映像制作の発注コストの抑え方:予算内に発注コストを抑えるマル秘ワザ
動画制作

映像制作の発注コストの抑え方:予算内に発注コストを抑えるマル秘ワザ

映像制作

映像制作は企業のマーケティング戦略において欠かせない要素の一つですが、予算を抑えつつ効果的な映像を制作することは、多くのマーケティング担当者にとっての重要な課題です。
そこで、この記事では、予算内で発注コストを抑えるテクニックについてご紹介します!無駄な費用をかけずに、効果的な映像制作を実現するための秘訣をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

映像制作の予算を明確にして発注する映像制作会社を慎重に選ぼう!

動画制作のプロジェクトを始めるにあたって、最も重要なのは映像制作会社選びです。大事な動画制作を進める前に使える予算を明確にして、その費用でできる最高のクオリティの映像を仕上げてくれる会社に発注することが、映像制作成功の第一歩です。

映像制作の予算を明確にして発注する映像制作会社を慎重に選ぼう!

事前に予算を明確にしよう!

映像制作の予算は、内容によってさまざまです。大掛かりな演出をたくさん盛り込んだり、リッチなCGを取り入れたりなど、やりたいことを盛り込みすぎると、あとから費用が上がってしまう事態にもなりかねません。

そんなことにならないためにも、事前に予算を明確にすることが重要です。予算を定める際には、映像の目的やターゲットオーディエンスを考慮し、どれくらい費用をかけるべきかをしっかり検討しましょう。明確な予算設定は、発注先を選ぶ際にも役立ちます。

動画・映像の制作会社は慎重に選ぼう

費用をできるだけ抑えたいとはいえ、安さだけを追求して発注先を選ぶのは危険です。制作会社の実績やクオリティ、信頼性を確認することは欠かせません。制作実績や過去の作品をチェックし、制作会社の得意分野やスタイルがこれから作りたい動画のニーズと合致しているかを検討しましょう。

また、制作会社とコミュニケーションが円滑に行えるかも重要なポイントです。お互いのビジョンや目標を共有し、意思疎通がスムーズなパートナーを選ぶことで、予算内での効果的な映像制作が可能となります。

予算を明確にし、発注先を慎重に選ぶことは、映像制作プロジェクトの成功において重要なステップです。予算設定により必要なリソースを適切に配分し、信頼できるパートナーとの良好な関係を築くことで、予算内で効果的な映像制作を実現することができるのです。

【見積項目別】発注コストを抑えるためにできること

予算が決まり、信頼できる発注先を見つけたら、映像制作の見積りの詳細を確認しながら、抑えられる部分のコストは抑えていきたいですよね。浮いた費用で、こだわりたいところにもっと予算を割くことも可能になるかもしれません。

映像制作の見積もりについては、下記の記事で詳しく解説しています。
映像制作の見積りを徹底解説:適正な価格で発注しよう!

全体の費用を検討するより見積項目ごとに工夫を凝らし、費用を削減できる方法を見つけていくことがコストを抑えるためのポイントです。ここからは、項目ごとに予算を抑えるヒントをご紹介していきます。

【企画・シナリオ費】制作会社に全部丸投げ?構成・企画を考えてみよう

【企画・シナリオ費】制作会社に全部丸投げ?構成・企画を考えてみよう

企画・シナリオ費は、映像の構成やストーリーボードの作成、テロップやナレーションの原稿制作など、映像制作の企画段階で行われる作業に対する費用です。

映像のコンセプトやメッセージを効果的に伝える映像を制作するためには、とても重要な作業になります。だからこそ、広告のプロに任せたい!と思われるのも当然ですが、どれだけ相手が広告のプロでも、その動画について一番よくわかっているのは、やはりクライアント側の社内ではないでしょうか?
制作会社にすべてを丸投げせず、自社内で構成や企画を考えることで、企画・シナリオの費用を抑えることができます。

映像制作における絵コンテ・シナリオの作り方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【絵コンテテンプレート付き】動画制作のシナリオ・絵コンテの作り方

内部のマーケティング担当者や製品の担当者などと協力し、動画に盛り込みたい具体的な要件やストーリーを明確化してみましょう。完成形でないとしても、企画やシナリオを一度つくってみることで、社内でやりたいことが明確になり、制作会社に任せる作業を最小限に抑えることができます。社内で方向性がしっかり固まっていれば、その後の制作会社への指示も明確化され、無駄な修正や追加作業も減るため、最終的に全体のコスト削減につながるでしょう。

下記より、絵コンテ/シナリオ作成のフォーマットがダウンロードできます。技術関連の動画やマニュアル・取扱い説明動画では、企業側がシナリオ作成に主導権を持って作成しやすい領域かと思いますので、コスト削減と合わせてご検討ください。

絵コンテ/シナリオ作成のフォーマットをダウンロード

【撮影費】本当に必要な撮影?カットやスタッフを減らしたりフリー素材も活用しよう

【撮影費】本当に必要な撮影?カットやスタッフを減らしたり、フリー素材も活用しよう

撮影には、スタジオ・カメラマン・撮影機材・モデル・ヘアメイク・スタイリストと多くの費用がかかるため、費用を抑える工夫ができるポイントはたくさんあります。

まずは、その撮影を本当にしなければならないのか、その必要性を検討しましょう。撮影自体をやめることが難しい場合には、必要最低限の撮影に絞ることでも費用を抑えられます。また、研修用の動画や説明用の動画など、映像の美しさやイメージを大切にした撮影が必要ではない場合には、自分たちで撮影してしまうというのも一つの選択肢です。最近では、スマートフォンなどもかなり映像のクオリティが上がっているので、必要十分な撮影を自分たちで行うことも可能でしょう。

また、雰囲気だけ伝われば良いという場合であれば、実際に撮影するのではなく、フリーで使える素材の活用も検討しましょう。映像や静止画の素材は、下記3つのサイトがおすすめです!無理な撮影を避けることで、費用をぐっと抑えることができます。

【映像/静止画のフリー素材】

  1. AdobeStock
  2. shutterstock
  3. iStock by Getty Images

フリー素材を使用する際の注意点などは、こちらの記事で詳しく解説しています。
【保存版】動画制作におすすめのフリー素材サイト10選|使用の注意点もご紹介

また、撮影の準備でもかなりの費用がかかります。例えば「ロケハン(下見)」も、できることは自社で対応して事前に必要な現場の情報をスタッフに伝えるなどすれば、当初1日半必要だったロケハンの予定が半日で済むなど、費用を抑えることは可能でしょう。小物や衣装の準備もスタイリストに任せず、自社で手配することができれば、その費用を抑えることもできるでしょう。

【動画マーケがおすすめ】映像制作のすべてが一社で完結!

【動画マーケがおすすめ】映像制作のすべてが一社で完結!
【動画マーケがおすすめ】映像制作のすべてが一社で完結!

【グラフィックパーツ・イラスト・CG制作費】WEBやカタログデータ・フリー素材を活用しよう

【グラフィックパーツ・イラスト・CG制作費】WEBやカタログデータ・フリー素材を活用しよう

グラフィックのパーツやイラストも、必ずゼロから作らなければならないものではありません。WEBやカタログデータなど、既存の素材を活用することで、グラフィックパーツやイラスト、CGの制作費を抑えることができます。制作会社に依頼する前に、社内で保有しているデザイン資産や画像データを確認し、再利用可能なものがあるかどうかをチェックしましょう。

イラストやCGも商業利用できるフリー素材が多く出ているので、そういったものを活用しながら費用を抑えていきましょう。先ほど、撮影のところでお伝えした下記サイトでは、映像、画像、だけでなく、著作権フリーで使えるイラストやデザイン素材も多数取り扱っています。

【フリー素材】

  1. AdobeStock
  2. shutterstock
  3. iStock by Getty Images

素材を購入する際の注意点としては、映像全体のトンマナを揃えること。イチから自分たちで撮影した映像に、自社で作成した素材を合わせる場合は、全体の世界観(トンマナ)の統一が可能ですが、フリーで販売されているものを手配する場合には、それぞれのトーンが違っている場合があります。
その場合には、編集の際に少し手を加えてトンマナを揃えたり、デザインをアレンジしたりする必要もあります。購入する際には、そういったことも踏まえて検討してくださいね。

【編集費】初めに明確な指示を出し、凝った演出はほどほどにしよう

【編集費】初めに明確な指示を出し、凝った演出はほどほどにしよう

編集費を抑えるためには、初めに明確な指示を出すことが重要です。編集の方向性や演出の要望を具体的に伝えることで、無駄な試行錯誤を減らし、効率的な編集作業を行うことができます。また、凝った演出や効果を必要最低限に抑えることも、コスト削減に繋がります。

編集の費用は、クライアント側で代わりにできる作業が少ないため見積り時に提示された金額を下げることが難しいことは否めません。せめて、事前に内容のすり合わせを慎重に行い明確な指示を出すことで、認識違いによる再修正など、追加費用が発生するような事態は避けていきたいですね。

【MA費】BGMは著作権的に使いやすいものを。ナレーターは宅録で安く済ませる時代

【MA費】BGMは著作権的に使いやすいものを。ナレーターは宅録で安く済ませる時代

BGMは、やはりゼロから作曲して作るより、著作権的に使いやすいフリー素材を使用する方が、断然費用をおさえられます。広告的な手法として耳に残るようなCMソングを使用する場合を除いて、オリジナルで制作することはほとんどありません。おすすめのBGM購入サイトは、こちらの3件です。

【フリーBGM】

  1. Premium Beat
  2. Audiostock
  3. POND5

また、本来ならば、音響効果の編集だけでも、その専門家がいて作業をするような領域になりますが、その部分もあまりこだわらないのであれば、簡易的な方法で済ませて、費用を抑えることができるでしょう。

ナレーションについては、スタジオでのレコーディングではなく、宅録で対応してもらうことも検討しましょう。現在、声を仕事にしている人の中には、自宅での録音に対応できる機材をそろえている人も増えてきています。自宅で使える高品質なホームレコーディング機材を活用することで、外部の録音スタジオを借りて録音する場合よりも費用を削減することができます。わざわざスタジオを借りて指示を出すほどでもない場合や、声の出演が短い場合などには、宅録でお手軽に済ませましょう!

宅録ナレーションの手配におすすめのナレーションキャスティング事務所は、こちらの記事でご紹介しています。
動画・映像の宅録ナレーションの手配におすすめのナレーターキャスティング事務所5選

まとめ

映像制作の発注の際に、費用を抑えられるポイントをお伝えさせていただきました。
ちょっとしたポイントをおさえることで、映像の制作費は抑えることができます。また、作りたい映像を明確にし、制作会社としっかりコミュニケーションをとることで、スムーズな映像制作の実現にもつながります。是非、今回紹介した発注コストを下げるためのワザに、できるものから取り組んでみてください!

映像制作では、きちんと細かな見積を提出してくれる信頼のおける制作会社への発注が欠かせません。パートナーとなる制作会社と信頼関係を築き、より良い動画を作成しましょう!
動画マーケでは、撮影から編集までをワンストップで行ってくれる下記の制作会社をおすすめしています。

【動画マーケがおすすめ】映像制作のすべてが一社で完結!

【動画マーケがおすすめ】映像制作のすべてが一社で完結!
【動画マーケがおすすめ】映像制作のすべてが一社で完結!

撮影×編集×Graphic
動画制作はJPCへ 

映像制作の見積り・相談はこちら
中島 英太
企業の会社紹介動画や販売PR映像などの制作実績を持つ。
クライアントや監督・ディレクターとの密接なコミュニケーションを大切にし、ビジョンを正確に捉えることが可能。また、チームとの協力も得意とし、撮影現場での円滑な作業とプロフェッショナリズムを重視している。