【保存版】動画広告の媒体一覧|配信媒体の特徴や選び方のコツを徹底解説
動画マーケティング

【保存版】動画広告の媒体一覧|配信媒体の特徴や選び方のコツを徹底解説

動画広告全般

スマートフォンやコネクテッドTVが普及したことにより、これまで以上に動画広告の重要性が高まっています。しかし、動画広告にも多数の配信媒体が存在するため、それぞれの特徴やメリットを把握しきれないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、代表的な動画広告媒体13種類について解説します。それぞれ特徴目的別に適した媒体も紹介するので、動画広告の活用を考えている方はぜひ参考にしてください。

動画広告の型は2種類

動画広告の型は2種類

配信媒体には多くの種類がありますが、実は動画広告そのものにも2種類の型があります。

インストリーム広告アウトストリーム広告
動画(コンテンツ)内で配信動画(コンテンツ)外で配信

配信媒体への理解を深めるために、「インストリーム広告」と「アウトストリーム広告」の特徴についても知っておきましょう。

インストリーム広告

インストリーム広告

YouTubeなどの動画配信媒体で、動画コンテンツの再生前後・再生途中に表示されるのがインストリーム広告です。動画コンテンツと同じ大きさで配信されるため、視聴者の注目を集めやすい形態といえるでしょう。音声オンの状態がデフォルトなので、伝えられる情報量が多いことも特徴です。

インストリーム広告の中にも、配信形態が異なるいくつかの種類があります。

動画広告の挿入場所

  • プレロール広告:動画再生の前に表示
  • ミッドロール広告:動画再生中に表示
  • ポストロール広告:動画再生の後に表示

スキップ可否

  • スキッパブル:スキップ可能(5秒経過後)
  • ノンスキッパブル:スキップ不可(15秒以下が一般的)
  • バンパー広告:(6秒)

アウトストリーム広告

アウトストリーム広告

アウトストリーム広告は、動画(コンテンツ)の外に表示される広告です。いわゆるディスプレイ広告と同じ枠に表示されます。インストリーム広告のように配信枠が限定されないため、アウトストリーム広告の方がリーチ数を増やしやすいことが特徴です。

アウトストリーム広告にも配信枠の異なる種類があるため覚えておきましょう。

  • インバナー広告(バナー枠に表示)
  • インリード広告(記事やフィードの間に表示)
  • インタースティシャル広告(ページ遷移時に表示)

【13媒体】動画広告の媒体一覧

動画広告には非常に多くの媒体がありますが、代表的な媒体として次の13種類を理解して使い分けるといいでしょう。

媒体特徴
YouTube幅広い層にリーチニーズ顕在層にもアプローチしやすい
Facebook実名登録のため精密にターゲティングしやすい
InstagramFacebookと連携してターゲティングできる
X
(Twitter)
拡散性が高いバイラルマーケティングに最適
LinkedInBtoB特化型のSNS
Tiktok若年層に人気の媒体
Pinterest広告色を抑えて訴求しやすい
LINE他のSNS広告でリーチできない層にも訴求しやすい
GDN
(Googleディスプレイネットワーク)
非常に多くのユーザーにリーチできる
YDA
(Yahooディスプレイ広告)
Yahoo!ユーザーとの相性がいい
ABEMA TV「テレビ視聴データ」と連携した広告配信も可能
TVer広告リアルタイムでテレビを見ない層にもリーチしやすい
テレビCM短期間に大人数に訴求したい場合に最適

それぞれの媒体について詳しく解説します。

YouTube

YouTubeアイコン

動画広告といえばYouTube広告を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。YouTubeは日本国内だけでも月間アクティブユーザーが7,000万人以上いるため、幅広い層にリーチできる媒体です。

YouTubeは単なる動画視聴媒体ではなく、情報を探す検索媒体としても機能しています。悩み・ニーズが顕在化している層にもアプローチしやすいため、広告効果がでやすいこともポイントです。また、配信エリアや興味関心・性別・年齢・デバイスを絞ったターゲティング機能にも優れています

YouTube広告内にもいくつかの種類があり、代表的な配信方法は次のとおりです。

配信方法特徴
インストリーム広告5秒過ぎるとスキップ可能クリックまたは30秒以上の視聴で課金
インフィード動画広告検索結果・関連動画に表示クリックで課金
バンパー広告スキップ不可の6秒広告認知拡大に向いている
マストヘッド広告トップページに表示

YouTube広告の効果的な使い方としては、リマーケティングも挙げられます。自社サイトに訪問したユーザーにYouTube広告を配信し、さらにディスプレイ広告を表示させることで、Web全体で総合的なリマーケティングを実施できるのです。

関連記事:YouTube広告を出稿しよう!広告の仕組みや特徴、始め方を詳しく解説

【動画マーケがおすすめ】優れたターゲティングでYouTube広告の実績豊富!

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Facebook

Facebookアイコン

BtoBビジネスと相性がいいのがFacebook広告です。Facebookには実名や職歴・勤務先も登録されており、ビジネス関連の情報収集を目的としたユーザーが多いため、経営者層・管理職層に訴求しやすいといえるでしょう。

実名登録であることに付随して、デモグラフィック情報(居住地や年齢、性別)も細かく登録しているユーザーが多く、精密にターゲティングしやすいことも特徴です。

Facebook広告の動画広告で利用できるフォーマットは非常に多く、目的に応じて選び分ける必要があります。下記の表は代表例です。

配信方法特徴
FacebookフィードFacebookホームページの中央に表示される
(いわゆる投稿画面)
Facebook動画フィードFacebookニュースフィードで配信
Facebookストーリーズ縦型のフルスクリーン広告
オーガニックストーリーズの間で配信
Facebookインストリーム動画15秒以下の動画広告
クリエイターによる動画を視聴しているユーザーに配信
Facebook上の検索結果検索結果で配信

Instagram

Instagramアイコン

Instagramは画像や動画などフォトジェニックな投稿に特化したSNSです。いわゆる「映え」文化のSNSで、以前は画像メインの投稿が大多数でしたが、昨今は「リール」「ストーリーズ」などで動画を投稿するユーザーも増えています。Facebookと連携されているため、ターゲティング精度が高いことが特徴です。

配信方法特徴
Instagramフィードアプリを開いたときに表示される写真や動画のリストに配信
(いわゆる投稿画面)
Instagramストーリーズ縦型のフルスクリーン広告
オーガニックストーリーズの間で配信
Instagram発見タブオーガニックコンテンツの間に表示
Instagramリール縦型のフルスクリーン広告
没入感の高い広告
Instagramプロフィールフィード広告18歳以上のInstagram公開プロフィールの
フィードビューに掲載

X(Twitter)

Xアイコン

X(Twitter)は拡散力が強みのSNSです。広告コンテンツも「リポスト」「いいね」で拡散できるため、コンテンツの良し悪しによっては広告費以上の反応が期待できます

新規顧客にリーチしやすいことも特徴で、いわゆるバイラルマーケティングに最適です。

バイラルマーケティングのイメージ
バイラルマーケティングのイメージ

Xの動画広告は、文章とあわせて配信されることもポイントです。プロモ広告であれば280文字以内(日本語の全角文字では140文字以内)で記載できるため、キャッチーな文言を記載しておけばユーザーの目に留まりやすくなります。

LinkedIn

LinkedIn

LinkedInはBtoB特化型のSNSです。他のSNSではリーチできないコアなターゲットにもアプローチできます。Facebook以上に「所属会社名」や「部署名」「役職」などのビジネス情報を登録するSNSなので、より対法人営業に向いているといえるでしょう。

動画広告はLinkedInフィードに表示されます。LinkedInパートナーネットワークを有効にしておけば、サードパーティアプリやサイトに配信されることもポイントです。

とくに経営者層・マネジメント層をターゲットにしたい場合は、LinkedInに動画広告を配信してみてください。

Tiktok

Tiktokアイコン

TikTokは10代〜20代の利用者が多い、若年層に人気の媒体です。フォロー・フォロワーという概念ではなく、偶然見かける面白いコンテンツを求めて使っているユーザーが多いため、イノベーター層やアーリーアダプター層(新しい技術や製品の初期採用者)にアプローチしやすいともいえるでしょう。

スマホの縦画面を占有するフルスクリーン広告が特徴で、オーガニックコンテンツとの区別が薄いこともポイントです。

配信方法特徴
インフィード広告おすすめフィードに表示
運用型と予約型の2種類
Top Viewアプリ起動時に最初のインフィードとして表示
ハッシュタグチャレンジハッシュタグチャレンジページが生成
UGC生成による拡散・ブランディングにおすすめ
ブランドエフェクト自社ブランドにまつわる独自の動画エフェクトを作成

インフィード広告であれば安価に開始できるため、まずは運用型から始めてみてください。

Pinterest

Pinterestアイコン

Pinterestは自分の好きな画像や動画を集め、それらをシェアできるSNSです。YouTubeやInstagramと比べると知名度は高くありませんが、デザインやレシピのアイデアを探している人の間で広まっています。

そのようなアイデア集に紛れて広告配信できるPinterest広告は、広告色を抑えて訴求できることが特徴です。とくに料理関係やインテリア関係、ファッション関係との相性がいいため、デザイン性で訴求したい方はぜひ試してみてください。

配信方法特徴
スタンダード動画フィードで再生(音声なし)
動画をタップすると音声付きで再生
タブレットでも配信可能
ワイド動画フィードで再生(音声なし)
ボリュームボタンのオン/オフを切り替えると音声付きで再生

LINE

LINEアイコン

連絡手段として普及しているLINEでも動画広告を配信できます。LINEユーザーは日本国内で9,000万人を超えており、若者から高齢者まで幅広い層に訴求できることが特徴です。他のSNSでは取りこぼしてしまうターゲットにもリーチしたい時は、LINE広告を使ってみてください。

LINE広告の動画のフォーマットはCard(16:9)、Square(1:1)、Vertical(9:16)の3種類で、主な掲載面は次のとおりです。

配信方法特徴
LINE NEWS国内最⼤級のニュースコンテンツ
LINE VOOM旧タイムライン
「いいね」などのアクションも可能
LINEファミリーアプリ「LINEマンガ」や「LINE camera」などに配信
LINE広告ネットワークLINEのアドネットワーク
11,000を超えるメディアに配信可能
(「ウェザーニュース」や「クックパッド」など)

GDN(Googleディスプレイネットワーク)

GDNアイコン

Googleが運営するディスプレイ広告がGDN(Googleディスプレイネットワーク)です。GDNではYouTubeはもちろん、Google FinanceやGmailなど、他のGoogleサービスにも広告を流せます。さらに、Googleのパートナーサイト(Googleアドセンス導入サイト)やモバイルアプリにも配信できるため、非常に多くのユーザーにリーチできることが特徴です。

※Googleディスプレイ広告での動画広告には「レスポンシブ広告」フォーマットを利用し、画像の入稿も必須となります。

YDA(Yahooディスプレイ広告)

YDAアイコン

Yahoo!が運営するディスプレイ広告がYDA(Yahooディスプレイ広告)です。Yahoo! JAPANのサービス、たとえばYahoo!ニュースなどに配信できるため、Yahoo!ユーザーとの相性に優れています

Yahoo!は中年以降のPCユーザーが多い側面があるため、Googleではリーチできない層へも訴求できることがポイントです。

配信方法特徴
バナー広告内に文章は入らない
レスポンシブテキストや「もっと見る」ボタンなどもつけられる
デバイスごとの広告掲載面に柔軟に対応

ABEMA TV

ABEMA TVアイコン

ABEMA TVはオリジナルエピソードを24時間365日視聴できる「新しいテレビ媒体」です。「テレビ」と「ビデオ」のハイブリット型媒体ともいえ、リアルタイム放送以外に「見逃し配信」も行われています。とくに若年層を中心にユーザー数が増えており、テレビ離れが進んでいる層にもアプローチできることが特徴です。

そんなABEMA TVには広告代理店を経由して「ABEMA Ads」を出稿します。テレビCMに近い仕組みですが、デモグラフィック属性をもとにしたターゲティング機能なども用意されていることがポイントです。

視聴者の「テレビ視聴データ」と連携した広告配信も可能なので、ターゲットの絞り方には幅があります。(DSPサービス『TVBridge Ads』を使う場合)

関連記事:【保存版】ABEMA TVでCM出稿!ABEMA Adsの特徴や料金を解説

DSP(Demand-Side Platform)

広告配信者を対象としたプラットフォームのこと。広告枠の買い付け、掲載面の管理、オーディエンス(ユーザー)へのターゲティングを一元管理できます。

TVer広告

TVer広告アイコン

民放テレビ局の番組を無料で視聴できる見逃し配信サービスがTVerです。民放テレビ局が協力して運営しており、テレビ以外にスマートフォンやPCなどでも視聴できます。テレビ離れが進んでいる若者でも、好きな番組だけはTVerで見るという方が多いです。

動画素材はテレビCMとほぼ同じですが、配信先は大きく異なります。TVer本体からの出稿ではTVerサイト・アプリで放映されますが、DSPから出稿すれば次のような媒体にも配信可能です。

  • TVer
  • 民放テレビ局の自社サービス(FOD、TBS FREEなど)
  • シンジケーションサイト(GYAO!、ニコニコチャンネルなど)

関連記事:TVer広告の出稿の仕組み│広告規定と審査ポリシーを解説

テレビCM

テレビCMアイコン

最後に、伝統的な動画広告としてテレビCMも紹介します。テレビ番組の間に放映されるCMですが、実はいくつか種類があることをご存知でしょうか。

配信方法特徴
タイムCM指定の番組中で放映
最低1クール(3ヵ月間)契約
スポットCMテレビ局が指定した時間で放映
放送期間やCM投下量は柔軟に調整可能
スマートアドセールス
(SAS)
15秒のCMを一本単位で出稿

一口にテレビCMといっても出稿方法はさまざまで、各方法によって費用や向いている目的も異なります。出稿は必ず広告代理店を経由することになるので、興味がある方は一度相談してみてください。

関連記事:テレビCMの種類とは?スポットCMとタイムCMの違いや活用方法を解説

短期間に大人数に訴求したい場合には、テレビCMが最適です。

動画広告媒体の選び方

ここまで13種類の動画広告媒体を紹介しましたが、数が多すぎて選び方がわからないという方も多いかもしれません。広告媒体は次の4つの観点から選ぶことをおすすめします。

  • 利用者層(ターゲット層)
  • 課金方式
  • 拡散性(リーチできる範囲)
  • 広告出稿の目的

もしこれらの観点をふまえても媒体を選びきれない場合は、幅広い媒体を取り扱っている広告代理店に相談してみてください。

ここからは、選び方のポイントについて解説します。

利用者層(ターゲット層)

ターゲット層

まずは、アプローチしたいターゲット層をもとに考えてみましょう。たとえばファッションに興味のある女性をターゲットにしたいのであれば、Instagramの利用者層とマッチします。新しいもの好きであればTiktok、経営者層であればLinkedIn、デザイナーやクリエイターであればPinterestなど、それぞれのSNSによって利用者層は異なりますから、ターゲットがよく利用しているSNSについて調べてみてください

課金方式

課金方式についても判断材料になります。動画広告の課金方式としては、次の4種類が一般的です。

課金方式特徴媒体例
クリック
CPC(Cost Per Click)
クリックされた時に課金YouTubeはじめ多数
インプレッション
CPM(Cost Per Mille)
表示回数1,000回で課金YouTubeはじめ多数
視聴回数
CPV(Cost Per View)
視聴された時に課金Facebook、YouTubeなど
放映枠放送枠ごとに価格が定められているテレビCM

CPMとCPVは似ていますが、CPMが単なる表示であるのに対して、CPVは「10秒視聴」「30秒視聴」「完全視聴」などメディアによって定義が異なります。

基本的に、ほぼすべての媒体にCPCとCPMのプランが用意されていることが特徴です。LPへ遷移させることが目的であればCPCを、認知拡大が目的であればCPMを選ぶといいでしょう

拡散性(リーチできる範囲)

リーチできる範囲

媒体ごとの拡散性やリーチできる範囲も重要です。

たとえば同時にリーチできる人数で考えると、テレビCMが圧倒的に優れています。テレビCMというと高額なイメージがあるかもしれません。しかし実は、数百万人単位で訴求する場合のリーチ単価で考えると、テレビCMの方がWeb広告やSNS広告より安いことが多いです。

また、話題性やUGCの発生しやすさで考えると、X(Twitter)やTiktokなどユーザーが積極的に拡散・投稿してくれる媒体が優れています。

UGC(User-Generated Content)

ユーザー生成コンテンツ、すなわち一般ユーザーが投稿・共有したコンテンツのこと。口コミやブログは代表的なUGCとなります。

たとえばX(Twitter)で話題性のある動画広告を配信すれば、引用リポストをはじめとしたUGCも拡散し、広告費以上にリーチ数を伸ばせる可能性もあります。短期間で話題を作りたい場合は、リーチできる人数も考慮してみてください

広告出稿の目的

広告出稿の目的も媒体選びには欠かせない視点です。たとえば、認知拡大が目的であれば幅広い層が視聴するテレビCMが向いていますし、BASE(ECサイト)での販売が目的なら、連携機能のあるInstagram広告やFacebook広告と相性がいいです。商品LPに遷移させることが目的であれば、GDNやYDNでクリック数を増やした方がいいでしょう。

このように目的に応じて向いている広告媒体は異なりますから、複数の媒体に対応している広告代理店に相談してみてください

【動画マーケがおすすめ】優れたターゲティングでYouTube広告の実績豊富!

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動画広告で成果を出す3つのポイント

動画広告で成果を出すポイント

ここまで紹介した情報をふまえて、動画広告で成果を出すポイントを3つ紹介します。

  1. 広告出稿の目的を明確にする
  2. 媒体に合わせた動画コンテンツを作る
  3. 媒体ごとにターゲティング設定する

広告代理店と打ち合わせする際も、これらのポイントは意識しておきましょう。

1.広告出稿の目的を明確にする

最も重要なポイントは、広告出稿の目的を明確にすることです。広告の目的といえば「売上をアップすること」だと思うかもしれませんが、さらに因数分解すると次のような例が挙げられます。

  • リードからの問い合わせ・新規顧客の獲得
  • 商品・サービスの認知度
  • ブランディング・信頼感
  • 既存ユーザーへのフォローアップ・顧客ロイヤルティの育成

それぞれの目的によって効果を得やすい媒体や広告素材で伝えるべき内容は異なりますから、社内でしっかりと方向性を固め、目的を明確にしておきましょう。

2.媒体に合わせた動画コンテンツを制作する

広告媒体にあわせた動画コンテンツを制作することも重要です。たとえば、テレビCMやTVer広告では15秒~30秒のCMをすべて視聴してもらえるかもしれませんが、YouTube広告では最初の5秒でスキップされてしまうかもしれないため、冒頭で視聴者の興味を惹くようなクリエイティブにしなければなりません。

最も伝えたい内容を動画内でどのように構成するか、広告媒体の特性をふまえて考えなければならないのです。複数媒体の広告運用に対応していて、なおかつ映像制作にも精通している広告代理店であれば、媒体に適した動画コンテンツを制作してもらえるでしょう。

3.媒体ごとにターゲティング設定する

各広告媒体には、配信ユーザーを絞るターゲティング機能が用意されています。媒体ごとに設定しなければならないため、少し手間に感じるかもしれませんが、広告の費用対効果を高めるためにも必ず設定してください。

また、自社のホームページへ訪れたユーザーに限定して広告を流すリターゲティング設定では、HTMLなどの知識も必要です。自社だけでの運用に不安がある場合は、信頼できる広告代理店に依頼してください。

まとめ

動画コンテンツが一般化した現在では、非常に多くの媒体で動画広告を出稿できます。この記事で紹介した13媒体に限っても、それぞれ独自の特徴があることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

媒体特徴
YouTube幅広い層にリーチニーズ顕在層にもアプローチしやすい
Facebook実名登録のため精密にターゲティングしやすい
InstagramFacebookと連携してターゲティングできる
X
(Twitter)
拡散性が高いバイラルマーケティングに最適
LinkedInBtoB特化型のSNS
Tiktok若年層に人気の媒体
Pinterest広告色を抑えて訴求しやすい
LINE他のSNS広告でリーチできない層にも訴求しやすい
GDN
(Googleディスプレイネットワーク)
非常に多くのユーザーにリーチできる
YDA
(Yahooディスプレイ広告)
Yahoo!ユーザーとの相性がいい
ABEMA TV「テレビ視聴データ」と連携した広告配信も可能
TVer広告リアルタイムでテレビを見ない層にもリーチしやすい
テレビCM短期間に大人数に訴求したい場合に最適

動画広告を出稿する際は、これら媒体の特性と広告出稿の目的を組み合わせ、最適なプランを考えなければなりません。さらに、それぞれの媒体にあった動画素材を制作し、広告設定・ターゲティング設定をする必要があります。

どの媒体が適しているかわからないという方は、なるべく幅広い媒体を取り扱っている広告代理店に相談してみてください。映像制作やランディングページ制作にも対応している代理店であれば、動画広告に関係する全ての業務を一任できます。

動画マーケではWeb広告とSNS広告はもちろん、テレビCMやTVer広告、ABEMA Adsにまで対応している下記代理店を推奨しています。映像制作にも対応している動画マーケティングのスペシャリストなので、はじめて動画広告に挑戦するという方でも安心です。

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管野 優
BtoB、BtoC問わず幅広い領域で、動画を活用したマーケティングを支援。
SEOにも詳しく、動画フォーマットを基軸に、認知~獲得まで様々なKPIを指標としたプロモーションの提案・実行を担当。
動画メディアの中で最もシェアの広いYouTube広告をメインで担当するチームのマネージャーに。