【保存版】ABEMA Adsでの配信手法・ターゲティングをご紹介!
動画マーケティング

【保存版】ABEMA Adsでの配信手法・ターゲティングをご紹介!

ABEMA広告出稿

若年層を中心に圧倒的な人気を誇る動画配信サービス『ABEMA』。24時間365⽇で完全編成された『リニア配信(リアルタイム配信)』と、⾒逃しや限定コンテンツを好きなタイミングで視聴できる『ビデオ配信』を組み合わせたハイブリッドな仕組みが若年世代の支持を得ています。

そんなABEMAへの広告配信を希望する企業は年々増えており、広告の配信メニューやターゲティング手法もアップデート(機能拡張)が繰り返されてきました。その一方で、マーケティング担当者の方のなかには「ターゲティングが複雑すぎて、どのプランでの配信が最適なのか分からない」といった声も少なくありません。

そこで、当記事ではABEMA Ads(ABEMA広告の呼称)で活用できる配信手法ターゲティングを分かりやすく解説します。ABEMAでの広告出稿を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

図表で解説!ABEMA Adsの配信手法

ABEMA Adsには2つの配信メニュー(予約型配信 / 運用型配信)と2つのターゲティングメニュー(オーディエンス指定 / プログラム指定)が存在し、これらの組み合わせによって具体的な配信手法が決定します。こちらでは各メニューの詳細をご紹介します。

配信メニュー:『予約型配信』と『運用型配信』

予約型配信と運用型配信

ABEMA Adsへの出稿を検討するうえでは、まず『予約型配信』にするのか、それとも『CPM課金型』にするのかを選択する必要があります。それぞれの違いや特徴は下記のとおりです。

予約型配信運用型配信
定義良質なオーディエンス・配信⾯へ
優先的に配信するプレミアムなCM
プロモーションの⽬的やターゲットに合わせて
詳細にカスタマイズできるCM
特徴 視聴開始数が保証されている
意図したターゲットに確実に配信される
配信単価が割高
出稿条件(最低出稿/期間)のハードルが高め
詳細なターゲティングが可能
配信単価が割安
最低出稿金額や配信期間の縛りがない
視聴開始数の保証がない

『予約型配信』では、あらかじめ広告主のオーダーに応じて広告在庫(出稿枠)が確保されており、予算に見合ったインプレッション数を確実に稼ぐことが可能です。ただし、設定できるターゲティングには制限が多く、オーディエンスのカスタマイズ性が低いことが特徴として挙げられます。

一方、『運用型配信』は詳細なターゲティングが可能であり、『予約型配信』と比べて配信単価も割安です。ただし、視聴開始数の保証がないことから、オーディエンスの不足によって予算を満額消化できない可能性も0ではありません。その場合には、消化されなかった分の予算が返金されることとなります。

ターゲティングメニュー:『オーディエンス指定』と『プログラム指定』

「オーディエンス指定」と「プログラム指定」

配信メニュー(予約型配信 / 運用型配信)が決まれば、次はどのターゲティングメニューを活用するかを検討しましょう。

選択できるターゲティングメニューには『オーディエンス指定』と『プログラム指定』の2つのパターンがあり、それぞれの特徴は下記のとおりです。

オーディエンス指定プログラム指定
定義オーディエンス条件の指定が中心となる
ターゲティング手法
配信する場所(番組・ジャンル)の指定が
中心となるターゲティング手法
特徴 意図したターゲットへ配信可能
絞込みすぎるとオーディエンスが不足する可能性がある
潜在顧客層へのリーチ拡張性が低い
潜在顧客層へのリーチ拡張性が高い
オーディエンスが不足する懸念が少ない
意図したターゲット外にも広告が配信される

『オーディエンス指定』では、年齢・性別・エリアなど、オーディエンスの条件を指定するターゲット設定が中心となります。一方、『プログラム指定』では、CMを配信する場所(番組・ジャンル)の指定が中心となり、両者でターゲティングの性質が異なることが分かります。

ただし、「オーディエンス指定」のメニューであっても一部「プログラム指定」のようなターゲティングが活用できたり、その逆のケースもあることから、これらはあくまで性質であると捉えておくと良いでしょう。

配信・ターゲティングメニューの組み合わせによって配信手法が確定

ターゲティングメニューの組み合わせ

ABEMA Adsでは、先に紹介した配信メニューとターゲティングメニューの選択によって、最終的な配信手法が確定します。具体的には、下記のような配信手法が存在します。

予約型運用型
オーディエンス配信オーディエンスパッケージ
指定のオーディエンスに
優先的にCMを配信
オーディエンスマッチ
オーディエンス条件を
詳細に指定してCMを配信
プログラム配信プログラムパッケージ
パッケージ化された人気番組へ
優先的にCMを配信
プログラムマッチ
指定セグメントの視聴者含有が
多く見込まれる番組へCMを配信

それぞれのプランで活用できるターゲティング項目が異なるため、上記5つの配信手法から、自社の目的にもっとも合ったプランを選択する必要があります。次項では、各配信手法の概要と指定可能なターゲティング項目について解説します。

【予約型】オーディエンスパッケージ

【予約型】オーディエンスパッケージ
メニュー概要
オーディエンス指定オーディエンスの条件を指定可能
予約型配信対象ユーザーへ優先的にCMを配信

オーディエンスパッケージは、指定した条件に当てはまるオーディエンスに対して優先的にCMが配信されるインプレッション保証型の配信手法です。配信単価はCPM課金型と比べてやや割高ではありますが、設定したターゲットユーザー層に対して確実にインプレッションを稼ぐことが可能です。

ターゲティング可能な項目

性年代

マーケティング区分:TEEN(男女19歳以下)、M1(男性20〜34歳)、
F1(⼥性20〜34歳)、M2(男性35〜49歳)、F2(⼥性35〜49歳)、
M3(男性50歳〜)、F3(⼥性50歳〜)

10歳刻み:10代、20代、30代、40代、50代以上

エリア

都道府県単位で指定可能

番組ジャンル

スポーツ / 趣味 / ニュース / アニメ / 恋愛番組 / 韓流 / バラエティ など

キャリア

au、docomo、SoftBank

OS

iOS、Android

時間帯

1時間単位で指定可能

FQ制御 (※)

不可

※FQ = フリークエンシー。ユーザーあたり広告の接触回数を表す。

【予約型】プログラムパッケージ

【予約型】プログラムパッケージ
メニュー概要
プログラム指定番組・ジャンルを指定可能
予約型配信対象ユーザーへ優先的にCMを配信

プログラムパッケージは、パッケージ化されたABEMAの人気番組へ優先的にCMが配信されるインプレッション保証型の配信手法です。最低出稿金額などの出稿条件のハードルが高いものの、人気番組でのCM露出ができるため高い認知・ブランディング効果が期待できます。

ターゲティング可能な項目

番組プログラム

恋愛番組配信PKG

アニメスペシャル配信PKG

大相撲配信PKG

【動画マーケがおすすめ】 ABEMA広告で実績豊富!

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【運用型】オーディエンスマッチ

【運用型】オーディエンスマッチ
メニュー概要
オーディエンス指定オーディエンスの条件を指定可能
運用型配信⽬的やターゲットに合わせて詳細にカスタマイズ

オーディエンスマッチは、細かく条件指定したオーディエンスに対してCMが配信されるインプレッション非保証型の配信手法です。

年齢・性別・エリアなど一般的な属性データの他、ABEMA内で配信される番組ジャンルの指定や、テレビ視聴データと紐づけたターゲティングが可能です。

配信単価も安価な傾向にあるため、自社のターゲットユーザーに対してインプレッションを最大化したいときにオススメです。

ターゲティング可能な項目

性年代

マーケティング区分:TEEN(男女19歳以下)、M1(男性20〜34歳)、
F1(⼥性20〜34歳)、M2(男性35〜49歳)、F2(⼥性35〜49歳)、
M3(男性50歳〜)、F3(⼥性50歳〜)

10歳刻み:10代、20代、30代、40代、50代以上

エリア

都道府県単位で指定可能

番組ジャンル

スポーツ / 趣味 / アニメ / 恋愛番組 / 韓流 / バラエティ など 
※ニュース面は指定不可

番組視聴者

ABEMAの特定番組ジャンル視聴者に対するリターゲティング

キャリア

au、docomo、SoftBank

OS

iOS、Android

時間帯

1時間単位で指定可能

テレビ視聴頻度

ローテレ / ハイテレ

TVCM連動配信

特定のテレビCMに接触したユーザーへの配信・除外が可能
※性年齢・エリアまで組み合わせ可

FQ制御

可能

運用型ではユーザーの『テレビ視聴データ』と連携してターゲティングが可能

運用型の配信手法では、国内最大級のテレビ視聴データを持つSMN「TVBridge」と連動した配信が可能です。ユーザーのテレビ視聴頻度(ローテレ/ハイテレ)を指定したり、自社のテレビCMを視聴したユーザーを除外することでリーチ最大化を実現することができます。

【運用型】プログラムマッチ

【運用型】プログラムマッチ
メニュー概要
プログラム指定番組・ジャンルを指定可能
運用型配信⽬的やターゲットに合わせて詳細にカスタマイズ

プログラムマッチは、指定したターゲット視聴者層の含有率が高いとされる番組へCMが配信されるインプレッション非保証型の配信手法です。ユーザーの興味・関心や職業、購買行動、ライフステージなど幅広い項目から選択することができ、基本的なデモグラデータ(性年代・エリア)と掛け合わせた配信も可能です。

プログラムマッチは断定的にオーディエンスを定めるのではなく、指定したターゲット視聴者層を多く含む番組へCMが配信されるため、潜在顧客層へと効率的にリーチすることができます。ニッチな商材のプロモーションであったり、新たな顧客層を開拓したい広告主にオススメの配信手法です。

ターゲティング可能な項目

職業会社役員・経営者、会社員、パート・アルバイト など
購買各種 食料品、日用品、旅行、ギャンブル など
興味関心ダイエット、健康⾷品、料理、飲⾷、旅行(国内/海外)、
レジャー、スポーツ、美容 など
ライフステージ学生、末子小学生以下、末子中学生以上、シニア など
年収400万円未満、400万円~1,000万円未満、1,000万円以上
未既婚未婚、既婚
子供有無子供なし、子供あり
性年代マーケティング区分:TEEN(男女19歳以下)、M1(男性20〜34歳)、
F1(⼥性20〜34歳)、M2(男性35〜49歳)、F2(⼥性35〜49歳)、
M3(男性50歳〜)、F3(⼥性50歳〜)
エリア都道府県単位で指定可能
FQ制御不可

※データ提供元の都合によりセグメント提供が終了している場合があります。

既存客(自社見込み客)の類似層に幅広くリーチできる『カスタムセグメント』

プログラムマッチでは、自社ウェブサイトのアクセスデータやアプリ利用者から取得したデータをABEMAに連携し、ABEMAでの視聴傾向を分析したうえで最適な番組にCMを配信する『カスタムセグメント』が利用できます。

ウェブサイト広告主の場合は、ABEMAで発行されたピクセルタグをウェブサイトに設置することで、アクセスしたユーザーのログを収集。アプリ広告主の場合は、アプリ利用者のユーザーリスト(IDFA/ADID)をABEMAに連携します。

一定のデータ収集期間が必要となるため、配信開始の2週間前にはデータ収集を開始しておくことが推奨されています。

For CTV(コネクテッドTV配信)※2023年10月に廃止

For CTV

※この広告メニューは2023年10月のリニューアルにより廃止されています。

メニュー概要
デバイスCTVのみ
オーディエンス指定オーディエンスの条件を指定可能
CPM課金型配信⽬的やターゲットに合わせて詳細にカスタマイズ

For CTVは、CTV(コネクテッドTV)への配信に特化したインプレッション非保証型の配信手法です。

CTVでABEMAを視聴する際には初回利用時にアンケートが実施されますが、ここで収集・推定された高精度な1stPartyDataをターゲティングに活用できます。さらに、国勢調査上の属性情報(c-japan®36)やマーケットリサーチによって取得されたユーザー嗜好性に関する外部データと連携することで、詳細なターゲティングが可能となっています。

テレビ画面への配信は、PC・タブレット・スマートフォンなどの他のデバイスと比べて大画面であり、複数人で視聴される可能性が高いことから、認知・ブランディングにもっとも適したデバイスとして注目されています。ブランドリフト施策の一環としてABEMA Adsの実施を検討している企業にオススメです。

ターゲティング可能な項目

性年代

マーケティング区分:TEEN(男女19歳以下)、M1(男性20〜34歳)、
F1(⼥性20〜34歳)、M2(男性35〜49歳)、F2(⼥性35〜49歳)、
M3(男性50歳〜)、F3(⼥性50歳〜)

10歳刻み:10代、20代、30代、40代、50代以上

世帯特性

大カテゴリの例:都心 / 都市近郊 / 郊外型家族 / 大家族 など

小カテゴリの例:都心のファミリー / 一戸建てファミリー /
年金暮らし夫婦 / 田舎の大家族 など

興味関心

グルメ・食情報 / ゲーム / ショッピング・EC / スポーツ / ファッション /
教育 / 金融 / 携帯・スマホ / 健康・美容・化粧品 / 自動車・オートバイ /
ポータル・ニュース / ライフステージ / 不動産 / PC・電化製品 / SNS /
インターネットサービス / エンターテインメント / 書籍・文学 /
イベント・レジャー / テクノロジー など

TVCM連動配信

特定のテレビCMに接触したユーザーへの配信・除外が可能
※性年齢・エリアまで組み合わせ可

FQ制御

不可

まとめ

当記事でご紹介したとおり、ABEMA Adsの配信手法や活用できるターゲティングは幅広く、企業のさまざまな目的を達成するためのソリューションとなり得ます。ただし、各配信手法には向き・不向きがあり、活用できるターゲティング項目も多様であると同時に、非常に複雑とも言えるでしょう。

ABEMA Adsで最大のプロモーション効果を得るためにも、まずはABEMA AdsのCMプランニングに精通した代理店に相談し、出稿のプロから知見を得ることをオススメします。

動画マーケでは、プランニングから動画CM制作、ABEMA TV広告運用までを任せることができ、総合的に動画広告への運用実績が豊富な下記広告代理サービスをオススメしています。

【動画マーケがおすすめ】 ABEMA広告で実績豊富!

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撮影×編集×プランニング
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安藤 舞
制作会社から広告代理店へ。デジタル広告キャンペーンの立案や運営に携わる。
クライアントと密接に協力して、ブランドの目標に合わせたABEMAを活用したカスタム戦略を開発。
彼女の専門知識と洞察力により、クライアントの需要を正確に把握し、広告予算を最大限活用しながら効果的なキャンペーンを実施する。