4つのステップで簡単!CM出稿に必要な10桁CMコード申請手順&注意点
動画マーケティング

4つのステップで簡単!CM出稿に必要な10桁CMコードの申請手順&注意点

テレビCM出稿

テレビCMを出稿する際は、代理店経由ではなく自社で「10桁CMコード」を取得しなければならないため、初めてテレビCMに取り組む企業であれば、「10桁CMコード」の取得は非常に高いハードルだと感じるかもしれません。

この記事では、10桁CMコードの申請方法を4つの手順で解説します。これからテレビCMの出稿を考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

CM出稿に必要な10桁CMコードとは?

テレビCMに必要な10桁CMコードの仕組みについて解説します。10桁CMコードは前半の『広告事業者コード(4桁)』と、後半の『素材コード(6桁)』から成るコードです。

CM出稿に必要な10桁CMコードとは?

全ての広告素材には、この10桁のコードを付与しなければなりません。テレビCMを実際に放送するまでの間、この10桁CMコードはさまざまな場面で確認用IDとして使用されます。

また、放送後のCM管理にも10桁CMコードは不可欠です。たとえば、CMが放送されたことを証明する「放送確認書」も、10桁CMコードで管理されます。

放送確認書とは

CMが放送されたことを公式に証明してくれる書類。10桁CMコード、放送日時、放送秒数が記載されています。テレビ局が放送確認書を発行し、広告代理店経由で広告主に提出されることで、CM出稿料金が請求されます。
なお、報道特番など緊急の事情が発生し、予定していた枠以外でCMが流れた場合にも、放送確認書に理由が記載されます。

テレビCMを流す場合、10桁CMコードは次の画像のような流れで使用されます。

10桁CMコード使用の流れ

申請が必要なのは『広告事業者コード(4桁)』のみ

10桁CMコードのうち、申請が必要なのは『広告事業者コード(4桁)』のみです。『広告事業者コード』は1法人1コードとなり、各広告主ごとに取得しなければなりません

広告事業者コードを取得できる人・団体

広告事業者コードは法人以外に、法人格を持たない個人事業主や、単発事業(映画製作やイベント開催)の主体委員会・事務局でも取得できます。

たとえば、A社の「最新式の自転車X」について、広告代理店B社を通じてテレビCMを出稿するとします。この時、『広告事業者コード』はA社が取得せねばならず、広告代理店B社が代行することはできません。

『広告事業者コード』については、「共通コード管理センター」が発行します。

共通コード管理センターとは

社団法人日本民間放送局連盟と社団法人日本広告業協会が、日本アドバタイザーズ協会(旧 社団法人日本広告主協会)との合意のもと、共同で推進母体となり設立した団体です。

『広告事業者コード』の発行に費用はかかりません。(ただし、申請用紙の郵送費用はかかります。)

『素材コード(6桁)』は広告事業者自身(広告主)が発番・管理

10桁CMコードの後半6桁『素材コード』は、広告事業者自身(広告主)が発番・管理します。広告素材に対してコードはユニークである必要があるため、重複しないよう注意してください。

CM出稿に必要な10桁CMコード申請手順4ステップ

10桁CMコード申請手順

CM出稿に必要な10桁CMコードの申請手順は難しく感じるかもしれません。しかし、次の4ステップで簡単に発行できます。

  1. 申請書入力フォームへの入力
  2. 入力内容を印刷
  3. 担当者のサイン・捺印・郵送
  4. 通知を待つ

なお、二重発番していないか、広告事業者検索ページで事前に確認することをオススメします。

過去の担当者が既にコードを取得している場合がありますので、広告事業者名に自社名を入れて確認してみてください。なお、「広告事業者コード」は2005年9月以前は「広告主コード」という名称でした。社内に番号が保管されている可能性もありますので、念のため確認しておくと安心です。

1.申請書入力フォームへの入力

まずは申請書入力フォームへ、必要事項を入力します。正式社名・本社所在地は登記簿の内容を記載してください。

2.入力内容を印刷

つづいて、申請書をダウンロード・印刷します。

3.担当者のサイン・捺印・郵送

印刷した申請書に担当者が直筆で署名・捺印し、請書原本を共通コード管理センター宛に郵送してください。捺印は社印ではなく、担当者の認印で大丈夫です。

郵送先は下記になります。

住所〒104-0061 
東京都中央区銀座7-4-17 電通銀座ビル8F
共通コード管理センター
TEL03-5568-7565
FAX03-5568-7570

なお、広告事業主の担当者が直筆で署名・捺印した原本が必要なため、FAXでの申請はできません。また、郵送以外に宅配便やバイク便での申請は可能ですが、申請書の持ち込みは不可です。

4.通知を待つ

郵送後は、共通コード管理センターからの通知を待つのみです。発番されたら、申請者または申請代行者宛にE-mailで通知されます。

広告事業者コード発番までの期間は、申請書が郵送されたタイミングや書類不備の有無によって異なるため、スケジュールには余裕を持たせておきましょう。平日午前中に到着した申請用紙については、当日午後には発番作業が開始されるとされていますが、事務局の状況によっては発番まで2〜3営業日かかることもあります。

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コード発行時の5つの注意点

10桁CMコードを発行する際は、次の5つのポイントに注意してください。

  1. 広告事業者コードは必ず広告事業者自身(広告主)が取得する
  2. 正しく発行されたか検索して確認しよう
  3. 同一のCM素材には同一の10桁CMコードをつける
  4. 過去に付番した10桁CMコードは使わない
  5. 使用禁止文字に注意する

それぞれの詳細を解説します。

1.広告事業者コードは必ず広告事業者自身(広告主)が取得する

広告事業者コードは、必ず広告事業者自身(広告主)が取得しなければなりません。制作会社や広告代理店の名義で取得することは許されないため、注意してください。

なお、コードの取得方法は、広告代理店に聞いてみても良いでしょう。親切に教えてくれる代理店であれば、その後の広告制作でも信頼できると考えられます。

また、広告事業者コードは1法人1コードで取得するため、支店・支社単位で取得することはできません。仮に支店・支社単位でテレビCMを流したい場合も、広告事業者コードは本社と連携して取得しましょう。

2.正しく発行されたか検索して確認しよう

広告事業者コードが正しく発行されているか、広告事業者検索で検索してみてください。通知されたコードを打ち込み、社名と住所が正しい内容になっているか確認しましょう。

3.同一のCM素材には同一の10桁CMコードをつける

複数媒体(テレビ局)で出稿する場合でも、同一のCM素材には同じCMコードを付与しなければなりません。映像および音声が完全一致しているCM素材を出稿する場合は、コードの付与方法に注意してください。

なお、次に当てはまる場合は、同一のCM素材とはみなされません。

  • HD/SDが異なる素材
  • 画面比率(アスペクト比)が異なる素材
  • 音声種別(ステレオ・モノラル・5.1+S)が異なる素材
  • 秒数(15秒・30秒など)が異なる素材
  • 映像内容が些細な部分も異なる素材(字幕スーパーなど)
  • 音声内容が些細な部分も異なる素材(アナウンス内容など)

この場合、ユニークなCMコードを付与しなければならないことも覚えておきましょう。

4.過去に付番した10桁CMコードは使わない

過去に付番した10桁CMコードを使い回すことにも注意しましょう。何らかの事情・ミスによって放送できなかったCMの10桁CMコードを使いまわすことも避けてください。10桁CMコードは1CM素材=1コードとなることが前提です。

なお、前半の『広告事業者コード(4桁)』については共通コード管理センターで管理されているため検索できます。しかし、後半の『素材コード(6桁)』は広告事業者が管理しなければならないため、忘れてしまうと確認することが困難です。そのため、10桁CMコードは自社内で適切に管理するようにしましょう。

5.使用禁止文字に注意する

10桁CMコードには使用できない文字も存在します。数字との混同を避けるため、アルファベットの「I(アイ)」と「O(オー)」は使用してはいけません。また、『素材コード』完全6桁とするため「-(ハイフン)」「 (ブランク・空白)」も使用できません。

「I(アイ)」「O(オー)」「-(ハイフン)」「 (ブランク・空白)」以外の英数のみが、素材コードに使える文字です。

まとめ

『広告事業者コード(4桁)』の申請は、CMを流すために必ず必要な作業です。しかし、初めて申請する場合、何かと戸惑うことも多いでしょう。

テレビCMを初めて出稿する場合は、この記事の内容を参考にしつつ、丁寧にサポートしてくれる広告代理店に依頼した方が安心です。
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高橋 美咲
住宅販売のマーケティングチームにてオフライン施策のコミュニケーション戦略や
TVCMなどのマス広告を中心とした統合コミュニケーション戦略立案の展開や運用を経験。
現在は広告代理店にて上位の戦略から予算を抑えたコストパフォーマンスの良いプロモーションの戦略の立案まで幅広く、プランニングに従事。