールですが、一方で不適切な投稿が寄せられるリスクもあります。ライブ配信の品質や企業イメージを守るためにも、配信前にコメント管理の体制を整えておくことが重要です。
YouTubeライブには、コメントを監視・削除したり、特定ユーザーを一時的に制限したりできる「モデレーター(管理者)」の機能があります。あらかじめ信頼できるスタッフをモデレーターとして設定しておけば、配信中のトラブルを未然に防ぎやすくなり、視聴者が快適に参加できる環境を維持できます。また、NGワードのフィルタリング設定や、チャットの遅延モードなども活用すると、コメント欄の管理がよりしやすくなります。
5.ライブ配信代行業者へ依頼する
ここまで紹介したとおり、YouTubeライブを成功させるために意識しなければならないことは多岐にわたります。社内スタッフだけで配信コンテンツを準備しつつ、並行して配信機材・通信環境を整え、トラブルなくライブを進めることは簡単ではありません。
そのため失敗できないライブ配信を実施する場合には、ライブ配信代行業者へ依頼することを強くおすすめします。
YouTubeライブ配信を専門の代行業者へ依頼するメリット
YouTubeライブ配信を専門の代行業者へ依頼するメリットとしては、次の5点が挙げられます。
- 企画・進行内容から相談できる
- 配信機材をすべて準備・レンタルしてもらえる
- スタジオ以外の会場からも配信できる
- 映像・音声・進行のクオリティを高められる
- 配信トラブル時もリカバリーできる
これらに魅力を感じる方は、ぜひ代行業者に相談してみてください。それぞれのメリットについて、詳しく紹介します。
関連記事:ライブ配信代行業者おすすめ5選 | 費用相場や選び方のポイントも解説
企画・進行内容から相談できる
YouTubeライブ配信をサポートしている代行業者には、配信設定だけではなく、企画・進行内容も相談できます。
たとえば、配信の目的に合わせた進行台本の作成方法、視聴者が離脱しにくい構成、チャットを活用した双方向コミュニケーションの演出など、専門的なアドバイスを受けられます。ライブコンテンツの完成度が高まるだけでなく、視聴者が最後まで快適に視聴できるスムーズな運営が実現しやすくなります。
配信機材をすべて準備・レンタルしてもらえる
ハイクオリティなライブ配信を行うためには、カメラやマイクに加えて、ミキサー、スイッチャー、キャプチャーボードなど、専門的な機材を複数組み合わせて運用する必要があります。
ライブ配信で使用する機器の役割
ミキサー:登壇者や司会者の声・BGMなどの音声を調整する
スイッチャー:複数カメラの映像を切り替える
キャプチャーボード:撮影映像・音声をPCに取り込む
これらの配信機材をすべて自社で購入・管理するとなると、コスト面でも運用面でも負担が大きく、現実的ではないケースがほとんどです。
YouTubeライブの配信業者へ依頼すれば、これらの専門機材をすべてレンタルできるだけでなく、操作や設定もプロのオペレーターに任せられます。自社担当者は進行内容や資料作成など、コンテンツ制作に専念できるため、全体のクオリティ向上にもつながります。
スタジオ以外の会場からも配信できる

YouTubeライブの配信業者の中には、スタジオだけでなく、社内会議室や屋外、施設内などさまざまな場所からのライブ配信(ロケ中継)に対応している会社もあります。
自社のオフィスから配信したい場合はもちろん、設置場所から動かせない大型機械の紹介、実演が必要な現場、イベント会場からの中継など、環境に合わせたインターネット回線の構築や電源確保、機材の設置をまとめて依頼できる点は大きなメリットです。
さらに、現地の環境確認(ロケハン)から、必要機材の搬入・設置、当日のオペレーションまで、すべて代行業者が対応してくれるため、技術的な知識がなくても安心してライブ配信を実施できます。とくに屋外や特殊環境では通信の不安定さが課題になりやすいため、プロのサポートがあると品質面で大きな安心材料になります。
関連記事:ロケ映像配信の費用相場とは?必要な機材やスタッフの役割もご紹介!
映像・音声・進行のクオリティを高められる
プロの配信スタッフに依頼すれば、適切なカメラの切り替え、音声レベル調整、照明操作などによって、視聴者にストレスを与えないライブ配信を実現できます。複数のカメラを駆使した動きのある映像演出や、テロップ・ワイプなどを組み込んだテレビ番組のような高い表現力の配信にも対応できるため、ブランド価値を高めたい企業にとっても大きなメリットとなります。
また、配信中のモニタリングも任せられるため、音声が聞き取りづらい、画面が暗く見える、資料が読みづらいといったトラブルも事前に察知しやすくなります。状況に応じてその場で調整を行ってもらえるため、本番中も常に安定した配信品質を維持できます。
配信トラブル時もリカバリーできる
どれだけ準備を重ねても、回線トラブル、機材の不具合、予期せぬノイズなど、さまざまなトラブルが起こり得るのがライブ配信の特徴です。
しかしYouTube Liveの配信に精通した代行業者は、バックアップ体制の構築にも力を入れているため、万が一の配信トラブル時も迅速にリカバリーしてもらえます。トラブルによる配信中断は企業イメージに大きく影響するため、重要なイベントのときこそ、配信代行業者へ依頼してみてください。
YouTubeライブ配信代行の費用相場
YouTubeライブ配信の代行にかかる費用は、依頼内容や機材に左右されます。
| 予算 | 30万円 | 50万円 | 70万円 |
|---|---|---|---|
| 依頼内容 | 簡単な映像収録・ライブ配信 | リッチな演出配信全体のマネジメント | ライブ配信に関わること全般 |
| 配信内容 | 小規模ウェビナー社内イベント | 中規模ウェビナー(Q&Aコーナーなどを含む) 新商品発表会ライブコマース | 大規模な配信イベント |
| 機材の例 | カメラ:3台 スイッチャー:1台 ミキサー:1台 マイク:2台 パソコン:2台 スタッフ:3人 | カメラ:3台 スイッチャー:1台 ミキサー:1台 ワイヤレスマイク:4台 パソコン:3台 スタッフ:5人 | カメラ:4台 スイッチャー:1台 ミキサー:1台 ワイヤレスマイク:4台 パソコン:3台 スタッフ:7人 返しモニター:1台 映像素材各種(テロップ、背景画像など) |
上記の費用や機材内容は、あくまで一般的な目安となる一例です。実際の金額は、配信規模・演出の有無・会場環境・必要なスタッフ人数・機材構成などによって大きく変わります。
最低限の機材のみで配信する場合は30万円程度、リッチな演出も依頼したい場合は少なくとも70万円以上の予算を確保しておくとよいでしょう。
YouTubeライブ配信代行業者の選び方
YouTubeライブ配信代行業者を選ぶときは、費用の安さだけではなく、次のようなポイントを意識することが大切です。
- YouTubeライブ配信の実績があるか
- 配信機材・インターネット回線の構築体制が整っているか
- リハーサル・現場下見に対応しているか
- 料金体系が明確で、見積もりに抜け漏れがないか
- アーカイブ配信・オンデマンド編集に対応しているか
それぞれのポイントについて、詳しく紹介します。
YouTubeライブ配信の実績があるか
まず第一に、「YouTubeライブ」を使ったライブ配信の実績があるか確認してみてください。ライブ配信ができるツールにはさまざまな種類がありますが、それぞれ仕様が異なるため、YouTubeライブの運用に慣れている代行業者へ依頼したほうが、配信トラブルのリスクを減らせます。
過去の実績を確認し、ウェビナー、商品発表会、企業イベントなど、あなたの配信目的に近い案件を対応しているかどうかもチェックすると安心です。
配信機材・インターネット回線の構築体制が整っているか
高品質なライブ配信を実現するには、適切な機材とインターネット環境を用意する必要があります。そのため、配信機材・インターネット回線の構築体制が、バックアップを含めて整っているかどうかも確認してみてください。
技術的な観点のため判断が難しいかもしれませんが、ホームページで保有機材について詳しく紹介している代行業者なら信頼できるでしょう。
リハーサル・現場下見に対応しているか
ライブ配信を成功させるためにはリハーサルが欠かせませんが、必ずしもすべての配信代行業者が対応しているわけではありません。
リハーサルでは、映像・音声の最終確認、スライド切り替えのタイミング、配信スタッフのオペレーション動作など、当日の流れを本番同様に確認できます。
また、現場下見では、会場のレイアウト、電源位置、カメラの設置ポイント、インターネット回線の状況などを事前に把握し、必要な機材や設定を判断できるため、トラブルの予防につながります。
準備に万全を期すためにも、リハーサル・現場下見に対応している業者へ依頼しましょう。
料金体系が明確で、見積もりに抜け漏れがないか
費用が安い代行業者へ依頼するのも選択肢の一つですが、より確実にYouTubeライブを成功させるためには、料金体系が明確な代行業者へ依頼するのがおすすめです。
また、相場より安い見積もりを提示された場合、配信に必要な項目が漏れている可能性もあるため、次の費用が含まれているかも確認してみてください。
- 配信に必要な機材(PC・カメラ・マイク・照明など)
- 技術スタッフの派遣有無
- バックアップ体制
- リハーサルへの対応可否
アーカイブ配信・オンデマンド編集に対応しているか
YouTubeライブでは配信終了後、映像が自動的にYouTubeチャンネルにアーカイブとして保存されます。(※配信時間が12時間未満の場合)
しかし、中長期的な集客コンテンツ・ナレッジコンテンツとして活用したい場合は、不要な部分をカットしてもらったり、テロップを追加してもらったり、オンデマンド用に編集するのもおすすめです。
そのため、代行業者がアーカイブ配信・オンデマンド編集に対応しているかどうかも確認しておくとよいでしょう。
YouTubeライブ配信代行を依頼する流れ
それではYouTubeライブの配信を、代行業者へ依頼する流れについて見ていきましょう。
- ライブ配信代行会社へ相談
- 配信内容・進行の企画
- 配信機材・インターネット回線などの準備
- リハーサル・テスト配信
- ライブ配信本番
- アーカイブ配信・オンデマンド編集
各ステップごとに、どのような準備や作業が必要になるのか紹介します。
1.ライブ配信代行会社へ相談
まずは、YouTube Liveに対応した配信代行会社へ問い合わせ、以下のような項目を具体的に伝えます。
- ライブ配信の目的
- 想定視聴者数(参加者数)
- 配信したい内容
- 活用したい機能(チャット、資料投影、複数カメラなど)
- 希望する演出レベル
これらの情報をもとに、代行会社はサポート内容や必要な機材、スタッフ体制、概算費用を提案してくれます。提案内容と見積もりに納得できたら契約を結び、次の工程へ進みましょう。
2.配信内容・進行の企画
依頼する配信代行会社が決まったら、次に具体的な配信内容や進行スケジュールを企画していきます。経験豊富な配信業者であれば、過去の事例や視聴データをもとに、効果的な演出方法や構成案を提案してくれます。
配信の目的やターゲットに合わせて、最適な進行台本やスケジュールを作成することで、視聴者にとってわかりやすく、最後まで快適に見られるライブ配信を実現できます。
3.配信機材・インターネット回線などの準備
企画が固まったら、配信機材・インターネット回線などの準備を進めます。
カメラ・マイク・スイッチャー・照明・PCなどの機材手配から、回線速度の確保、バックアップ回線の構築、会場レイアウトに合わせた設置計画まで、プロが最適な形で準備を行います。必要に応じて配信ソフト(OBS など)の設定や、YouTube側の配信設定も代行してもらえることが多く、スムーズに本番を迎えられます。
配信スタジオ以外が会場の場合は、事前に現地調査も必要ですが、これも一任できるケースが多いです。
4.リハーサル・テスト配信
配信機材・インターネット回線を準備したら、リハーサルを実施します。本番と同じ進行でテストを行うことで、構成に無理がないか、時間配分が適切か、視聴者にとって見やすい演出になっているかを事前に確認できます。技術的な問題の有無は、配信代行会社がチェックしてくれます。
なお、YouTubeの「限定公開」や「非公開」設定を活用すれば、一般視聴者に見られることなくテスト配信を実施できます。配信画面の見え方や音声バランス、チャット機能の動作などを実際に視聴しながら確認できるため、配信本番に向けて不安を解消しやすくなります。
5.ライブ配信本番
ライブ配信の本番は、基本的にはリハーサル通りに進めれば問題ありません。余裕を持って本番に臨むためには、遅くとも開始時刻の1時間前には会場入りしておくといいでしょう。
なお、コメント・チャットを管理するモデレーターについては、社内スタッフが対応することもありますが、ライブ配信業者に任せることも可能です。
6.アーカイブ配信・オンデマンド編集
ライブ配信業者によっては、配信後のアーカイブ対応やオンデマンド動画の編集もサポートしてくれます。不要部分のカット、テロップの追加、音声のノイズ調整、チャプターの挿入など、視聴者が見やすい形に編集してもらえるため、そのまま企業の動画コンテンツとして活用しやすくなります。
YouTubeライブのメリットを最大限に活かすためにも、配信後はアーカイブ映像をYouTubeチャンネルに公開することをおすすめします。
YouTubeライブの配信業者おすすめ5選
それでは最後に、YouTubeライブの実績が豊富なおすすめの配信業者を5社紹介します。
1.ワンストップスタジオ東京

出典:ワンストップスタジオ東京
| 所在地 | 〈ワンストップスタジオ東京〉 〒101-0042 東京都千代田区神田東松下町38 鳥本鋼業ビル地下B2F 〈ワンストップスタジオ京都〉 〒600-8085 京都市下京区葛籠屋町514-1 |
| アクセス | 〈ワンストップスタジオ東京〉 【東京メトロ銀座線】神田駅より徒歩3分 【JR山手線】神田駅より徒歩3分 【都営地下鉄新宿線】岩本町駅より徒歩3分 〈ワンストップスタジオ京都〉 【京都市営地下鉄】四条駅 出入口3 徒歩8分 【阪急電車】烏丸駅 出入口5 徒歩10分 |
| 電話番号 | 東京:03-6206-0788 京都:075-708-5072 |
| 受付時間 | 9:00~21:00 |
ワンストップスタジオ東京は、YouTubeライブを用いたロケ配信・ハイブリッド配信・スタジオ配信に対応しています。
とくにロケ配信に精通しており、現場経験豊富なスタッフがインターネット回線の敷設を行います。場所を選ばず、安定感のある高品質配信を実現しやすいことが特徴です。複雑な画作りやシーン切り替えにも対応できる技術力があるため、表現力の高いライブ演出を求める企業にも適しています。
また、配信プランがパッケージ化されており、料金体系がわかりやすい点や、アーカイブ配信・オンデマンド配信までワンストップで依頼できる点も強みといえるでしょう。
企画フェーズからサポートしてもらうことも可能なため、ぜひ一度相談してみてください。
2.TOKYO LIVE STREAMING

| 所在地 | 〒101-0022 東京都千代田区神田練塀町73 プロミエ秋葉原601(東京オフィス) |
| アクセス | 【JR山手線】秋葉原駅より徒歩4分 |
| 電話番号 | 076-471-7630(富山本社) |
| 受付時間 | 8:30~17:00 |
TOKYO LIVE STREAMINGは、小規模なライブ配信から、官公庁が主催する大規模配信まで、幅広くサポートしている配信代行業者です。
年間300件以上のライブ配信をサポートしており、YouTubeライブの扱いにも慣れている点が強みといえるでしょう。会場手配や臨時インターネット回線の構築も任せられるため、ロケ配信をしたい場合も依頼可能です。
3.株式会社キャムキャスト7

出典:株式会社キャムキャスト7
| 所在地 | 〒550-0003 ⼤阪市⻄区京町堀1-4-3 TCFビル5F |
| アクセス | 【御堂筋線】淀屋橋駅より徒歩8分 |
| 電話番号 | 東京:03-4530-8467 大阪:06-6131-9995 |
| 受付時間 | 平日10:30〜17:00 |
株式会社キャムキャスト7は、ライブ中継のサポートを得意とする会社で、双方向コミュニケーションが求められるライブ配信や、メイン会場とサテライト会場を繋ぐ配信など、実績が豊富なことが特徴です。
カメラや音響機器などのレンタルやオペレーションにも対応しているため、高品質なロケ配信を実現したい場合は相談してみてください。
4.PLAY STUDIO

出典:PLAY STUDIO
| 所在地 | 〒150-0036 東京都渋谷区南平台町16‐28 Daiwa渋谷スクエア |
| アクセス | 【JR】渋谷駅より 徒歩12分 【京王井の頭線】神泉駅より 徒歩6分 |
| 電話番号 | 03-4563-9880 |
| 受付時間 | 平日 10:00 ~ 18:00 |
PLAY STUDIOは、数多くのウェビナーやトークイベントなどをサポートしてきた実績豊富なライブ配信配信代行業者です。カメラ1台のみでYouTubeライブを行うシンプルなプランを提供しているため、費用を抑えたい場合は相談してみてください。
ロケ配信にも対応しており、事前現地調査やインターネット回線敷設なども任せられます。
5.Live Cam

出典:Live Cam
| 所在地 | 〒193-0832 東京都八王子市散田町3-18-15 |
| アクセス | 【JR中央線】西八王子駅より徒歩3分 |
| 電話番号 | 042-661-3301 |
| 受付時間 | 10:00~19:00 |
Live Camは、YouTubeライブ配信やハイブリッド配信をサポートしている配信代行業者です。10万円未満でライブ配信をサポートしてくれる格安プランも提供しており、ネット回線・音響ラインの下見まで料金内で対応してもらえます。とくに平日の配信費用が安いため、一度相談してみてください。
まとめ
動画プラットフォーム「YouTube」は、オンデマンド配信だけではなく、ライブ配信にも活用できます。誰でも視聴しやすいほか、配信映像をYouTubeチャンネルに蓄積できるため、長期的な集客や動画マーケティングに活用できる点が大きなメリットです。
ただし高品質な映像・音声を届けるためには、一定の技術・機材が求められます。社内スタッフだけで運用するには負担が大きくなるケースもあるため、専門知識を持つYouTubeライブ配信の代行業者にサポートを依頼することをおすすめします。
動画マーケでは、YouTubeライブの実績が豊富で、動画編集を含むアフターフォローにも強い下記のライブ配信代行業者を推奨しています。YouTubeライブ配信を確実に成功させたい方は、ぜひ一度相談してみてください。
-
飯高 健吾
- 高性能のカメラや映像処理ソフトウェアを使いこなし、映像の品質と効果を最大限に引き出す。
さらに、彼は映像の編集やポストプロダクションのスキルも持っており、撮影から編集までの一連の作業を自身で行うことも可能。
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